表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フールオンライン  作者: ガウェイン大好きっ子
入学式から夏休み
45/46

最新情報・掲示板とタマゴと北の森

入学式から始業式の間の話。


カナメ=要くん:透原俊光(主人公)のクラスメイト。クール

グレン=司朗くん:以下同文。単細胞

レブル=大政くん:以下同文。オタク

【報告スレ・3/30最新情報】


1:BIPでお送りします

こんです^^


2:BIPでお送りします

あれ?誰もいない刑?


3:BIPでお送りします

まぁいいや、俺が知ってる最新情報記載すんぞい


なんとタマゴが貰える!!


今回運営側からの速報で伝わったことだが、モンスターの卵がタマゴ屋さん(笑)でお一人様お1つを無料で配布されるということ。詳細の情報はまだ掲示されていないから、それだけだ。


以上。


4:BIPでお送りします

じゃ、お先に乙です^^ノシ


5:とあるテイマー

タマゴをここで無料配布とかフザケンナ。

どんだけ、俺がテイマーの性能の低さに泣かされたと!!


6:オル様

タマゴ配布とか、絶対テイマー潰しだろ...嬉しいけどw


7:幾何学評論家

いや、テイマーのモンスターより融通効かないOR性能低いワロタの可能性あるぞ?


8:MPKはいけないと思います

確かにただ攻撃するモンスターとか邪魔ですね、壁になるかもしれませんが。



9:AAA

いきなりやりやがるな運営めぇ


最新情報といえば、最近になってようやくと育成本がでたな~


10:アドルフ

1>いつですか?配布期間は?


11:電気うなぎ

(^o^)丿シ詳細情報


職業Lv25プレイヤーのみ


配布期間4/1~4/30 


タマゴモンスター一覧


シルバーラビット

ワ―ドッグ

スライム

フルバッド

ゴースト

スケルトン

巨大ネズミ

ベイビードラゴン

ジンフォックス

アルマジロック

小凛熊

ポイズンエッグ

トライデント

ゴブリン

コボルト

オーク

バード

スレイプシープ

カルコピッチ

フレイキャット

上位固体の幼生体3体

.......ect.......


さて、貴様ら明日からだということがお分かりいただけたかい?

というわけで、これ見た奴は手に入れた奴から書きこんでくれ!!


12:車椅子生活

上位固体判明してる。


グリフォン、ワイバーン、ユニコーン


13:見習い剣士

よっしゃー、いっちょ当てますか!!


14:ハニートラップに引っかかる罠師

え?魔物娘いないの?ねぇ?ねぇったら!?


15:パンダ戦士

貴様、よくもおめおめと....


16:イチャイチャしたいですの者

逃げの足の速い猿が....


17:見習い剣士

あ、そういえば14w。無事だったのかよw


18:ライデン

こちらライデン、暗殺依頼したいなら私に言え。

だが、依頼料は高いぞ?


19:パンダ戦士

1万ジュール出す。今日狩れたら二倍だ!!


20:イチャイチャしたいですの者

自分も同額だ。


21:ライデン

承った


22:ライデン

目標捕捉


23:車椅子生活


24:見習い剣士

www!!


25:ハニートラップに引っかかる罠師

ぎょえええ!!


26:ライデン

ミッションスタート


27:ハニートラップに引っかかる罠師

ど、どこ、どくぁwせdrftgyふじこlp


28:車椅子生活

・・・


29:パンダ戦士

・・・


30:ライデン

ミッション終了


31:見習い剣士

お疲れさまです(:'◇')ゞ


32:ライデン

ここに依頼金を送れ***********.


33:イチャイチャしたいですの者

ほい


34:パンダ戦士

あり^^ノ


35:ライデン

うむ、確かに...では、去る....


36:AAA

面白人間w


37:MPKはいけないと思います

あの人誰だろ?...


38:Karl

タマゴはやくこないかな~


39: Reo Leonheart

タマゴ屋に並ぶんだけど、誰か来る?


40: クリスタラ

YES ワタシ行きます!!


41: ジデン

そういえば、最近は幼女が・・・


42: メザシ

ジョジョ―!!






