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不思議の国の帽子屋さん  作者: 隣のトロル
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プロローグ

 はじめまして。隣のトロルと申します。


正直言って私は作文が苦手です。

なので、ところどころ言葉の使い方のミスや誤字、脱字があるかもしれませんが、そういったときは優しくご指摘いただければさいわいです。



今回はプロローグなので短めにしています。

―――――――――むかしむかし、あるところに、アリスという一人の女の子が居ました。


 アリスの両親はアリスのことを非常に可愛がり、アリスもそんな両親が大好きでした。


 ある日、アリスが家の庭で『魔王』を歌っていると、一匹の白いウサギが目の前を走って通りすぎていきました。

 そのウサギは二足歩行で、腕時計を見ながらなにやらブツブツつぶやいています。


 不気味に思ったアリスはそのウサギの行き先がとても気になったので、後を追いかけながらウサギの独り言に耳を澄ましました。


「大変だ!もう一時間の遅刻だ!女王様に殺される!ウサギ穴なんかじゃ絶対に間に合わないな……」


 ウサギはしばらく走ってから、蒸気機関車に飛び乗ります。

 アリスはお金を持っていなかったので、機関車に乗れるか不安でしたが、思い切って堂々とした態度で歩くと、誰にも止められることなく乗ることが出来ました。


 車内には客がおらず、車掌も居ませんでしたが、アリスは不審に思っても深く考える事なく席に着きました。


 しばらくガタンゴトンとゆられながら、後ろに流れていく風景を眺めて楽しんでいるうちに、トンネルに入り、車内は暗くなりました。


トンネルはそんなに長くなかったようで、すぐに明るくなりました。


それを抜けると、遠くのほうに大きなお城と街、森が見えました。


 機関車は急に速度を上げ、途中でほかの駅に止まることもなくその街に向かいました。


 駅に着き、改札を出ると、目の前に広がるのは住宅街。家の壁のレンガは赤、青、黄、緑などの色でカラフルに塗られていて、屋根には様々な絵が描かれています。


 路上では大道芸人がパフォーマンスをしていたり、リンゴや串焼きなどの屋台が並んでいたりしていて、とても賑わっていました。


ただ一つ、他の街と完全に違ったところがありました。


 路上で芸を披露している大道芸人、それを見ている観客たち、お喋りをしながら通りすぎていくカップル、屋台で物を売っている売り子、それら皆の胴体がトランプになっていて、顔についている目も数字になっていました。






 アリスは不思議の国にたどり着いたのです。

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