家畜の成り上がり譚 〜異世界で俺は強くなる〜

5章 2部 各々の修行編

合宿最終日(3)

2人の連携プレイが相手の選手を襲う。

モクレン「おい、お前！ 今だ！」

モクレンが声を掛け、ベストが会心の一撃をお見舞いしようとする。

その時、雷電の指から一瞬、電撃のようなものが出た。

ベスト「モクレン、やっぱりだ！！ お前はそっちを頼む！！」

モクレン「分かってる...！ "俊苑"雷電斬り！！」

モクレンが電撃を斬る。

ベスト「....！ やるな！ ならこっちも！！」

ベストの一撃が相手の2人に刺さる。

相手は倒れ、その場で気絶した。

クイラ「これは...」

マーク「...雷電先生、どういうことですか？」

雷電「ビリリ...なんの事だ...」

ベスボ「とぼけるじゃねぇ！ ズルしてただろうが！」

雷電「黙れぇ！！」

大きな電撃がベスボを襲う。

ベスボ「うがぁぁぁあ！」

カーサー「ベスボ！！」

ゴードン「....」

ステニ「剣術"ラケット斬り"！！」

ステニの剣に向けて、雷電が電撃を浴びせ、感電させる。

ステニ「グァァァッ！ くそ...！」

雷電「ビリリ...我がニライカナイ学園に、敗北の文字はない...」

ベスボ「くそ....」

マーク「許されると思ってるんですか？」

雷電「許すか許さないかは私が決める...」

クイラ「僕達が相手だ...！」

雷電「ビリリ...ライデン玉！！」

雷電が投げた玉から電撃が発生する。

ベスト「くっ、これじゃ近づけねぇ」

ゴードン「遠距離・肉弾御(にくだんご)肉弾御！！」

ゴードンも肉の塊のような物体を生み出す。

ベスト「ロング丸！！ 出番だ！」

ベストが隙を見せた雷電に襲いかかる

ガキィン！！

ベストの剣は、雷電に当たっていないにもかかわらず、大きな音を上げた。

ベスト「お前らは...！」

ニライカナイ学園生徒であった。

この勝負...一体どうなってしまうのか...