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Melt of Border~蒼の戯れ、朱の叡智~  作者: Sigeno@GSX
Lv.1:異世界入門
3/10

妹、溶ける

妹側の第二話になります。

ぅゎぃもぅとっょぃ


追伸

駄文が治りません(`;ω;´)

自身の作り出した回廊に飲み込まれる朱奈。


降り立った、というより落とされたのは何処かの街の裏通りだった。


結果から察する先程のバランスで飛ぶと、あまりいい場所とは言えない。

かといってここが地獄って訳じゃあるまいと思い、

彼女は歩き出そうとする。


そこでふと見ると白衣のポケットが膨らんでいる。

手を入れると今まで自分が持っていた実験器具、

そして用途不明の金色の鍵が入っていた。


触れた途端ガラスのような物が現れ、マジックキー

という名前が脳内にちらちらと現れる。


(マジックキー…か)


相変わらず用途は分からないが、名前からして

マスターキーの様な物なのだろう。きっと向こうでは研究室の鍵が無くなったと騒いでいるに違いない…


「関係ないわね、後でどうとでもなるのだし。」


…ところでだが、先程から後ろをつけられているような気が。振り向いても何も無いが、奥から確かな視線を感じた…が、そんな事で反応を示す彼女ではない。ここは、冷静に。


(兄貴の部屋で見たわね、この状況。確か主人公が

持ってる物にヒントが…)


パラリとノートをめくり、最後のページを開く。

するとノートの裏表紙部分に何か書かれているよう

にも見えるのだ。


彼女は無言で懐の鉛筆を持ち、その上を撫でる。

見えた文字を脳内で念じ、建物に向けて放つと

すぐさま文字の効果が現れる。

朱奈の脳内に床以外を透明にした映像を感じ、


…どう考えても兄貴に使わせちゃダメなヤツだこれ。


そう思った。


さて、透視した結果から言うとやはり何者かにつけられていた。異世界にまで来てスリやら何やらに合う、そんなのは御免だ。


「料理の基本はさしすせそ、刺す、〆る、磨り潰す、殲滅する、削ぎ落とす…」


ぽそりと呟き、足を止める。


近づく気配、上がっていく奴の腕。


振り下ろされるその瞬間───────


「見えてる、邪魔」


刃物らしき気配がするので手には触れず、鳩尾と

思われる凹みを狙って肘を撃ち込む。

前に崩れようとする追跡者の胸に手を掛けそのまま

膝蹴り、最後に首の骨を固めた。


「がっ、うぅ!?」

「スニークすんならもっと用意周到にしなさいよ、透視で見破れるような状態で追うとかバカ?」


首の骨を固めた瞬間に気絶し、追跡者は意識を

手放す。まくし立てる朱奈がそっと確認したのは何と

その脳。透視を念じ、記憶を読みとっていく。


「…へぇー」


見えたのは王族らしき人間が、転移者を暗殺せよ

という命令を下すと言ったものだった。

話の流れ的にその矛先は入ってくる現代人全般の

事だろうか。


「…貴方、記憶以外も使い道があるみたい。

こっちも貰うよ。」


そう言って追跡者の首筋に指を押し当て、この世界の知識ごと全てを吸収していく。


普通のようにやっているが、これこそが現実の彼女を天才に至らせていた秘密。

他人から知識を奪う、力を奪う…等々。


昔から、彼女は狩る側だったのだ。


(さて…やる事は決まったも同然か。このふんぞり

返る達磨の息の根を止める事。場所はどこかの王国…奪える物は全部貰うから、安心して待ってて?)


武器をも幾らか奪い、彼女は無言で歩き出した。

先程奪い取った記憶により、この街の見取り図は

何となくであるが脳内にインプットされている。


壁を蹴って裏路地住宅の屋根へと飛ぶ。

そこから覗いた風景はまるでスラムその物と言うべき光景が広がっていた。

殺人や裏取引が日常化しているらしく、死体まで見てしまった…少し吐き気を催す。


そんな眼下をなかった事にするかの如く、彼女は屋根を走り始めた。途中瓦が落ちたが気にも止めない。


目標はあの王だが…この現状はいささか目に付く。

…少し、恩を売っておくのもありだろうか。


そこまで思考した時に屋根が途切れ、開けた場所へと出た。掲示板と思われる物にちらりと目を向ける。


この街の名は【ゼブレス】。

通称、犯罪の巣窟──────────

ステータス


【名前】

雷藤朱奈


【スキル一覧】

強奪…対象の物を奪う(詳細不明)

無詠唱…魔法詠唱を省略

隠密術

├初級…隠密術を使用可能になる

├中級…隠密中の攻撃を強化

└上級…隠密中に魔法が使用可能になる

暗殺術

├初級…急所攻撃の精度を向上

├中級…不意打ちによる攻撃を強化

└上級…戦闘中の体感時間が遅行


【武器】

デッドリィナイフ(短剣/パッシブ:猛毒/投射可)

「追跡者から奪った武装。持ち手のグリップに即効性の猛毒が仕込まれており、通常の人間ならば1,2度の

攻撃で死に至る。」


鋼糸のクロスボウ(弓/パッシブ:無し/装填数:20/20)

「追跡者から奪った武装その2。スコープを取り付け、弦を鋼コーティング糸へ変更し、遠距離狙撃にも

使えるように改造した物。その分重量が増している

が、近距離ならば人の首を吹き飛ばす程の威力。」


【防具(服)】

ウニクロのTシャツ

ウニクロのジーンズ

夜帳の黒衣(パッシブ:隠密効果強化)

「追跡者から奪った防具。夜や暗い場所で魔力が発揮され、使用者の姿を暗闇へ同化させる。」


【持ち物】

簡易実験キット、研究ノート、筆記用具


マジックキー

「用途不明の鍵。気がついた時には懐へ。どこで使えるのだろう…」

アサシンポーチ

「追跡者から奪ったポーチ。特定の装備を重さ0にして持ち運ぶことが出来る。」


【所持金(異世界変換済)】

24000セディナ

────────────────────────

非効率的な執筆がモチベ低下を招いて云々…

なのでちまちま書くスタイルに切り替えます。


これ以降は上げた話に書き加えるよー!

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