波乱の生徒会選
生徒会選挙前日に人が殺される。
今までにない波乱の生徒会選である。
生徒会長以外の選挙は、もう既に終わっていた。
新副生徒会長「マーク」
新生徒会書記「メクヨ」「バイヲ」
新生徒会会計「ガネーシャ」
新生徒会役員「ソウリョン」「ヘンク」
残りは生徒会長ただ1人。
モクレンと、ヤコンは対峙していた。
コートの上で。
ベスト「ここで試合をすんのか...そりゃ重要だわな...」
モクレン「あー、油断しちまいそうだぁー」
ヤコン「こっちのセリフだー、相手が明らかに弱そうだからなぁー」
モクレン「ふっ、ザコが何言ってやがる」
ヤコン「いるんだよなぁ、そうやって始めたばっかなのにイキるやつが!」
モクレン「ゴフッ!!」
波動がモクレンを直撃する。
モクレン「ソード・"ジュラ紀"」
モクレンの刀が白く染まる。
マーク「いつの間に形状変化を習得してたんだ...」
モクレン「ソード・マイシェル!!」
モクレンの刀がヤコンの腹を突き刺す
ヤコン「ゲホッ」
ヤコン(まずい...力が...入ら..ねえ...)
モクレン「どうしたもう終わりか?」
ヤコン(こいつにだけは...。 アレを使うしかねぇ)
ヤコンは懐に隠してあった黒い粉を吸い込む。
モクレン「お、おい! お前何吸ってんだ」
マーク「! あ、あれは!」
ジュリム「まずいことになりそうね...」
ベスト「なんだ、あの粉は?」
ジュリム「デビルパウダー。 理性を失う代わりに、超パワーを一時的に手に入れられる」
ベスト「ありなのか?」
ジュリム「もちろん無しよ。しかも周りの人にも影響を与える」
エイト「襲いかかってきたら怖いぞ!」
ヤコン「ウガァァァ!!」
モクレン「おいおい...冗談だろ...」
ヤコン「お前を...殺す...」
モクレン「俺そんな恨まれてたの!?」
ヤコン「お前にだけは、負けられねぇ!!」
モクレン「そうかい、もうお前は負けたんだよ」
ヤコン「何いってんだ...」
モクレン「お前は既に生身で負けた。もしそのドーピングで勝っても、勝負に勝って戦いに負けたようなもんだ」
ヤコン「...」
モクレン「無論、生徒会長は俺だろうな...だが! 俺はそんなことどうでもよくなるほどキレてる」
ヤコン「...?」
モクレン「そんなドーピングする友は知らねぇんだよ!! ジュラ紀! 全滅斬!!」
ヤコン「効かねぇ...」
モクレン「チッ、ソード・レックス!」
ヤコン「ぐふっ!」
モクレン「ソード・アンサブル」
ヤコン「グァァァッ!」
モクレン「なんだよお前...どういうつもりだ?」




