54.5話:カイの部屋の亡霊〜前編〜
番外編です
皆はこんな噂を聞いたことがあるだろうか?
「なんか夜になるとカイさんの部屋から女性の声が聞こえるらしいよ」「え?あのカイさんの部屋から?」「それってマヤ先輩じゃないの?」「違うと思うよ」
カイの部屋から謎の女性の声…これは聖エイブリークエクソシスト養成学園の七不思議の一つだ
「…と言うわけで!私はその正体をあばきたいと思います!」
俺達は今食堂にいる
メンバーは俺、シオン、フィリア、リック、ラウラそれにマヤ先輩の6人だ
「マヤ先輩は何か知ってますか?」
俺がそうやって聞くと…
「…………………」
無言で首を横に振る…
「にしてもカイ先輩が女の子を連れ込んでるとはなぁ〜
まったくぅ〜羨ましいぜ!」
「リックさんは相手がいませんもんね」
フィリアがリックの確信をついた
「フィリア…言わないで欲しかった!」
こいつらって結構仲良いよなぁ…
「それでどうするんですますか?」
「よくぞ聞いてくれたラウラちゃん!」
ビシッ!!!!と言う効果音がつきそうな感じで指を指すシオン
「で?どうするんだシオン?」
「ふっふっふっ…そこはこの私に任せなさい!と言う事で皆!今日は20:00にカズヤの部屋ね!」
「ちょっと待て!なんで俺の部屋なんだ?」
「同時に私の部屋でもあるから♪」
そして俺達は一旦その場でお別れとなった
○○○○○○○○○○○○○○○○○○
kai side
「どわぁーーーーー!
毎日毎日俺の生命力をすって出てくるな⁉︎」
俺は今格闘している…誰とかって?
こいつだよ…
俺が指をさした先には俺の愛剣《魔剣デルフィング》が置いてある
「いいか…今日は出てくるなよ!」
俺はそう言い残し風呂に向かった
『つれないなぁ…』
静かにデルフィングがそう呟いた
kai side end
○○○○○○○○○○○○○○○○○○
…俺は何が悲しくてこんな格好をしているのだろうか…
今昼間に集まったメンバーは全身黒タイツに着替えている
「ぬっふぉーーーーー!
シオンちゃんの肉体…美しい!!!
そしてフィリアのその完璧なスタイル!!!
もちろんマヤさんも素晴らしい!!!
…お兄さん犯罪者にはなりたくないけど…ラウラちゃんのその素晴らしい貧乳もお兄さんは好きだ!!!!」
とまぁ一人で熱く語っているリックを女性陣が拳一発ずつお見舞いして沈める
「ならなんでこんな格好にしたんだよ…」
「そうですます!恥ずかしいですますよぉ…///」
ラウラが本気で照れてるっ!!!
はっや、やばい…危なかった…リックと同じで捕まる所だった…
「ふっふっふっ…実はこのスーツは光学迷彩機能がついてるのだ!」
なんでそんな物もってんだよ…
「とりあえずこのまま行くと言うことですね…」
フィリアが呆れながらそう言った
「イエスっ!」
サムズアップで答えるシオン…
そして俺達はカイ先輩の部屋へと向かった
「鍵はどうやって開けるんだ?」
「…………………任せて」
静かにマヤ先輩が前に出て針金を何処かから出した
そして鍵穴にツッコミ…カチャカチャ…やっていると
「…………………開いた」
「犯罪ですよ!それ!」
「………………バレ……なければ
だ…い…じょ…う…ぶ…」
と言われた…
そして俺を置いて一向は中へ入って行った…
「どうなってもしらねぇぞ…」
中にカイ先輩はいなかった…
「いないね…」
「おい!帰って来たぞっ!!!」
リックがそう叫んだ…
すると風呂上がりのカイ先輩が牛乳を片手に歩いて来た…ちなみに俺はコーヒー牛乳派だ
「みんな!静かにねっ!」
俺達は部屋の隅に固まった
「あぁ〜疲れた…」
『ふふっ…私が夜のマッサージでも…』「うるさいわっ!!!」
何処からともなく女の人の声が…
しかもかなりいろっぽい…
「いいか!レイナ
ぜっーーーたいに皆の前では姿を出すなよっ!」
『全くカイったらぁ〜
そんなこと言っちゃってぇ〜』
「(おい…カイ先輩頭がおかしくなったぞ…)」
「(わ、私!いい脳神経外科しってますよ!)」
「(…待ってっ!よく見てあれカイ先輩デルフィングに向かって喋ってるよ)」
「(…………………本当)」
よく見るとカイ先輩は立てかけてあるデルフィングに向かって話しかけていた
『全くぅ〜だから彼女ができないんだよ!』
「おめぇのせいだろーが!!!」
『てへっ♪』
「『てへっ♪』…じゃねぇよ!」
…なんか見てて面白いからもうちょっと見てよ…
『ねぇそれより気づかないの?』
「あぁ?なにがだ?
はっ⁉︎もしかして…」
『気づいた?』
…ヤバイな…あの魔剣には気づかれている
「お前…太ったか?」
『…うんちょっと待ってねカイ
今すぐ人型になってあげるから!』
「わーわー!ごめんなさい!嘘です!」
カイ先輩が土下座してるよ…
『こそこそしてないで出ておいでよ…
私も本当の姿現すからさ』
そう言われたので俺達は互いにアイコンタクトをとって光学迷彩機能をきった
「お、お間えらっ!」
案の定驚く顔がそこにあった…
そしてカイ先輩の横に…
「ど〜もぉ〜!カイの魔剣のレイナ・トライブ・デルフィングでぇす!」
とキャピキャピした女性が立っていた
お読みいただきありがとうございます!
登場したレイナさんは再びロキ様より頂きました!
毎度ありがとうございますm(._.)m
感想等頂けると嬉しいです!




