宴のあと
宴が終わり、これからまだ冒険を続けるものたちが会議をしていた。
カジナ「その、イアポニアってところはどんなんだ?」
黒虎「古代都市って言われてるところだが、ひとっこひとりにいない」
ジモン「噂じゃ馬鹿でけぇケモノが出るって噂だからな。何が起こるか分からねぇ」
サンク「というか、親父はなんなんだ?」
ジモン「なんなんだっていうか...。 まぁ、お前の本当の父親ではないってことは知ってんだろ?」
サンク「ああ、ポセイドンから聞いた...」
ジモン「まあ詳しくは知らんが...。 お前の父親からお前を預かったって訳だ」
サンク「...俺の本当の父親を知ってるのか?」
ジモン「ああ、まぁいまは言いたくねぇが、とりあえずお前は俺の実子ではないってことだ」
黒虎「アイオロスに殺されたって聞いていたんだが...どういうことだ?」
ジモン「実を言うと、お前らがいた"亜人の森"を襲撃した頃から俺は"影武者"を使っていた。」
黒虎「なるほどな....本当にしたのか...」
ベスト「ちょっと待て、どういうことだ?」
ジモン「ギーシャ幹部全員に提案されていた"改造獣人案"」
カジナ「獣人...?」
ジモン「ああ、かつて存在していたとされる人間の亜種だ。生まれた理由は神人と獣神と呼ばれるやつが恋に落ちたことがきっかけだ」
カジナ「獣神か...。なんかかっこいいな...」
ジモン「そうして獣人は生まれたが、人間に迫害を受け、根絶やしにされる」
ココミ「酷いわ...」
ジモン「しかし、"死時計"を装着することにより、獣人になれるという装着が完成する」
サンク「死時計って、親父の腹にある...!」
ジモン「ああ、黒虎は噂で聞いていたと思うが、数年前から俺は死時計を装着し、人工的な獣人になってたんだ」
サンク「で、でもその話は影武者に関係ないだろ?」
ジモン「その日、たまたま死時計の手術でな...。 影武者をギーシャから配布されていた。だが、影武者は俺の特殊能力まではコピーはできないからな...。 サンクとキングな負けたんだ...」
黒虎「その後、アイオロスに影武者が殺されたってことか...」
ケイン「影武者かわいそうだな...。 アイオロスってやつは影武者ってことは知らなかったのか?」
ジモン「ああ、あいつはそんなことに興味はないからな」
ベスト「それで黒虎が俺らに寝返ったんだな」
ジモン「ああ、それで俺も自分の影武者を殺したやつも同じ組織にはいたくねぇと思ってな、ちょくちょくお前らを覗いてた」
ベスト「そ、そうか...」
カジナ「それでお前は俺らに着いてくるのか?」
ジモン「まあ、それ以外することがねぇからな。 お前らがいいなら着いていきたいと思ってる...いいか?」
ベスト「もちろんだ、じゃあその、イアポニアに行くのか?」
ココミ「それなんだけど、ゼロくんと妹のアリアちゃんを迎えにいかないとだから、私とケインとメインはゼロくん達が修行してる場所に行こうと思うの」
ベスト「そうか、カジナ、黒虎、サンク、ジモン、俺の5人はイアポニアに行くってことか?」
ココミ「そういうこと、いいわよね?」
ベスト「俺はいいし、みんなも良いだろ?」
カジナ「まあ別にいいよ!」
サンク「俺もイアポニアに行けばポセイドンを復活させる手がかりが掴めるかもしれないからな」
ベスト「そっちにもケインがいるし、到着出来ればゼロがいるから平気だな。 そうしよう」
こうして、新たなる目的地が決定したのだった




