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家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜  作者: らっぺん
6章 修羅の島 ガコク
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脱出計画(2)

ベスト「とりあえず...ここはどこなんだ?」


黒虎「ここは恐らく、"絶対要塞"マメルテミス」


カジナ「なんか恐ろしい名前だな...」


黒虎「俺がこの島に住んでた時は、そう呼ばれていた」


ベスト「なんか脱出できる方法はないのか?」


黒虎「かつて脱獄できたものはいない...」


ケイン「でもここ看守とかいないよな? 檻さえ壊せれば外に出れるんじゃないか?」


黒虎「さぁな...。だが、絶対要塞には強力な看守が2人いたはずだ」


ベスト「...」


黒虎「1人目は"猛犬"デベン...そした2人目は"狂犬"ザングだ」


メイン「どのくらいの強さなの?」


黒虎「おれが10歳の頃、1戦交えたことがある」


ケイン「勝敗は?」


黒虎「完敗さ...。1太刀も食らわせることができなかった」


ベスト「...相当強い相手ってことだな...」


黒虎「だが、やつらは恐ろしく、屈強な体とはうらはらに、正義の心は持っていた」


ケイン「つまり、今もそいつらが看守って可能性は低いんだな?」


黒虎「まぁな...」


カジナ「でも外に出ないと死ぬまでここなんだろ? だったら行くしかねぇじゃねえか」


ベスト「ああ...。誰か檻を壊せるやつはいるか?」


カジナ「俺ならできるかも!」


ベスト「本当か? 確かにクマの時は出来たかもしれないけど、今のお前はほとんど人間だぞ?」


カジナがにやりと笑う


カジナ「俺をなめないで貰いたいな! 状態変化!!フォルム"ビッグベア"!!」


カジナの姿が大きくなる。

さっきまで毛が生えていなかったところに毛が生え始め、身長はさっきの3倍ほどになっていた。


ベスト「おいおい...普通のクマよりでかいじゃねえか...」


カジナ「檻くらい簡単に壊せるぜ!」


ーーーー

サンク「いいか? お前らも来るんだろ?」


ルビー「こんなチャンスはねぇからな...ナッハッハッ!」


ルネツァン「俺もビビるほど雑魚じゃない...着いていってやろう...」


サンク「お前らの戦闘力は知らねぇが、心強い!」


ルビー「ナッハッハッ! 俺らをなめてんなよ!」


ルネツァン「早くそのネズミとやらを放すんだ」


サンク「こいつで鍵を取ってきてくれれば、全てが安全に終わる、頑張ってくれよ...」


ネズミがチュウチュウと鳴く


ルビー「! 意志が通じてるのか?」


サンク「多分な。魔獣は人の言葉を理解出来るっぽいんだ」


ルビー「おもしれぇな!」


ルネツァン「猛犬との戦闘はおそらく避けられない。油断するなよ」


サンク「おう!」

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作者Twitter https://twitter.com/Rappen_77?s=09
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