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家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
6章 修羅の島 ガコク
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阿々(2)

阿修羅「もう一人邪魔者が増えたな! めんどい! ワハハハハ!」


ジモン「てめぇ、人の息子に手ぇ出して、ただで済むと思うなよ?」


ジモンが手から衝撃波を放つ。


それはショックの波動より遥かに強く、阿修羅をはね飛ばした。


阿修羅「ワッハッハ! なかなかやるじゃないか! まぁ簡単なゲームよりは楽しい!」


ジモン「調子に乗ってるようだが...。弱いフィールドでしかいきがれない典型的な野郎だな...」


阿修羅「ワハハハハ! そっちこそ典型的な挑発だ」


ジモン「神人がどうだか、そんなもんをゴタゴタ言うやつは、嫌いなんで...」


(ジモン...。あいつは一体何者なんだ? 俺たちが倒した時と実力がまるで違う...)


ジモンは阿修羅を圧倒する。


阿修羅「ワハハハハ! 想像以上だ! まあ楽しければなんでもいい!」


ジモン「体力だけはあるようだが...それがいつまで続くかだな...」


阿修羅は圧倒され、吹っ飛ばされる。


だが、その表情にはどこか余裕があるように見えた。


ベスト(おかしい...あれだけ圧倒されていればどんなやつでも動揺するはずなのに...!)


阿修羅「お前の攻撃さぁ...長くね?」


阿修羅がもっている杖で反撃をする。


阿修羅「これからは俺のターンで...そうしなきゃつまんないから...」


ベスト(やっぱり、実力を隠していた...!)


ジモン「そう来なくっちゃだ...! おいあとそこの、1番意識があるやつ、余計なことは考えるなよ?」


ベスト(誰に言っているんだ...?)


ジモン「お前だよ、ブタだったはずの、今は人間の」


ベスト「俺か?」


ジモン「共闘とかされても足でまといにしかならねぇからな!」


ベスト「あ、ああ、分かってる」


ジモン「ならいい! はやく終わらせねぇと!」


阿修羅「随分余裕ぶっこいてるけど...。 ぶっちゃけどうよ?」


ジモン「うざってぇ野郎だ...」


阿修羅が本格的に反撃をし始める。


ジモン「グッ!」


阿修羅「暇つぶしもここまでかなぁ....?」


ジモン「調子に乗るんじゃ、ねぇ!!!」


ジモンがいままでで最も威力のある波動を出す


阿修羅は物凄い勢いで後ろに飛ばされる。


ベスト(や、やったのか...?)


阿修羅「なかなか...やるねぇ...」


ジモン「これでもやれねぇか...。 まぁこれを耐えれるやつなんかごまんといるからな!」


阿修羅「はァ...ちょっと油断した...」


ジモン「ふっ、これだからわけぇやつは!」


さっきと同じくらいの波動を再び打つ。


阿修羅「グハッ...グフッ...!」


ジモン「どうした? 終わりか?」


それでも阿修羅は少し笑っているように見える。


ベスト「気をつけろ! そいつはなにか企んでるはずだ!」


ジモン「もうそんな力は残ってねぇだろ...」


阿修羅「正解〜。 実は本当はこんな姿でしたー。」


阿修羅はいつの間にか大柄になっていた。


そして、なによりベストを驚かしたのは、頭が3つあり、腕が6本に増えているという奇妙な変化であった。

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作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
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