ギーシャ幹部『バイエン』
バイエン「クククッ...悲しいねえ...。自信ありげだからもうちょっとくらいはやると思ったんだけどなぁ...」
したっぱA(こいつ...強すぎる...)
したっぱC「ウガァァァァァ!!!!」
ドスッ!
バイエン「まだ向かってこれるとは驚いたァ...。脳みそまでゴミだったか...」
したっぱB「黙れや...クズ...」
バイエン「...お前らは負けたんだよ」
したっぱA「くそ....黒虎様...」
したっぱ3人は既にボロボロだった。
強すぎる相手に絶望するA、口先でしか対抗できないB、己を制御出来ないC。
力の差は歴然であった。
その時、彼らの頭上からなにかが降ってきた。
「呼んだか、俺の名を...!」
したっぱA「......!!」
したっぱB「黒虎...様...!!」
したっぱC「グルァァァァァァ!!!!」
バイエン「こりゃ驚いたなァ....ホントに」
黒虎「バイエン...貴様をここで殺す!!」
バイエン「くだらねぇ...くだらなすぎる...裏切り者めが!」
黒虎「俺たちからしたら、逆なんだがなぁ...。まあいい、やらしてもらおう」
バイエン「お前は1度俺に負けただろうが...!」
黒虎「もう負けねぇよ...」
バイエン「まあいいだろう...俺の力を見せてやるよ」
黒虎「こっちのセリフだぁこの野郎!! 『インストマ・ブレイク』!!」
黒虎の腹から衝撃波が放たれる。
バイエン「ゴハッ、貴様...! 実力を隠してやがったのか...?」
黒虎「隠す気はなかったんだがな...これを街でやったらどうなるか分かるだろうが」
バイエン「...街を守るために...? てめぇ頭でも打ったか?」
黒虎「変わっただけだ...」
バイエン「お前が自分で壊してきた町はいくつあるってんだよォ!!!」
黒虎「17だ」
バイエン「...その街の分おめェは人を殺してんだぞ...?」
黒虎「分かっている」
バイエン「分かっちゃいねぇ!! 俺の街を崩壊させたのはてめぇなんだよ!!!」
黒虎「そうだったのか...それは悪いことをしたな」
バイエン「それで済むと思ってんのかよ!!! 『ビースト・ブースト』!!」
バイエンの足腰の筋肉が増加する。
バイエン「喰らえや...!!!」
その蹴りを黒虎は難なく避ける。
バイエン「...なんでだよ...!」
黒虎「お前は覚醒しても俺には勝てない...」
バイエン「どうしてだよ...所詮俺は...」
黒虎「お前は中途半端だ...」
バイエン「....」
黒虎「『正義』か『悪』かを極めてみろ! バイエン!!!」
黒虎の容赦ない拳がバイエンを直撃する。




