夕食
ビッタレって言葉知ってますか。
私は、最近その言葉を使う人と喋るのですが、いまいち意味が分かりませんね。
というよりも、訛りのある人と喋るのは疲れます。
今日も頑張って書きました。どうぞ、ビッテ
家における最強人種とは、女であることは多々ある。
外においても同じで、平時においては男性が前に出ることが多いが、危機的状況においては女性の方が背積極的に行動するのは、なかなかあることだ。
つまり、女はコワイ生き物だ。
俊光は、そのことを強く今思った。
リーナに謝罪をした俊光は、リーナとの和解?により何とか食事をした。
夕食は、これまで男料理ではあるもののそれなりの料理を作り出せれる俊光が、今までに食したことのない程美味だった。これを作ったのは、主に香織であるらしい。では、リーナは?と俊光は口に出そうとしたが、直後に殺気が浴びせられたので、本当に口に出すのは憚れた。
それにしても、やはりというべきかこの二人のメイドはよくできている、桜木の家のものとしては当然であろうがとも感じたが。
目をも楽しませてくれる夕食をとりながら、VRMMOの話をした。
「先程は、ずっとプレイしていましたが、今はどのようなことをなされているのですか?」
リーナは、俊光の祖父である竜之介のことを幼少期の頃からどれ程の化け物であるか知っていた、その孫の俊光が不良に傷一つ負うことなく制圧したことでやはり祖父も孫も化け物であったと思い、今目の前にいる俊光のプレイが気になった。
「西の森にて狩りをしている。」
「西の森!?」
「...斜め上すぎ。」
「実は、東の森と間違えてな。」
「ああ、なるほ...東の森も十分、強いですよ!!
というよりも初心者が行くような所じゃないです!!」
「.........」
俊光が、アバウトに今の状況を告げると二人は驚きとやはりという気持ちをあらわにした。
やはり、竜之介の孫は俊光だと。
二人は、桜木の家で、桜木の命を狙いに来た40人の集団を、家に入らせることも、ましてや桜木に接近させることもなく、5分で終わらせてやろうという竜之介が1分かからず無傷で倒した姿が浮かんできた。
この人もアレと同じなのか。
リーナは畏怖の念をおくと同時に、好奇心に掻き立てられ、香織は、漠然とスゴイと思った。
「二人は、どれくらいあのゲーム、世界で活動しているのか?」
俊光の言い方は、遊ぶという成分がない、そのことに少し怪訝になり、苦笑しながらリーナは答えた。
「そうですね、ワタシたちは、北の森の先にあるビギードといわれる街で活動しています。
最近では、俊光様の言った西の森に、ファイアローと呼ばれるモンスター、魔物を
依頼で討伐しに行きました。討伐は、難なく終わり、注意しながら去ろうとしたのですが
途中、煌めく物体が私たちに襲い掛かり、呆気なく皆一撃でやられてしまいました。
やはり、あそこは何かがいます、俊光様もご注意を。」
「強かった。」
「そうか。」
俊光は、生返事でそう返した。
俊光にしてみれば、自分が欲しいものや素晴らしき者に出会える、感動するほどの大樹がある、西の森はそのような怪しいものなどの不安より勝るものだったからだ。
因みに、煌めく物体とは、アーサーです。
理由は、テリトリー外ではあるが丁寧に手入れした木々が、リーナたちとファイアローの戦闘によって破壊されてしまったからだ、これは他のプレイヤーが来た時も同じ事が多々あった。もうひとつ、報告にあったウサギの件は、ぶれてしか見えていなかったのでアーサーと特定すことはできない。
食事を終えて俊光は自分の部屋へリーナと香織はあとかたずけの為にリビングへ居残った。
女の子だけになると始まるのは大抵恋バナやカレ自慢というのはどこまで経っても常だろう。
香織は、食器を洗いながら、リーナへ珍しく話しかけた。
「リーナ......俊光様のこと好き?」
「ふぇええええ!!、かかか、香織どうしたの、かしら?」
香織の唐突の質問に心構えもあまりできず、あからさまに動揺してしまったリーナは、なんとか取り繕うとするが、意味がない。
「確定」
「なにが!.....はあ、....ええ、ええ、そうよ。好きよ、俊光様が好き。
悪いの、1日しか知り合ってない男の人を好いて。」
もう完全に開き直って強い口調で話しているリーナだが表情は、リンゴのように赤くなっている。
最後の方の発言になると段々弱い口調になったが。
まさしく恋する乙女に相応しいリーナ。
俊光よ永久に眠れ。
香織のリーナを見る目は、母親のようである普段は、しっかりして肝っ玉母さん的なリーナは完全に香織にあやされている子供のようだ。
二人の関係が如実に分かる。
「だけど、俊光様のこと好きは、好きなんだけど好奇心のようなものかもしれないから。」
リーナは、自分の気質をよく理解してくれている香織にすべてはいた。
香織からすれば、もう恋に落ちた女の子のような顔をリーナはしているのだが、そのことは両人同士で分かってくれるよう祈り、心にとどめ、別の話題をし始めた。
「俊光様......強いね」
この言葉少なめの言葉には、本当に先程のようなことを言われると本質だけが浮き彫りになり言われた者は動揺してしまうものだ。
「そうね、強いわね。あのキャサリンさんと戦りあえるんだもの。
まだ、始めたばかりと桜木さんは言っていたけどどうみても、
すぐに、ワタシたち追い越されるわ。
ワタシ、自分はそれなりに強いと思っていたけど、甘かった。
香織、これ終わったらフールオンラインしよ。」
「うん。」
リーナたちは、フルに働き、今日やることのすべてを完璧に終わらせた。
この娘たちも十分すごいという者がいないのが残念である。
俊光は、自室に戻って、今後の方針を決めようとした。
(私の目指す方向性というのは、刀の極地だが、その他にも、鍛冶というものがある。
このまま、あの世界で探究するのもいいが、拠点となるものがほしい。
であるならば、何処がいいだろうか。)
自分ひとりでは考えきれないと思いアトゥムの世界へ旅立った。
『目が覚めよったか。』
目覚めるとアーサーがいた。
ライトは、起きてすぐアーサーに事の旨を伝えた。
『拠点か...そうだな、貴公と予であればどこでも行けそうだがな。』
「できるだけ静かで、自然があり、人がいない場所が良い」
『貴公は、人嫌いなのか?』
「多分な。私自身、意識してないが。」
『そうか、ならばアヴァロンといわれる地に行こうか。』
「理想郷か......、了解した。」
ライトとアーサーはすぐさま旅に出た。
評価・感想よろしくお願いします。
次は、3日後ぐらいにします。
腕が鳴りますね。