狩りへGO
誰かさん、感想ありがとう。
と思ってたら、二人目キターーーーー (TOT)シ
そして、遅れてしまい。ごめんなさいORZ
レンヤと分かれたライトは、町の中央にある大広場つまりは、レンヤとの決闘があった場所にいた。
まだ、レンヤとの決闘を見ていた人がいて、ライトをチラチラみていたりする。
ライトは、何故ここに来たののかというとモンスターを倒しにいこうとしているのだ。
で、どちらの方へ行こうか迷っている最中だったりする。
北の森 近隣の森に比べて比較的安全な場所、奥地に入らない限りモンスターの強さは、見習い冒険者向け。狩場にはうってつけ。奥地には入らないでください。
南の森 一般の冒険者向けの森。しかし、パーティーでの強さではの話。ソロの場合は、格段に上がる。状態異常の攻撃主体のモンスターが出るのでご注意を。
東の森 この森は、熟練・上級冒険者向けの森。パーティーで必ず入ることを義務付けてください。さまざまなモンスター・地形が存在しております。十分な準備をして望まない限り攻略はむりでしょう。
西の森 ???。近場のモンスターは、さほど強くはないのですが、何故かいつもプレイヤーは瀕死で戻ってくる謎の森。運が良いと深く潜れますが、未踏の地なのでご遠慮ください。最近の報告ですと、なにやらウサギのようなものにやられたというのが上がっております。たまに、近場にも、ドラゴンなどの高位生物が現れます。引き際を見極めましょう。
※現状のことなのであてにならないかもしれません。ご了承ください。
by始まりの町近隣の森捜索し隊
という中心の看板を私は、ずっと見ながら悩んでいる。
先程、若い女性やムキムキの男が勧誘らしきことをしてきたが、丁重にお断りした(しつこい奴は、武力的解決をしたが、例え女性でも。)。
どうしよう、東の森にしようか、ここの世界だとリアルの二割ほどしか出せなのでいい運動にはなるだろう、修行の一環だ。ものは試しというしな。
ソロ、ああこれは一人という意味か。
それだと難しいと書いてあるがモンスターへのいいハンデだ、完膚なきまで斬ってやる。
森へ行きながら訓練するか。
気合を入れたライトは、真剣な顔つきになって歩き、いや走り?出した。
ライトが早歩きしてているかのように見えるが、たまにライトがぶれて少し先へ進んでいるかのように見える、それはなにをかくそう、縮地だ。
現実におけてライトは、縮地を習得している血の滲むような修行で。
本来ならばもっと広い範囲でとべるのだが、今はこれが、精一杯らしい。
この技、便宜上縮地と呼んでいるが実はそうではない。
それに、類するものだ。
これは単に、ライト独特の手法で、爆発的な跳躍力と不安定な体勢から前へ倒れる時の推進力をタイミング良く合わせることで、瞬間的に前へと進ませるもの、いわば力技だ。
なので、まだ能力の低いライトは、全体の筋力に依存するこの力技を十全に発揮できない。
しかし、ライトさんを侮るなかれ。
数分後、ビュンビュンと縮地するライトの姿があった。
数分前とは違い、50㎝しかとべてなかった縮地が、なんと10mもとべるようになった。
この技、普通は4~5回でもしたら筋肉が断裂する。
しかし、VRMMOでは、通常時における怪我は、他者・物によるものしか受けない。
自分で怪我を負うことはないのだ。
しかし、激痛には襲われる、異常な精神の持ち主でなければ、気絶ものなぐらいの。
そして超人ライトは、そんなもの当然効かない。
その力にものを言わせて何百回と繰り返した。
リアルでは、こんなことはできない、VRMMOだからできる。
ライトは新たな発見をした。チャララッラッララーーー
多分、Agiが鰻登りであがっていることだろう。
よい子は、真似しないでね。
森へ入る為の入り口に来た。
