裏切りの
ゼロ「もう戻れないんだ...! 僕はケインと違って、君たちより妹をとった...」
カジナ「ハァ...ハァ...知らねぇよ...。だけど!お前がなんでそんな選択をしなきゃいけないんだ?」
ゼロ「...?」
カジナ「俺だって、仲間と兄弟とか...選べないし...。仲間を選んだら兄弟を裏切ることになっちゃうし...兄弟を選んだら仲間を裏切ることになっちゃう...」
ゼロ「....」
カジナ「それ..おかしいじゃんかよ...!」
ゼロ「....よく...分かった」
カジナの言葉がゼロの心をつき動かしたように、ベスト達には見えた
ベストはゼクロを警戒したが、いつの間にかゼクロはどこかに行っていた。
ベスト「ぜ、ゼロ! 今はゼクロもいない! 戻ってこいよ!」
ゼロ「で、でも今、アリア...それとココミたちがやられちゃうかもしれない...」
ベスト「そんなの分かんねえだろ!? 監視してるとも限らない!」
ゼロ「...考えても仕方ないね...よし、乗った!!」
カジナ「ゼロォ!!」
ベストも思わず心が明るくなる。
思わぬ所での「ギーシャ大幹部」との衝突。
これからどうなるかも分からないが、少しだけ希望が見えてきた気がした。
...が
何者かがどこからともなくやってきて、ゼロの腹を殴る
ゼロ「グフッ...!」
サンク「...!?」
カジナ「お、おいだ、誰だ!?」
ベスト「クソ...! 誰か見てやがったのか!?」
サンク「.....いや待て...あれは...」
サンクが動揺している。
カジナ「.....!」
サンク「パイヤーだ...!」
ゼロの腹を殴り、肩にかついでどこかに飛んでいく...
その影は、たしかに「P.P.P.Y」であった。




