阿修羅(2)
阿修羅「ワハハハハ!! ついに倒れちゃったか! 暇つぶしもこれでおわりか!」
ベスト「まだ、終わっちゃいねえよ...!」
阿修羅「....。お前に用はない。」
阿修羅が効果した指でベストをデコピンする。
ベスト「うおっ!」
ベストは阿修羅のデコピンで吹っ飛ばされる。
サンク「"デッド・ワンキョク"!!」
サンクの背後から大きな腕で現れる。
さっきよりも明らかに大きく、強そうに変化している。
だがそれも、阿修羅に簡単に防御されてしまう。
サンク「...くそっ!!」
その時、黒虎が立ち上がる。
黒虎「ジモン...。 ずっと実力を隠してやがったな...。」
ジモン「....ハァ....まぁな....」
黒虎「それは俺もだ、ジモン。」
ジモン「....そうか...」
阿修羅は黒虎に杖を投げる。
それを黒虎は華麗に避ける。
阿修羅「まだ戦えるか...雑魚よ...」
黒虎の体の鎧が赤く光る。
黒虎「お前らに見せるのは初めてだったな...。おれの特殊能力は"熱"...!」
ベスト「黒虎....!」
黒虎「使うと異常に体力を消費するからあまり使いたくはないが...。 今から死んでもいい!」
阿修羅に黒虎が殴りかかる。
阿修羅「あちっ、こりゃ俺の鉄の皮膚に効くかもなぁ...?」
黒虎「そうだろ? 硬いだけのゴミが...!」
阿修羅「俺にはね、鬼の力もあるんだよッ!!」
阿修羅は黒虎を跳ね除ける。
すかさず黒虎の腹に杖を投げるが、黒虎はそれを掴み、折る。
阿修羅「俺の愛用している杖を...正気か....?」
黒虎「ああ...正気だよ...」
阿修羅「そんでもって俺にゃ、"神通力"もある...!」
黒虎の動きが封じられる。
黒虎「ぐ....」
メイン「負けないで...! 黒虎さん! "デイダ" セメント!!」
阿修羅の足元をメインが固める。
メイン「きっとすぐに溶けちゃうけど....」
阿修羅「めんどくさい...! 面白くないゲームはやりたくないんだっ!!!」
阿修羅がセメントに足を固められている隙に黒虎が殴りかかる。
阿修羅「ハァ....ガッハァ!!」
黒虎はジモンがヒビを入れたところにピンポイントで殴り、鉄の鎧を粉砕した。
阿修羅「ウガァァァア!!」
阿修羅は再び動こうとするが、サンクが神通力でそれを止める。
阿修羅「ぐっ....!」
黒虎「喰らえ..."ヒート・パンチ"!!」
熱い拳を阿修羅に食らわせる。
阿修羅は白目を向き、倒れる。
黒虎「ハァ...ハァ...。」
ベスト「す...すげぇぜ、黒虎...!」
黒虎「お前らのおかげだ....。」
ココミ「凄いわ......」
カジナ「ココミ、ケイン! 大丈夫か!?」
ケイン「ああ、俺は大丈夫だ...。」
カジナ「守れなくて...ごめん!!」
ケイン「いいよ...。 俺の体力不足だし..」
ココミ「私も魔力不足だしね...」
ベスト「とりあえず....港に行こうか...」
しかし、後ろで阿修羅が意識を取り戻していた。
阿修羅「俺の...最終奥義...."鬼神・アシュラ"!!!!」
阿修羅の後ろに謎の大きな影が見える。
ベスト「あ、阿修羅...!!」
しかし、阿修羅は目にも止まらぬ速さで吹っ飛んで行った。
カジナ「な、なにが起きたんだ...?」
???「お前ら....気に入った」