私は、ちょっと刺激ある訓練を済ませたが、凄いことに縮地の距離の最高記録を出した。
やはり、ここでしか味わえないものがあると再認識した。
早速、行ってくるか。
私は、足に力をいれ入り口を突っ走った。
大きな入り口の上の看板に‟W″と書かれていたが何だったのだろう。
ライトの出ていった入り口の守衛兼詰所にて。
守衛兵の男は、突然の疾風に驚いてしまったが、遠くのかなたで冒険者がいたのを見て、呆れながらも理解した。
「あの者、只者ではないな。ここに、一人で来るのも納得だ。
しかし、‟西の森″はそう強いモンスターが、近場ではあまり
見らないものの、謎の多い地。
無事帰ってきてもらいたいものだ。優秀な冒険者が、死んで
いくのは嫌だからな。」
と心配そうにそうつぶやく姿には、数え切れない修羅場を潜りぬけた歴戦の勇士を思わせるものがあった。
それより、あら、大変。
ライトは東ではなく西に来てしまっていた。みなさん地図はよく見ましょう。
西の森にて。
森に入ると五匹もの一角が額にある前足の爪が発達しているのか大きく鋭い爪を持ったオオカミらしきものがライトへ襲い掛かってきた。
一斉にではない、よくよく見ると統率のとれている動きだ。
二匹がライトへと迫り襲い掛かろうとしている。
次の一匹は、ライトの死角へと入り絶妙なタイミングで逃げられないよう襲い掛かる。
もう一匹は、ライトの動きに応じていどうしながらいつでも攻撃できる態勢にはいりながら、死角からギリギリ外れたライトの視界の端へいる、いわば注意を引き、相手の集中力を切らそうとしている。
最後の一匹は、リーダーであろう一回り大きな躰をしている。
そして、リーダーは、じっとライトをみつめている。
まるで、獣とは思えない。人のパーティーのような構成だ。
考えられた位置取り、戦略。これでは、どちらが知恵ある人か分からないな、感嘆と楽しさが混じった思いでそう思った。
では、お手並み拝見。
そのまま、オオカミへと突っ込んだ。
もちろん、ライトには、オオカミがどこにいてどうしているかは、なんとなく風と音と地で分かっている。
オオカミは獲物が手順通りにきたことにほくそえんでいるのか分からないが、勢いよくライトへと襲い掛かる。三爪がライトを捉えるその瞬間、ライトが、消えていなくなる。
後ろのほうで襲い掛かっていたオオカミとヘイト集めをやっていたオオカミが、消え入りそうな遠吠えをした。
三匹が見た時には、二匹のオオカミは既にこと切れていた。
リーダーは、すぐさま目の前の奴が自分らでは手の負えない化け物だと判断し、逃げるように指示を出そうとしていたが、目の前に刃物が飛んできて自分の喉元へとささり黙らされた。
「逃がすわけが......ない。」
化け物が、そう言ってきた。
しかし、リーダーは瞬時に奴の獲物がなくなったと理解し、残りの二匹と一緒に殺しにかかった。
しかし、それは、甘い幻想だった。
奴は、いつの間にか自分へと近づき獲物を自分の喉元から抜き取り、後ろから遅れて襲い掛かってきた二匹へ首元へ綺麗に華麗に添えて斬った。
オオカミは、自分の仲間が殺されたのに、思わず見惚れてしまった。
そして、自分の方へと近づいてきた。
もう、立つことさへままならない状態だったが、リーダーとしてのプライドで立ち、美しい化け物へと向けてヒト鳴きした。
そのオオカミが、どう思っていったかは誰にも分からないが。
「見事だ。だが、はじめから私に近づいてはいけないとお前が気付くべきだった。」
ライトは、賞賛しながらも、冷たい言葉を浴びせた。
そして、ライトは、顔を森の奥へと向けた。
そこには、なにものかがじっとライトに遠くから視線を向けていた。
評価・感想よろしくお願いします。
次は、明日の23時頃かな。
あと、職務怠慢してすみません。
今度から、読みごたえのあるものに仕上げます。