そして、卵の発売!!


ゲーム時間:4月1日午前8時-ライトが引っ越しの手伝いをしていた頃-


ガラガラ


タマゴ屋のおやじが店を開ける。


タマゴ屋の前で大蛇の如くプレイヤーが列を作っていた。


当に圧巻の風景。


「な、なんじゃこりゃ~!!!!」


オヤジはそれを言い終わるとすぐに店へと引っ込み親子総出で接客を始めた。


「いらっしゃいませー!!」


「卵欲しい!!売ってくれ!!」


「はぁ、モンスターの卵ですね。えっと、何処で聞いたかは知りませんが入荷は正午12時ですよ?」


「えええー!!」


超無駄骨。彼らはそのまま4時間衆人の中並び続けた。





4時間後


鳥型モンスター、カルコピッチが引いた馬車の中から次々と魔物・モンスターの卵らしきものが運ばれていく。


運んでいる者たちは捕食者に狙われた動物の如くプレイヤーの目にビクビクとしながらその卵をタマゴ屋に運び込んだ。そして、風神の如き速さで逃げていく。


タマゴ屋のおやじは隣の花屋と肉屋の人手を借り、準備満タン、満を持して大声で言う。


「タマゴ販売いたしまーーーーーーーーーす!!!」


ドワ――――――――!!!


プレイヤーの呼応する大声で地響きがなりまさに祭り気分で屋台も出ていた。


「タマゴください!!」


「認定証と身分証、提示して・・・はい、この中から選んで。」


「・・・・・これだ!!」


「じゃ、手短に説明する。まず、進化は一段のみ、テイマーのモンスターと変わらない、だが一から育てるる分自身の育て方次第で如何様にもなる、それとモンスターを傷つけると刑罰が下る。これらが基本事項だ。あとは【卵からのモンスターの育て方・その1】に載っているので必要だったら買うことだ。じゃ、帰った帰った。」


「タマゴください」


「認定証と身分証、提示して・・・・・



彼らの中には一喜一憂の表情が各人各様である。


「ウサ亜(*´Д`*)ギwwwORZ」


「最弱モンスター代表w」


「オークは喜ぶべき?」


「わ、わい・・ベビードラゴンかよ~↷」


「鳥の頭!?やったー!!グリフォン....ってバード.......」


「モフモフーーーーーー!!!」


「あ、ユニコーン。よろしくね♪」


「オ、オオオオオオ!!!ワイバーン!!!」


「む、虫!?虫は嫌だーーーー!!」


タマゴ屋の目の前で誰も彼も孵化させるものだから、タマゴ屋付近は最早カオス。

街の警備員が通行道確保の為に出勤して、プレイヤーを一人一人と散らしていった。


「渡り人は最早災害だな....」


「ああ、気のいい連中もいるがな....」


休みの日まで駆り出された警備員は顔には出さないがとても迷惑そうな顔でプレイヤーを見た。








ところ変わって北の森。


ここに住むモンスターは基本的に弱い。


というのも北の森を抜けたところにある神聖レイフェル国に所属の誇り高き()()()の軍勢が通行路確保と被害軽減のために北の森でモンスター達を定期的に間引いてくれているからだ。


