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家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
6.5章 古代都市イアポニア
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獣神(2)

マリシテンは、ベストらが見せた少しのスキをついて攻撃してくる


ベスト「うわっ! さすが神なだけあって頭もいいようだな

...」


アトラス「そいつは戦い方を熟知しているからな」


ベスト(でもなんか、同じような戦い方をする敵がいた気がする ...)


サンク「神通力!!」


しかし神通力はマリシテンには効いていない様子であった。


アトラス「なあ、オイ。神に神通力が効くと思うか...?」


ベスト「神には神通力が効かないのか!」


サンク「厄介だなこりゃ...!」


黒虎「いや、分かっただけいいだろう。無駄な体力を消費しなくてすむ」


ジモン「燃えちまえ...! 焼身波!!」


しかし、その攻撃も虚しく巨大な体の1部の毛が禿げおちただけであった。

そしてその部分も再び、毛に覆われてしまうのであった


カジナ「回復力がすごすぎる...」


サンク「なんか弱点はねえのかよ...!」


黒虎「あいつの身を守っているのは、恐らく「毛」だ」


ベスト「毛?」


黒虎「あいつの毛は恐らく鋼鉄にも匹敵するほど硬い。 よくみてみろ、一見柔軟に見えるが、少し掠れた壁に傷が付いている」


カジナ「で、でも毛が硬かったらハリネズミみたいになるんじゃないのか?」


黒虎「さぁな、だが壁に傷が付いてるのはどう説明する? 今の状況を見るに、あいつの毛は柔軟性もあり、鋼鉄にもでもある、いわば「最強」の毛だ」


アトラス「あらあら、強みに気づかれちゃったよ?」


マリシテンは奮起し、毛を飛ばしてくる


ベスト「うわっ、なんだこれ!」


サンク「フォース・バリア!!」


サンクが皆を神通力の膜で守る


ベスト「さ、さすがに貫通はしないか...」


サンク「い、いや、ギリギリだった...」


長く戦い過ぎたのか、はたまたそれも作戦なのか、地下の洞窟の上から、砂と泥が落ちてくるようになった。


カジナ「こ、ここ崩れちまうんじゃねーのか!?」


サンク「まずいな...なあアトラス! 場所は替えないのか?」


アトラス「なんだ、神アトラスと呼べ。 場所は替えんぞ」


カジナ「このままじゃイノシシもろとも生き埋めになっちまうよ!」


アトラス「そうなりたくなきゃ、マリシテンを倒すんだな」


黒虎「こりゃ相当やばいな...あの神、狂ってやがる」



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作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
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