服を求めて
黒虎「この村は確か...レオパル村だな」
したっぱA「そういえばベスト達もここに寄ったとか言ってましたね」
黒虎「もしリタリアが人間だったらここにあるクライアントβってとこに連れてってくれって言われてたな...」
したっぱB「あ、あれ服屋じゃないすか! 寄ってきましょ!」
黒虎「悪いがよく考えたらこの服装じゃ入れねえ、だからお前らが適当に買ってきてくれ」
したっぱC「分かりました! 買ってきます!」
黒虎
30分後ーーーーー
したっぱA「いやー、こんな買っちゃってよかったか?」
したっぱB「平気だろ。金は沢山あるんだ」
したっぱC「っておい! あ、あれ...!!!」
したっぱ達の目には、信じられない光景が広がっていた。
したっぱB「く、黒虎様!! どうしたんですか?」
黒虎はボロボロで倒れていた。
黒虎「ギーシャのやつだ...。幹部の「バイエン」だ!」
したっぱB「ば、バイエン? 確かやつは幹部最弱のはずでは...?」
したっぱA「幹部の中でもトップクラスの実力を持つ黒虎様が負けるはずないですよ!」
黒虎「あいつは『覚醒』していた...」
したっぱA「か、覚醒?」
黒虎「亜人、神人は『覚醒』する。死ぬほどの苦痛を味わうとな...」
したっぱC「覚醒するとどうなるんですか...?」
黒虎「想像の通りだよ...」
したっぱA「僕達が黒虎様の仇を取ります!!」
黒虎「無理だ! 行くな!」
したっぱB「でも、このままじゃいけないでしょう!?」
したっぱC「僕達は行きますよ!!」
黒虎「やめておけ! お前らが太刀打ちできる相手ではない!!」
したっぱA「いいんですよ...勝ち負けなんて...」
黒虎「!」
したっぱA「僕達はただ、許せないだけです...!」




