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エクソシストな俺と悪魔な彼女  作者: natunatu
1章2年生:編入編
2/80

1話:少年と少女

1話目です!

「…ん………?」

ガタン…ゴトン…

揺れる列車の中…俺如月カズヤは目を覚ました

「スゥー…スゥー…」

隣ではシオンがまだ寝ている

エクソシスト…この世の中で人々が頼りにする唯一の存在…俺はそんな存在だ。

それに対しシオンは人々から嫌われる悪魔である。外見ではわからないが正真正銘の悪魔である。

『まもなく〜終点〜終点でございます』

目的地である場所に近づいて来たので俺はシオンを起こすことにした

「シオン起きてもうすぐつくから」

そう言ってユサユサと体を揺するが起きる気配がない

「んん〜…あと、5…」

「5分?」

「…5年…」

「長いっ!

いいからっ…お、き、ろ!」

「うわっぁ⁉︎

あ、あれ私…あ、そっかぁ〜ここ列車の中だ〜あ、カズヤだぁ〜」

と言って時間がないのにも関わらず抱きついてくるシオン

「ちょっ⁉︎し、シオン⁈」

「えへへぇ〜」

ああだこうだやってる内に駅に着いてしまった。俺は自分の武器である刀を2本と少しのバックパックを持ってシオンはなにも持たずに列車から降りた

「ふぅ〜な、なんとか間に合った…」

「もぉ〜カズヤがのんびりしてるからダメなんだよ?」

(いや…お前のせいだからな…)

俺は心の中でそう思った

俺たちは街へと繰り出した。

中世ヨーロッパを思わせる町並み。どこもかしこも店は満員道路には人がごった返している。道路の真ん中には路面電車が走っており俺たちはそれに乗って聖エイブリークエクソシスト養成学園を目指す

「行くぞーシオン」

「あいあいさー♪」

道を歩いているとやたらと注目される…

(しょうがないか…シオンかわいいもんなぁ…)

「?どうしたのカズヤ?」

「なんでもないよ」

へーんなの、と言いながら先を行くシオン。俺がシオンを追いかけようとした時だった

「あ、悪魔だー!悪魔が出たー!」

誰かがそう叫ぶ!俺はまさかシオンじゃないかと思い全力で駆け出した

「シオン!」

「カズヤ!」

よかった…シオンじゃないみたいだ

っと安心してる暇はねぇな…

「シオン…行くぞ!」

「もち!」

俺たちは叫び声のする方へ向かった

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

「フハハハハ!ヒザマズケ!ナキサケベ!」

そこにいたのはDランクの悪魔…次々と町の人を襲っていた

「くそっ!間に合わなかったかっ…!」

俺は腰にさしてある刀を1本抜きDランク悪魔に切りかかって行った

「…はぁっ!」

「…ッ⁈ナニモノダオマエ⁈」

不意打ち成功だ!悪魔の右腕を一本切り落とすことに成功した

「通りすがりのエクソシストさ…

シオンっ!」

「わかってるよ!

我が眷属たちよ…我の呼びかけに応えたまえ!私の眷属の1人…来て!ダークレグルス!」

シオンがそう言った瞬間何処かからか黒い色のライオンが現れた

「ガァァァァァ!」

「キ、キサマッ!グ、グァァァァァ!」

ダークレグルスがDランク悪魔を喰らいつくした

「お疲れ♪ダークレグルス」

「さすがだなシオン」

「いやカズヤもさすがだよDランク悪魔の腕をいとも簡単に切っちゃうんだもん」

悪魔の腕は硬く通常簡単には切れない…もちろんカズヤの持っている刀のおかげでもあるのだがカズヤ自身のちからでもある

「あ、あれ?悪魔は?」

と言ってやっと登場したのは恐らく学園の生徒だろう

「あんた学園の生徒か?」

「そうだけど…もしかしてあなた達が?」

「そのもしかしてだよ♪私たちがやっつけちゃいました!」

「お、おいっ!シオンっ!わ、悪りぃななんか手柄横どりしちゃったみたいで…」

「いえ、気にしないでください

あなた達はこれから学園に行くんですか?なんなら私が案内しますけど…」

「いいんですか⁈ありがとうございます!」

「ふふふ、いいんですよ。あ、わたしは聖エイブリークエクソシスト養成学園2年フィリア・ラクリストと言います」

「俺は如月カズヤだ。んでこっちが…「シオンだよ♪」だ、これからよろしく頼むな!」

「はい!こちらこそよろしくお願いしますね!」

そして俺達はフィリアに連れられ学園に向かうのであった

読んでいただきありがとうございました!感想いただけると嬉しいです!

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