聖騎士は強く清廉。彼らの中には人種の差別をする者はおらず、人格者かつ強者、皆の英雄だ。


だが、彼らの目をすり抜けるモンスターがいる。


そのような狡猾で逃げ足の速いモンスターが多いのがこの森の特徴と言えよう。




そんな森の中で三つの影が蛇タイプの大型モンスターに立ち向かっていた。


「【竜化】!!」


三人の中で一番ガタイのいい竜人族の青年の体が着ている鎧が圧迫させるほどおどろおどろしい腕となり、大蛇の突進を自身と同じ刀身の大剣で防ぐ。


大蛇は一瞬ノックバックをしたちくらむ。


そしてすかさず、竜人族の青年の後ろから、アセアセとした様子の人族の少年が巻物を開き魔法陣を出現させ、杖を大蛇に向かわせ叫ぶ。


「イッ【イン・スクロール】、アゥ..【アウト・二連雷撃(ジ・ボルト)】、【炎々狼(モノ・フレイウルフ)】!!!!」


二槍の雷と炎で模った狼が大蛇へ襲い掛かる。


大蛇は即座に水の盾を造り炎の狼を消滅させたが雷による攻撃が水の盾を通り抜けて直撃する。


『ギャアアアア!!!』


雷撃にこがれた大蛇は身をくねらせながら辺りを無作為に攻撃しだす。


「ぐはっ......!!」


鞭のように振るわれた尻尾の攻撃が人族の少年に偶然にも当たったが、事前に何かしらの術を展開していたようで薄いガラスが割れたような音がした後、幾分か軽減されたことにより一命は助かる。


そして、吹き飛ばされた少年は口元を吊り上げて、声を振り絞った。


「やってください、カナメくん!!」


疾風の如く、人族の少年の後ろからエルフの少年と追随する赤子の大きさの精霊が現れる。


エルフの少年は冷静に大蛇の攻撃を避けながら弓に矢を番える。


「パッグやるぞ。」


『しゃーなしや、力貸してやるで~!!【ハイ・ストラマルティ】』


少年の細腕と矢に迸るように赤い光が灯る。


大蛇は直感的に危機を察してすべての攻撃をエルフへと集中させるが、予期していたかの如き動きで華麗に全て避けて、エルフはおおよそ5メートルという至近距離にて引き絞り、跳躍して彼の蛇の顔面に迫り、矢を解き放つ。


「【クローズ・パワーショット】!!」


ズバッッッッン!!!!


矢は見えぬほどの速度で大蛇へと(あた)り蛇の頭は消し飛んだ。


トン......


頭の無くなった大蛇は吊るす針がなくなった紐のようにタランと地に這いつくばった。


「っし、これでラストだったよな!!早速タマゴ貰いに行こうぜ!!!」


竜人族のグレン、大剣を背に直し、犬のように人族の少年のレブルとエルフのカナメの周りを跳び走りながら、ヒャッホー!と騒ぎ立てていた。ハウス、とカナメが言うとピタッと動きを止めてカナメの話を今か今かと聞く体制で目をキラキラしている。


「まぁ、待て。折角友達でのパーティーなんだ、透原を呼んで引くべきだろ?」


ガーンとカナメの言葉にガッカリとするグレンは隣のレブルに救いの目を向けるが、苦笑いされて横に首を振られる。


「連絡取れませんでしたからね、透原くん...入学式に会えますし、その時にしません?」


レブルとは昨日にIDを教えてもらい組んでいたが、もう一方の友達である透原とは交換どころかメアドを知ることさえできていなかったので今日は組めていなかった。


「ああ、そうしよう。タマゴ屋はまだ人が並んでるし、沈静化していく方が良いだろ。」


「く~、しょうがねぇな~!!我慢してやんよ!!」


「はは、ありがとうございます。」


そう言い終わると三人は歩きながらはじまりの町に戻った。







はじまりの町 西南区郊外 


三人はこれからの武器の相談も兼ねて自身の武器の調整をしに来ていた。ここの地域は剣や槍の鍛冶屋が多く、ここではグレンの武器の調整をしにきた。


鍛冶屋[Best of the born]



