質
"質"(ベスト、ココミ、サンク、ルビー)
ベスト「ここって...どこだ?」
サンク「俺たちは阿修羅とかいうやつに飛ばされたっぽいな」
ベスト「いや、阿修羅の近くにいた"スチューベン"ってやつの能力だと思う」
ココミ「スチューベンって...誰だっけ?」
ベスト「案内してくれた人だ」
ココミ「あの、紳士的な?」
ベスト「ああ、そうだ」
ルビー「おいおい、そんな無駄話してる場合じゃないんじゃねーか?」
サンク「それもそうだな...出口を探そう...」
サンクが腰を上げた時、遠くから声が聞こえた
???「おいおい、この"質の間"に来て生き延びようってのか?」
ベスト「...?」
サンク「誰だてめぇ」
???「俺は"Mr.ショック"。質の間、責任者だ」
ココミ「不思議な名前ね」
ショック「おいそこのアマ、今なんつった?」
ココミ「不思議な名前だって言っただけよ」
ショック「ウルァ!!」
ショックの手から何か、衝撃波のようなものが放たれる
ベスト「ココミ、危ないっ!」
ベストがココミを庇って衝撃波を受ける。
ベスト「...なるほどな...。波動使いってわけか...」
ショック「"波動の王"Mr.ショックとは俺の事ォ!! この質の間に来たからには覚悟しやがれ!!」
サンク「"ワンシュ"!!」
サンクの後ろから大きな腕のようなものが現れる
ショック「"波動壁"」
それをすかさずショックは波動でガードする
ベスト「波動でそんなこともできるのか...」
ルビー「サンクの野郎、いつそんな技を使えるようになったんだ?」
サンク「前から少しはできていたんがな...。本当は魔獣の全身を召喚したいんだが...体の1部じゃかっこ悪いからな..」
ルビー「ナッハッハッ! まぁそんなところだと思ったぜ! "酒乱華"!!」
酒のようなものがそこら中に飛び散る
ルビー「お前ら、その周りには近付くな!」
ショック「小賢しい真似しやがって、よく分からんが...」
ルビーがそこにマッチで火をつける
ショック「...まさか!」
たちまち火はアルコールに点火し、ショックの周りを炎が包む
ルビー「火酒銃!!」
ルビーは拳銃のようなものの先端に火をつける
ルビーが引き金を引くと、拳銃の口から火を纏った酒が発射される
ベスト「なんだありゃ...」
火は勢いを強めショックに向かって行く
ショック「あちぃ....!」
ココミ「この人...強い...!」
ショック「...だが暑いだけのこと..."波動風"!!」
波動によって起こされた風で、火は鎮火してしまう。
ルビー「どうなってんだこりゃ...」
ベスト「さっきまで燃え盛ってたのに...」
ショック「俺はお前たちとは...レベルが違ぇんで...お前らが俺に勝つのは...無理だ!」
ショックの波動によって、ベストたちは吹っ飛ばされる
ベスト「こいつ...波動が強すぎる...どうにかして、波動を打ち破らなくては...」




