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家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
6章 修羅の島 ガコク
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阿修羅(2)

阿修羅「ワハハハハ!! ついに倒れちゃったか! 暇つぶしもこれでおわりか!」


ベスト「まだ、終わっちゃいねえよ...!」


阿修羅「....。お前に用はない。」


阿修羅が効果した指でベストをデコピンする。


ベスト「うおっ!」


ベストは阿修羅のデコピンで吹っ飛ばされる。


サンク「"デッド・ワンキョク"!!」


サンクの背後から大きな腕で現れる。


さっきよりも明らかに大きく、強そうに変化している。


だがそれも、阿修羅に簡単に防御されてしまう。


サンク「...くそっ!!」


その時、黒虎が立ち上がる。


黒虎「ジモン...。 ずっと実力を隠してやがったな...。」


ジモン「....ハァ....まぁな....」


黒虎「それは俺もだ、ジモン。」


ジモン「....そうか...」


阿修羅は黒虎に杖を投げる。


それを黒虎は華麗に避ける。


阿修羅「まだ戦えるか...雑魚よ...」


黒虎の体の鎧が赤く光る。


黒虎「お前らに見せるのは初めてだったな...。おれの特殊能力は"熱"...!」


ベスト「黒虎....!」


黒虎「使うと異常に体力を消費するからあまり使いたくはないが...。 今から死んでもいい!」


阿修羅に黒虎が殴りかかる。


阿修羅「あちっ、こりゃ俺の鉄の皮膚に効くかもなぁ...?」


黒虎「そうだろ? 硬いだけのゴミが...!」


阿修羅「俺にはね、鬼の力もあるんだよッ!!」


阿修羅は黒虎を跳ね除ける。


すかさず黒虎の腹に杖を投げるが、黒虎はそれを掴み、折る。


阿修羅「俺の愛用している杖を...正気か....?」


黒虎「ああ...正気だよ...」


阿修羅「そんでもって俺にゃ、"神通力"もある...!」


黒虎の動きが封じられる。


黒虎「ぐ....」


メイン「負けないで...! 黒虎さん! "デイダ" セメント!!」


阿修羅の足元をメインが固める。


メイン「きっとすぐに溶けちゃうけど....」


阿修羅「めんどくさい...! 面白くないゲームはやりたくないんだっ!!!」


阿修羅がセメントに足を固められている隙に黒虎が殴りかかる。


阿修羅「ハァ....ガッハァ!!」


黒虎はジモンがヒビを入れたところにピンポイントで殴り、鉄の鎧を粉砕した。


阿修羅「ウガァァァア!!」


阿修羅は再び動こうとするが、サンクが神通力でそれを止める。


阿修羅「ぐっ....!」


黒虎「喰らえ..."ヒート・パンチ"!!」


熱い拳を阿修羅に食らわせる。


阿修羅は白目を向き、倒れる。


黒虎「ハァ...ハァ...。」


ベスト「す...すげぇぜ、黒虎...!」


黒虎「お前らのおかげだ....。」


ココミ「凄いわ......」


カジナ「ココミ、ケイン! 大丈夫か!?」


ケイン「ああ、俺は大丈夫だ...。」


カジナ「守れなくて...ごめん!!」


ケイン「いいよ...。 俺の体力不足だし..」


ココミ「私も魔力不足だしね...」


ベスト「とりあえず....港に行こうか...」


しかし、後ろで阿修羅が意識を取り戻していた。


阿修羅「俺の...最終奥義...."鬼神・アシュラ"!!!!」


阿修羅の後ろに謎の大きな影が見える。


ベスト「あ、阿修羅...!!」


しかし、阿修羅は目にも止まらぬ速さで吹っ飛んで行った。


カジナ「な、なにが起きたんだ...?」


???「お前ら....気に入った」

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作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
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