2話:聖エイブリークエクソシスト養成学園
2話目です!
あれから俺とシオンはフィリアに連れられ学園を目指した
「なぁフィリア?学園まであと少しか?」
俺達は今路面電車に乗って移動中だ
「そうですね…あと15分くらいでしょうか?」
「15分⁈1…2…3…4…」
な、なんかシオンが数え始めた…
「ヘぇ〜意外と近いんだな」
「そうですね」
「…60…61…62…」
ま、まだやってるよ…
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
それからしばらく路面電車に乗った
「さぁもうすぐですよ」
「わかった。おいシオ…ン…?」
「…800…801…802…」
まだ数えていた…
とりあえずシオンの腕を引きフィリアに続いて路面電車から降りる
「こちらです」
フィリアがどんどん先に行ってしまう
「ちょっ⁉︎シオンもほら自分で歩く!」
「…854…855…856…857…」
あと43秒か…って今はそんなことより…
「ふぃ、フィリア〜!」
シオンの腕を引きながら走って追いかける
「…896…897…898…899…90「着きましたよ」0…すごーい!ピッタリだよカズヤ!」
「…むしろピッタリ過ぎて怖い…」
「それより…ようこそ!聖エイブリークエクソシスト養成学園へ!」
「ここが俺たちの新しい学び舎か…」
「ワクワクするね!」
「ふふふふ、じゃあ如月さんとシオンさんはまず学園長室に挨拶に行かなくてはね」
フィリアにそう言われ俺とシオンは学園長室に向かった
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
聖エイブリークエクソシスト養成学園…通称聖エイは全校生徒約1500人、校舎は4階建てでA〜G棟まである。学園の端には寮がありVの字型の建物で右が男子寮、左が女子寮となっている
「学園長、2年フィリア・ラクリストです。編入生を連れて来ました」
「入って」
中から初老と思われる女性の声がした
「「「失礼します」」」
フィリアから順に中に入っていく
「よくぞいらっしゃいました。私がここ聖エイブリークエクソシスト養成学園学園長マリー・ローズです」
「学園長私はこれで…」
と言ってフィリアが出て行く
「さて…如月カズヤ君、シオンさんあなた方のお噂はよくお聞きします」
「い、いや〜それほどでも〜」
シオンが少し調子に乗って答える
「ふふふふ、それではこの学園に関して少し説明させていただきます。まずここ聖エイブリークエクソシスト養成学園は優秀なエクソシストを育てるための学園です。そしてここでは各個人を魔力によってランクわけいたします」
「ま、魔力ですか…」
「えぇ、1番下がEランク1番上がSランクとなっています。ランクによって受けられる依頼の難易度が変わってきます。高ければより難しいもの低ければ簡単なものという風に…」
(あまり魔力を持っていない俺にとっては不利だ。しかし悪魔であるシオンの魔力量は軽くSランクを超えてしまうだろう…)
「そして貴方方はこれから寮で暮らして貰います。申し訳ないのですが現在寮に空き部屋が1つしか無いので2人は同じ部屋になってもらいます」
「へ?ちょっ⁈学園長⁈」
「わーい!カズヤと一緒の部屋だ!」
(だ、大丈夫かな…主に俺のいろいろな場所が)
「これであらかた説明は終わりです。何か質問はありますか?」
「いえ…特には…」
「ないですよー」
「ふふふふ、それでは長旅で疲れてるでしょうしもう寮でお休みになってください」
「はい、そうさせて貰います。
行くよ、シオン」
「りょーかい!」
その後、「失礼しました」と言って退室し寮を目指した
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
寮の場所はすぐにわかった…なぜなら…
《↑寮こっちだよー》っていう看板がそこらじゅうにあったからだ…
寮母さんから部屋の鍵をもらい自分達の部屋を目指す
「私達は1102号室だね」
そして部屋到着…
部屋は基本1人部屋なのでベッドは1つしかない。え?まさか…うん、まさかだよな…
「さぁ!カズヤ!一緒に寝よう!」
「やっぱりかぁぁぁぁーーーーー!」
既にベッドに入り込んでいるシオンに無理やりin the bed させられる
…その後のことは聞かないで欲しい…とりあえず気づいたら朝だったということだけ伝えておこう…
新キャラもう1人出したかった…
感想あればよろしくお願いします!