合宿2日目
今頃、カジナ達は何をしてるんだろうー。
つまらない稽古の途中、何度もそう思った。
マーク「おーい、ベストー、次は対人だぞー」
相手はクイラ、達人級の相手を前に、不思議と緊張もしていなかった。
もちろん、それは自分が勝てるという自身からではなく、「どうでもいい」という気持ちからであった。
結果は惨敗。
どうでもよかった。
...でも悔しくはあった。
ベストは男の子である。
この時、ベストの心に火がついた。
ベスト「ウォォォォァァァァァァァ!!!」
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ベストは8時間ほど、クイラと修行をしていた。
マーク「やる気がないと思っていたが...あいつは恐ろしくなりそうだ...」
クイラ「はぁ、はぁ、もう疲れた。今日は終わりにしようマーク」
マーク「そうだな。 明日はここの近くの魔剣部との親交試合があるし、早めに寝ようか」
モクレン「チッ、俺もクイラに稽古つけてもらおうとしてなのによォ...」
マーク「モクレン、君もなかなか筋がいいね、ただー」
モクレン「ただ?」
マーク「いや、やっぱりなんでもないや」
モクレン「言えや」
マーク「...重心がちょっとおかしい、そしてなにより心だ」
モクレン「チッ、心は関係ねえ、重心の件は明日教えろ」
マーク(素直じゃないなぁ...)




