7話:新学期
さぁ第2章突入です!
あれから約1ヶ月…無事俺達は皆同じクラスになった
ちなみに担任はアーシャ博士だった…大丈夫なのだろうか…
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
「なぁカズヤ!あれでるか?」
「あれってなんだよ…あれって…」
「如月さんはしらないですよ
編入して来たばかりなんですから」
「私も知らなーい!」
「カズヤ、それにバカ、あれってのはね…
その名も!エイブリーク国主催!バトル・オブ・エイブリーク!」
「なんじゃそりゃ…」
新学期早々そんなことやるのかよ…
「エイブリーク王国全土にある学園から強者が集まって戦うんですよ」
「へぇ〜シオンはでるか?」
「カズヤが出るならでる!」
自分の意志をもてよな…と心の中で思っておく
「皆は出るのか?」
「私は支援型なので…」
「俺はでるぜ!なんてったって優勝したらエイブリーク王国のお姫様の婚約者になれるかもしれないんだぜ!」
「リックってば…わ、私はEランクだけど…一応でるよ」
皆でるのか…お姫様の婚約者には興味ないが…ってちょっとまてよ女の子が優勝したらどうなるんだ?ま、まさかお姫様二刀流ですかっ⁉︎
「な、なぁお、女の子が優勝したらどうなるんだ?お姫様二刀流じゃないだろ?」
「その時は来年に持ち越しです
一昨年からお姫様の婿候補戦をやってるのですが一昨年昨年と続いて女の子が優勝してるんです」
男…頑張れよ…男の威厳がなくなるわ!
「ふぅ〜ん…
婚約者には興味ないけどでて見ようかな」
「じゃあ私もー!」
シオンも出ることにしたようだ
「じゃ早速エントリー用紙貰いに行こうぜ!」
俺たちはそろって担任であるアーシャ博士の元にエントリー用紙を貰いに行った
大会のルールはこうだ
1.エイブリーク王国内の学園または学校に所属していること
2.決着がつくまで永遠にやり続けること
3.人を殺めたり不正が発覚した場合即失格
などなど…
とりあえず近いうちに校内選考があるらしい
校内選考と言っても校内で勝ち残りバトルロワイヤルを行い上位100人を大会に出すらしい
「まずは…100人の内には入らないとな…」
と思いとりあえず授業に戻る
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
授業後…
トレーニングでもしようかなと思い俺は寮の自室からでた。外にでて軽く走る
うーん風が気持ちいい!
と思いながら軽快に飛ばしていた…その時だった!ドッシーン!!!!!
C棟の角を右に曲がろうとした時誰かにぶつかった
「どわっ⁉︎」
「はわっ⁉︎」
どうやら女子生徒らしい…見たところ1年生か?
「だ、大丈夫か?」
「は、はひぃ!だ、大丈夫ですます!」
「語尾おかしいから!」
「へっ⁈な、何言ってるのですますか?」
ど、どうやらこの「〜ですます」と付けるのが通常状態らしい…
「あ、私1年のライラ・フルーヴァーですます!」
な、なんか狂わされるがまぁいいか
「俺は2年如月カズヤだよろしくなライラ」
「はわっ⁉︎2年生ですますか!すいませんですます!」
「そういえば何か急いでたみたいだけど…」
「わわっ!思い出しましたですます!私先生に呼ばれてるんですます!」
と言って「また今度ですます〜!」と叫びながら走り去って行った…
な、なんだったんだろう?と、とりあえず俺も走ろう…
あたりには嵐が過ぎ去ったような静けさが漂っていた
読んでいただきありがとうございました!
と言うことで第2章はバトル・オブ・エイブリーク!です!
質問、感想等ありましたらよろしくお願いします!