表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
6章 修羅の島 ガコク
159/288

脱走

サンク「いいか? 見てろよ...このネズミは絶対帰ってくるからな...」


サンクは自慢げに2人に言う


ルビー「ナッハッハッ、面白いネズミだなぁ!」


サンクがネズミを放す


ルネツァン「そのまま帰ってこなくても知らんぞ」


サンク「鍵はあそこの部屋にあるんだ...」


ルビー「! なんでそんなのが分かるんだ?」


サンク「ネズミがあの部屋の中に入ってったからだ」


ルネツァン「バカバカしい...。無計画すぎる...」


ルビー「ナッハッハッ! いいじゃねえか!」


ネズミがなにかをくわえて戻ってくる


サンク「ほら、見てみろ」


ルネツァン「ま、まさか...あれは...」


ルビー「ナッハッハッ!! さらにおもしれえな!」


ネズミは鍵をくわえていた。


サンク「これをここに...」


ガチャン!と音がする


ルネツァン「......!」


ルビー「こりゃ驚いたな...」


そのころ、看守たちは


"猛犬"デベン

「...今、鍵が開く音がしたな...」


"狂犬"ザング

「久々に...脱獄者か?」


デベン「可能性は低いが...一応行ってくる...」


ザング「弱ぇんだから、死なないようにしろよ」


デベン「弱くねぇわ! おめぇより強ぇわ!」


ザング「どうだかなぁ...。」


その時、鍵が開く音がした方とはまた逆の方向から、大きな音が響いてきた


ザング「おいおい...今の音はさすがにやべぇんじゃねえか?」


デベン「お前が1人じゃ怖ぇってんならついていってやってもいいが?」


ザング「馬鹿言え、行ってくる」


デベン「おお、死んどけカス」


ザング「こっちのセリフだクソ野郎」


ーーーーーー

大きな音の正体は、カジナが檻を粉砕した音だった


ベスト「す、すげぇ...」


カジナ「どうだ! この力!」


ココミ「カジナ、素敵!」


カジナ「うふぇへへ...。」


黒虎「凄いが、音が出すぎだ、看守が来るぞ...」


ザング「お呼びで? クソ野郎!」


黒虎「...! ザングさん!」


ケイン「これが"狂犬"か....!」


ベスト「おい!黒虎、知り合いじゃねえのか?!」


黒虎「知り合い...だが!」


ザング「クソ野郎共...よくも檻を破ってくれたな...」


メイン「あんた達こそ私たちを騙したでしょ!」


ザング「フハハハ! 騙される方がバカだ!」


黒虎「こんなこと言う人ではなかった...ザングさんは!」


ザング「...貴様は誰だ?」


黒虎「....!!」


ザング「まぁいい、殺そう」


黒虎はショックで動けていない


ザングは鋭い爪をかざす


ザング「殺爪!!」


ザングは黒虎をさそうとする


ガキィン!!

牢屋に金属と金属がぶつかり合う音が響く


ベスト「黒虎の知り合いじゃねぇなら...ぶっ倒してやる...!」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