「らっしゃい。ってえ、おめぇらかよ。なんだぁ?後ろの坊主は、おい。」



骨専門鍛冶師:ガンジョウ・トモシビ


またの名を骨の男。


この男、古今東西の集められる骨をコレクトしており、それらで造る形を残した武器は素晴らしく。名だたる鍛冶師の一角に君臨している。


「ああ、コイツは俺らの友人だ」


「おお!!オヤジ、ほらよ。頼んだぜ!!」


「お会いできて光栄です。レブル・フレイヤと言います。どうぞよろしく。」


丁寧にあいさつをしているレブルを他所にグレンはガンジョウに自身の大剣を投げ渡した。


ガンジョウはそれを事もなげに受け取ると店の奥へと入って行った。



風獅子の大牙剣


説明

カルムレオの犬歯である大きな牙を基に作成された大剣。作成者:ガンジョウ・トモシビ


Str+30


耐久値:5000/5000


スキル [風牙]:風の鎌鼬を作る。



「そういえば、アイツもFLしてるんだよな~」


ガンジョウに武器を渡して、次の武具屋に行く途中で、カナメが話しだした。

ちなみに、今、彼の精霊はオフライン状態。


「ああ、ってアイツだけ種族聞いてなかったな。」


そういえば、と語りだすグレンは、透原の種族を聞くのを忘れていたのに気付く。


「う~ん、なんでしょうね。そう考えると会うのが楽しくなりません?」


レブルはそうでしたね、と頷きながら奇人である友人の種族が如何なものか気になるように問いかける。


「ま、普通に人族だろ。」


「いやいや、奇をてらって吸血鬼とか?」


「なんか、似合いそうですね。」


いつの間にか背後に忍び寄られるとか、夜になると真の力を発揮しそうな雰囲気が不思議と感じられるものだから納得してしまった一同だが、その中でぐぬぬっとグレンが唸りだす。


「や、ヤバイ、奴の二人のメイドはその毒牙にやられていしまっているのでは!?」


「いや、ないだろ。お前の場合は兎も角。透原はそんなのしそうにない。」


「女性慣れしているというよりは、冷めている雰囲気ですけどね。」


ため息交じりに言いだした本人を見つめる二人に、グレンは慌てて言い返す。


「な、なんだよ!男なら誰だってそうだろ、普通!!」


「だからこそ、透原は違うって分かんだろ?」


「ま、まあ、そ、そうだけどよ......」


美少女二人を連れていながらも堂々とした態度で下卑た目線を二人に送っている様子が少しもほんの数瞬も無かった時点でそのような邪な思考が出るような人物ではないと近づけば近づくほどに気付いた。


「でも、あの二人のメイドの方は、透原くんに好意的でしたね。」


「あ、そのパターンもあるのか。」


「いや、透原みたいな暗そうな奴にそんな、まさか...嘘だと言ってくれよ、ステファニー。」


最初こそ余裕そうな顔をしていたグレンだが、この前の様子を思い浮かべれ浮かべるほど悲壮感が溢れる。


「ステファニーって誰だよ...」


そんなバカ話をしているとやっとのことで次の武器所へと到着した。



「あ、ここですね。」


古木屋[クルルのミヤ]


先程の風景とは異なり、年季の入った木工建築でアンティーク感が漂っている。


その雰囲気にレブルは息をのみ自身の服装を正した。意味はないが精神衛生みたいなものだ。


カナメが扉を開くと扉に付けられていた呼び鈴がが鳴る。


そうして三人が奥へと入るといきなり後ろから声が掛かった。


「いらっしゃい....。」


ビクーーー!!!っとカナメを除く二人が反射的にその声のする方向へ向くと枯れ細った老人がじっとこちらを見つめてキセルを銜えていた。


ふうっと老人が口から煙を吹き出すと三人の顔に当たる。煙草の煙だと思ったのでレブルはしかめた面になったが予想外にもハーブのような清涼感がある匂いに頭が冴えてリラックスした気持ちになった。


「で、なんの御用だい?」


「ああ、弓の調整を頼みたいんだ。マスター」


カナメがマスターと呼ばれるご老体にそう答える。


しかし、マスターはそのことを聞いて少しため息を出した。


「はあ、いつからここは弓兵どものたまり場になったことやら....。」


「え、違うのか?」


グレンは普通に疑問に思ってしまった。カナメが迷わずここにきているから当然ここは弓の専門店なんだと思っていたからだ。他の有名な弓使いだってここを使うのをよく見かけるし当然そう思うのはごく自然なことだった。


