阿修羅
阿修羅「この姿を見て、恐れなかったものはいない!」
阿修羅は3つの顔のうちの1つを動かして言う。
ジモン「けっ、気持ちわりぃな...。 それが本性だァ? ただ体のパーツがごちゃごちゃになっただけだろうが」
阿修羅「ワハハハハ!! これでもか?」
阿修羅の頭から角が生える。
阿修羅の肌の色も赤く染まり、それはまるで鬼のような姿になっていた。
阿修羅「私の特殊能力は「鬼」!! 全ての筋肉を増強し、角を生やし、歯を鋭くするのだ!」
ジモン「おいおい、どんだけ変化形態持ってるんだよ...!」
阿修羅「ワハハハハ!! さすがにビビっているな! 何故こんなに私が変化できるかわかるか!」
ベスト(なんでだ...? 神人が特殊能力を持っているのも初めて知ったのに...)
ジモン「そんなこと知ったこっちゃねぇよ...ただぶっ飛ばすだけだ」
ジモンが阿修羅に襲いかかる。
しかし、阿修羅はさっきと違い、吹っ飛ばず、その場でにやにやしている。
ジモン「....! どういうことだ...?」
阿修羅「ワハハハハ! ビビっているな! 俺のもうひとつの能力"硬化"だ...!」
ジモン「てめぇなんでそんなに能力を持ってやがる...!」
阿修羅「俺の頭は3つ。 ひとつの頭は頭を3つに増やし、2つ目の頭は鬼に変化。そして3つ目が硬化!! 俺に勝てるやつは誰もいねぇ!」
ベスト(そんなの...どうやっても勝てない...!)
ジモン「まずいな...。こりゃやべぇや...!」
阿修羅「ワハハハハ! 恐れおののけ! 今なら支配してやってもよいのだぞ?」
サンクが神通力のビームを飛ばす。
阿修羅「おやおや...。 これを見てもなお、攻撃してくるか...」
カジナも起き上がり、阿修羅にパンチを喰らわそうとする。
阿修羅「ワハハハハ! 弱い、弱いパンチなど、痛くも痒くもない!」
ベスト「お前ら、無理するな! やられるぞ!」
阿修羅「ワハハハハ! いい判断だ...! まあどっちにしろ死ぬのだが...!」
ベスト「...くっ!」
ジモン「まずいな...さっき力を使いすぎたせいで疲れてきちまった...」
阿修羅「まぁ、こんなもんか...」
ベスト(こんなところで...負けてしまうのか...?)
ジモン「ウラァ!!」
ジモンが最後の力を振り絞り、殴る
阿修羅の硬化した腕にヒビが入る。
阿修羅「ワハハハハ! 最後の力といったところか! この体にヒビを入れるとは、驚いた!」
ジモン「どうだクソ野郎..!」
阿修羅「まぁさっきの俺だったら危なかったかもな...。最初からそうしてれば良かったものを...」
ジモンは顔をしかめ、その場で倒れた。




