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家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
6.5章 古代都市イアポニア
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獣神(3)

地下洞窟はグラグラと揺れ、今にも崩れそうだった。


ジモン「会ったばかりだが、この際仕方ない...俺の命をサンクに託すしかねぇな...」


黒虎「おい、お前1人で何する気だよ」


ジモン「俺ももう歳だ...いつ死んでもおかしくないが...不名誉な死に方だけはしたくねぇ、悪にも悪なりのプライドってもんがあるんだよ...!」


黒虎「大体わかったよ...サンク達を上に逃がして自分が囮になろうってんだろ?」


ジモン「物分りが早くて助かる...相棒...」


黒虎「それで死なれちゃ俺はどうすればいいんだ?」


ジモン「サンクを頼む...もう洞窟が崩れる、お前ら行け!!」


カジナ「お、おい! 1人で勝手に決めるなよ!」


サンク「親父! 親父1人じゃ無理に決まってる!!」


ベスト「......」


黒虎「お前の覚悟はよくわかった...いいだろう、あいつらを連れていく」


カジナ「おい! ちょっと待てよ! お前は相棒なんだろ!? 止めねぇのかよ!」


黒虎「....サンク、ベスト、カジナ。 辛いだろうが行くぞ」


カジナ「おい...!」


黒虎「このままじゃ洞窟は五分ほどで崩れる。 お前らにそれほどの力があるか?」


カジナ「それは...!」


黒虎「無論、それはあいつも、俺も一緒だ。 だがその神もただではすまないだろう。 あいつはお前らのために囮になるってわけだ...」


カジナ「だからってそんなこと...」


黒虎「甘いこと言ってんじゃねぇよ!!」


カジナ「....!」


黒虎「1人、2人かけようと、お前らは前に進み続けろ! 逃げるぞ!!」


ベストは黒虎の後に続く。

サンク、カジナも少し遅れて後に続いた

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作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
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