「違うわい!ここはアンティークショップじゃ!!」


グレンの言葉にカチンときたのか老人はグレンに食って掛かるような剣幕で普段は出さないような大声で激怒した。レブルは自分が口に出さなくてよかったと内心思った。


「まったく、ギルド連中め今度行った時には大金を請求しちゃる!!」


「で、すまんけど、コレの修理頼むわ。」


「っち!!ま、お前さん方に言ってもしょうがないわい。貸してみぃ。」


カナメから弓を分捕るとモノクルで弓の状態を見始める。


そして、5分したのちにテクテクとカウンター内に入り、そのまま出てこなくなった。


レブルは時間が経つごとに挙動が激しくなりついに我慢できなくなったのかカナメに話しかける。


「ど、どうすればいいの?」


「ん~ん、あの爺さん仕事早いからもう少しで、終わったみたいだな。」


マスターと呼ばれた老人は出てきた早々に金を要求しだした。


「2000じゃな。はよう、だせ。そして帰れ。」


「あいよ。」


カナメは慣れた手つきでカウンターの所に2000ギルの金貨を置いて、三人で店を出た。


レブルの場合は、日ごろから買い替えを定期的に行わなければならないJOBなので、あえて買い増しして準備を整えていた為に店に寄ることもなかった。


「そういえば、レブルのJOBって書士だっけ?書記で魔法書っていうか簡易スクロールが作れるんだよな?」


「はい、手順は簡素でして、1、自身が覚えている魔法・魔術であること。2、魔法語のアルゴリズムを用いて正しくその魔法・魔術を導くこと。3、書き手はその魔法・魔術に必要な魔力を最低限通常以上込めること。と言う風に書き手の力量で色々と創意工夫ができるロジックもあるんですよ。使う際は無駄にMP削れませんしね。」


「だったらスクロールで戦った方が便利じゃないか?」


「それができればそうなんですが、紙とインクはそれそこ高価格なんですよね。」


そう言うとレブルは紙とインクを出した。



異世界の巻物

説明:渡り人が伝えた製法により安価に作り出すことができた紙の巻物。


黒インク

説明:上質なインクでインクの濃さにばらつきがなく、常温で固まらないため使いやすい。



この二つで大体8000ギルで、巻物は一つの魔法・魔術で消費される現状で、インクも大体巻物の端から端まで書いていたら三巻ほどで無くなってしまうため使う分には問題はないが、製作側からすれば割に合わないことが多い。また、強力な魔術・魔法になるとインクに特殊な素材を混ぜなければいけないこともあり、初心者にはお勧めできない。


新参の商業ギルド経営者はベンチャーとしてこの魔法スクロール大量生産をもくろんでいるらしいが、印刷技術を取り込んだところで魔力を込めなければ意味をなさず、魔力を保有したインクでは生産コストだけが掛かってしまい最低ラインにも満たないため頓挫している。なので、今のところ個人的な繋がりでない限りマ・スクロ(魔術・魔法スクロールの略)は利用しにくいとされている。


「たぁー!!もう、マジでなんなんだろうなこのゲーム。クソゲーすれすれじゃんか。」


「そんなこと分かり切っているだろう。それにこのゲームの特徴は攻略法は確実に点在してる。そこらの運ゲーとは違うさ。」


グレンとカナメの話し合いを聞きながらレブルは、マ・スクロ(魔術・魔法スクロールの略)をどう効率化するか悩んでいた。というのも、マスクロの魔法語の長文を要約して抽出し最適なアルゴリズムへと組み立てる方法や紙そのものの素材を変えて互換性を高め魔法の出力を増大させる方法、新しい魔法語の開発という方法など多種多様な方法はあるがどれも難解な方法であるのには変わりないのだ。


最近の魔術論文の雑誌"オン・タイム"などでは、2.5次正方マ・スクロと呼ばれる手法で一見して普通のマ・スクロに見える文章が円形もしくは正方形に沿って強化魔法語を書くことにより、通常の魔術より強いマ・スクロを使えるようになるなど書かれていたが、文字の二重性や対称性のある図形に限られており、多様性に欠けているのが難点だ。


こういった細かな技術が転用可能となっている法則性もパターンも分かってはいないが何かの拍子で大発見できるという未知の創造性が重要になっているのは言うに事欠くまいだろう。


「結局は組み合わせが必要ですよ、何にしてもね。」


可能性は無限大。


それがこのゲームの醍醐味。


そう話し合いながらカナメたちは新たな狩場へと歩きだしていった。









一年更新せずにすみませんでした(/ω\)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