幕間1 世界滅亡までのカウントダウンを開始しました。
すみません!だいぶ遅れました!
今回は幕間です。
次の話から2章に入ります。
皆さん、こんにちは!
開人兄様と白音姉様を敬愛する13歳、神里紫樹です!
ついでに、異能使いです!
え、真面目にやれって?何を言ってるんですか、至って真面目ですよ!
私は心の底からお二人を尊敬しているのです!
あの時、私を助けてくれたときから開人様と白音姉様は私のヒーロー、いや、それ以上の存在なのです!
ということで今日も元気に開人兄様と白音姉様をストー…………ゲフンゲフン、を見守って行きたいと思います!
というか、私は今まで誰と話していたのでしょう?
◆
今日は開人兄様と白音姉様は早朝から妖魔退治に行ってらっしゃいました。
え?どうして知ってるって?それはもちろん後ろからついていったからですよ。
お二人に見つかると怒られてしまうので【異能】を使用してストー……ゲフンゲフン見守っておりました。
そして、現在お二人は学校へと登校しております。
私はいつも登校お二人をこの目に収めてから学校へ登校しています。
出来ることなら四六時中見てたいですが学生という身分上そうもいかないのです。誠に残念ですが。
あ、お二人が何かに気づいたようです。
あれは……暴走車両ですかね?
このままだと横断歩道を渡っている男女4人組を轢いちゃいそうです。
まあ、私には関係ないですが。開人兄様と白音様姉が無事出いてくだされば他はどうでもいいのです。
おや、お二人が何かしようとしています。
どうやらあの4人組を助けようとしているようです。なんとお優しいのでしょう。
おっと!お二人が華麗にドロップキックを決めました!
なんて美しい蹴りでしょう!
蹴られたヤツらはって?はて、そんなのいましたか?
おおっ!今度は正拳突きで車をとめた!?
さすが開人兄様と白音姉様!
ほれぼれします!
ん、お二人の足元が光りだしました。
お二人の新たな技でしょうか?しかし、私の情報にはそんな技はありません。
そんなことを考えていた時でした。
お二人を中心に、目も開けられないような眩い光が発せられたのです!
そして、光が止むとお二人は……………………消えてしまいました。
それを知覚した0.007秒後、即座に私は地球は愚か宇宙すらもをスキャンし、開人兄様と白音姉様の気配を探ります。
しかし、
「ッ!いない!?」
そう、お二人は私の前からは愚か、地球上からすらその姿をくらませてしまったのです。
何度も何度も探すものの全く見つからない。
この私がお二人の気配を見失うなんてありえない。つまり、つまりこれは…………
あまりのことにパニックに陥る私。
「…………しようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう開人兄様が……白音姉様が……この世界からいなくなって……お二人がいない世界なんて……さっさと滅ぼして私も死のう……うん、そうしよう」
そうと決めれば後は早かったです。
己に秘めた【異能】の力を解放し、この世界の消去へのカウントダウンを始めました。
私を中心に世界が色を失います。
あちこちで私の力に当てらてた人々が倒れていきますが気にしません。
あとは力を解放するだけです。それでこんな世界とおさらば出来ます。
走馬灯のように今までの記憶がフラッシュバックします。
思い出すのはどれも開人兄様と白音姉様との思い出ばかりです。
ああ、あなた方さえいれば…………他の事なんてどうでもよかったのに。
そんな中1つの記憶が脳裏をよぎります。
それは私とお二人が初めてあったあの時の記憶でした。
うづくまる私に手を差し伸べる白音姉様、そして後ろから私達を見守る開人兄様。
白音姉様が私に話しかけられます。
「案外ね、世界って簡単に変えられるんだよ。君が望む限りね♪」
「そう、この世界はとんでもなく広く、そして俺達はどこまでも自由だ。それなら、気の赴くままに遊び尽くしてやろうぜ」
「それにね、1人じゃ遊べないって言うんだったら……」
そう言って私の目を覗き込むお二人。
「俺達が」「ボク達が」「「一緒に遊んでやる!」」
そう言って二カッと笑うお二人。
そうだった、私はその言葉に救われたのだ。
何故忘れていたのだろう。
即座に発動しかけていた【異能】をキャンセルする私。
瞬間世界に色が戻る。
「私、決めました」
そこで大きく息を吸う。
「絶対に開人兄様と白音姉様を取り戻してみせるんだからーーーーー!!!!!」
それが私こと神里紫樹が人生(?)最大の覚悟を決めた瞬間だったのです。
危なかった……