文化祭の終幕 後編
アルマテイア学園は爆発し、壊滅した。
しかし、その規模に比べて死者は1人と公表された。
カジナ「なあ、ベスト。これからどうするんだ? 優秀な成績を残して、特別授業...とか言ってたけど、その授業は愚か、学園が潰れちゃったんだろ」
ベスト「うーん...とりあえず、ここまで送ってくれた友達に挨拶しにいって...その後は...」
黒虎「ガコクに行くってのは、どうだ?」
ベスト「ガコク?」
黒虎「ああ、確かにギーシャを倒すのも重要だが、みんな疲れてるだろ、だから、旅行だ」
メイン「なにそれ! 楽しそうね!」
黒虎「だろ! ガコクってのはここからちょっと離れた離島でな...」
黒虎は嬉嬉として話を続けている。
サンク「それはともかく、ベストの学園生活は、無駄になっちまったってことか?」
ベスト「...。 まあ、無駄ではなかったかな...」
サンク「そうか...そういえば、あの陰陽師はどこいったんだ?」
ベスト「ああ、ゼロか、ゼロは、バイトじゃないかな?」
サンク「あいつを最後に見たの、いつだ?」
ベスト「えっと...ノロシの時だから...2週間かな?」
サンク「そんな長く帰ってきてないって、ちょっとおかしくないか?」
ベスト「ま、まあ言われてみれば...」
ココミ「あれ? 聞いてないの? ゼロは修行に行ったわよ」
カジナ「修行?」
ココミ「ええ、1週間くらい前、魔術の練習してたら、急に訪れてきてね、で、1ヶ月後に迎えに来てくれって」
サンク「はぁ? 迎えに? なんで俺らが?」
ココミ「道に迷ったら大変だから...とか言ってたわ」
サンク「意味わかんねえ...」
ベスト「まあ、行くところがなかったし、その、ガコクってところに旅行に行ったらそっちに行こうぜ」
カジナ「その修行に行った場所ってのはどこなんだ?」
ココミ「えっと...S.Zとか言ったかしら」
黒虎「よし! これで当分の計画は決まったな! 今夜は宴だ!」
ベスト(どっちかっていうとマイナスな事件が起きたんだけどな...。まあ、楽しいならいいか!)




