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家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
6.5章 古代都市イアポニア
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獣神

アトラス「マリシテンの力を侮るなよ...?」


カジナ「こんなバケモン侮れるわけねーだろ!」


アトラス「マリシテンはな...実は過去に2度、負けたことがある」


黒虎「こんなバケモンを倒したやつが二人もいるのか?」


アトラス「1度目は"鳥獣の王"...」


ベスト「それって...!」


アトラス「やつは相当強かった...俺でも勝てるかどうか...」


サンク「それで、2人目は?」


アトラス「2度目の敗北、そいつは本人にとっちゃあとんでもなく屈辱的らしい」


マリシテンの息が荒くなる


アトラス「ギーシャ"アイオロス"...」


サンク「な、なんだと..?」


ベスト「あいつ、そんなに強いのか?」


サンク「最近大幹部に昇格したんだ...いままではパワーはあったけど、人格に難ありって、昇格はしないって言われてたんだが...」


アトラス「これでわかっただろう? こいつに勝てなきゃ、ギーシャの幹部に勝つことさえできない...」


黒虎「ようはこいつを倒せばいいってことだろ?」


アトラス「物分りが良くて助かるな、元ギーシャ」


黒虎「チッ、関係ねーよ」


マリシテンがこちらに突進してくる。


ベスト「お前ら! 気をつけろよ!」


サンク「なあ神様、容赦しなくていいのか?」


アトラス「当たり前だ」


サンク「"ワンキョク"!!」


しかし、その魔術はマリシテンには通用しない。


マリシテンの肉体は引き締まっており、並大抵のダメージじゃ喰らわないのである


カジナ「うぉぉぉお"鈍将"!!」


カジナが力の籠った一撃を放つ


マリシテンは一瞬揺らいだが、あまり聞いてないようだった。


カジナ「"巻風"! アチョーッ!!」


カジナがカンフーのスタイルで攻撃をする


ベスト「いつそんなの覚えたんだよ!」


カジナ「ガコクじゃ見せるところが無かったな! 俺は2週間でカンフーも習得したんだよ!」


サンク(ちょっとかっこいい...)


黒虎「ヒート・アイアン」


黒虎が鎧を熱する。


鉄が赤く染まるほどの温度を帯びた手甲で、マリシテンを殴る


マリシテン「グオオオオオオ!!」


マリシテンの鳴き声が響く


ジモン「おいカジナ! こいつを殴れ!」


カジナ「わ。わかった! 鈍波!!」


ジモンがカジナの一撃に波動をのせる。


マリシテンの体にとんでもない力が加わる。


マリシテン「グキャァァァァア!!」


マリシテンはそのまま、後ろに倒れる。


ジモン「けっ、口ほどにもねぇじゃねえかよ」


カジナ「もう倒しちゃったのか...?」


ベスト「す、すげえな! お前ら...」


サンク「いや、どうやらそう簡単には終わらせてくれないらしい」


マリシテンがムクっと立ち上がる。


既に傷は完治しており、体力も減っていないようだった。


ベスト「ど、どういうことだ...?」


ジモン「こいつ...不死身かよ...!」

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作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
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