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家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
6.5章 古代都市イアポニア
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地下の神

拓けた場所に行くと、どこからかアトラスの声がした


アトラス「勘違いするなよ? これは試験だ、ここで死ぬなら絶対にこの先死ぬ。ここを切り抜けろ、いいか?」


カジナ「な、なんでそんなこと決められなきゃなんねーんだよ!」


アトラス「黙れ、いいからこの試練を乗り越えるんだ!」


黒虎「この試練つったってなんもないんだが」


アトラス「ここの1部、ベスト、カジナなら知っているはずだ」


ベスト「な、なんだ?」


アトラス「お前らが転生してすぐ、まだお前らが豚だったころだ...。イノシシに会っただろう?」


ベスト「あ、あの死んじまったやつか...」


アトラスは笑みを浮かばせる


アトラス「奴は死んではいない、いや、死んではいるが...。まあ細かいことはなしだ、あいつの正体は...」


ベストとカジナは唾を飲み込む


アトラス「"神"だ」


ベスト「...!? か、神...?」


カジナ「ど、どういうことだよ...」


黒虎「おい、そのイノシシはこいつか?」


黒虎が指さす方向にはイノシシがちょこんと立っている


カジナ「こんなちっちゃなイノシシが神なわけないだろ...」


アトラス「そいつの名は"マリシテン"。獣を統べる神だ」


サンク「獣を統べる...神...」


アトラス「そいつは本能的に未来を見れる。お前たちを助けたのはお前らが今ここに来るのを予測したからだ... 」


カジナ「で、でも俺たちはイノシシの亡霊を見たんだぞ!?」


アトラス「そいつのもう1つの姿にすぎん...。そいつの本当の姿を見てみろよ...」


イノシシが大きな鳴き声をあげる。


イノシシは背中が割れ、四肢が伸び、筋肉質で巨大になってきた。


カジナ「おいおいおいおい」


黒虎「なんっだこりゃ...!」


ジモン「おもしれぇ神だな..」


彼らの目の前には、見るからに強大な神が立っていた。

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作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
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