合流そして地上へ
黒虎「...とりあえず、地下から出よう」
サンク「どうした、お前らなんか元気なくないか?」
黒虎「気にするな、とりあえず行くぞ」
カジナ「黒虎...」
牢獄の階段を上がっていく
その途中で、ある男に出会った。
サンク「てめぇは、モーゼル!!」
モーゼル「俺はお前のおかげで目が覚めた...」
ベスト「なんだ、こいつ知り合いなのか?」
サンク「ああ、だが、敵だ」
モーゼル「まぁとりあえず話しを聞いてくれ、特にお前だ、黒虎とかいうやつ」
黒虎「なんだ、俺はお前なんか知らねぇぞ」
モーゼル「俺は実は話を聞いていたんだが...お前、ここ出身らしいな」
黒虎「ああ、それがどうかしたか?」
モーゼル「5年前、この島は崩壊した」
黒虎「...どういうことだ?」
モーゼル「圧倒的な力を持った人間、『阿修羅』が来たんだ」
サンク「阿修羅...」
黒虎「おい、阿修羅がきてどうなったんだ
モーゼル「気持ちは分かる。俺も実はこの島出身なんだが...。その時に戦闘力がある男たちは洗脳され、阿修羅達のいいなりになっちまったんだ」
ココミ「ってことは、あの看守さん達も...」
黒虎「...つまり、ガコクはその阿修羅達に支配されてるってことか?」
モーゼル「ああ、俺はサンクにぶっ倒された時、頭を売ったらしい。それで洗脳は解けた。つまり他の奴らも記憶は戻るってことだ」
黒虎「だが、デベンさんとザングさんがやられた相手に俺が勝てるとはどうも思えない」
モーゼル「その仲間たちはどうした?」
黒虎「いや...こいつらは事情があるし、ここを救う理由がない」
ベスト「おい、そんなんで故郷を捨てていいのかよ」
黒虎「...お前..」
ベスト「俺らも手伝ってやるよ、いいだろ? みんな」
カジナ「もちろんだ!」
サンク「俺はいいが、ルビーとルネツァンはどうすんだ?」
ルビー「ナッハッハッ!! 俺は恩は返すタイプなんだよ! 付いてくぜ!」
ルネツァン「まぁ、どうせここから出てもやることないしな、協力くらいはしてやろう」
黒虎「...感謝する、お前たち」
したっぱA「俺たちのことも忘れないでくださいよ! 黒虎様!」
黒虎「...分かってる...」
ベスト「とりあえず、地上に出ようか」




