ライトとウサギと・・・・
深夜のバイトのせいで量書けなかった。
いまから、バイトです。
眠たい。
西の森を歩いている途中、ライトは、大切なことに気付いた。
「ん.........ステータス画面を一回も開いていない。」
ライトは、すぐさま見晴らしのいいところへとウサギ道案内を頼み、平原へと出て。
周りを見ながら開く動作をした。
ポーーーーン
ポーーーーン
チャリーーン
ポーーーーン
・
・
・
ポーーーーン
どれ程、電子音が流れたことだろういったい何だったのだろう。
ステータス画面を見てみた。
ステータス
名前 ライト・ジーニアス
種族 神族・修羅
職業 Main 熟練の侍 Lv21/Sub 見習い鍛冶師 Lv1
HP793/793
MP465/465
装備品 呪・妖刀ムラマサ 血呪・流浪の道着 血呪・流浪の袴
スキル 索敵Lv48 隠蔽Lv12 剣術(長剣)Lv50▼ 剣術(短剣)Lv1 鍛冶Lv1
縮地Lv24 下剋上Lv20 配下従属Lv4
称号 幸運を掴みし者 咎人を裁きし者 魔物になった人と心を交わす者 絶対強者
魅了せし剣舞する者
凄いレベルが上がったな、おかしいなレンヤは、上がりにくいと言っていたはずなのだが。
見慣れないものが多くある。
縮地は分かる、いや分からん何故に出た。
あれは、本当の縮地じゃないのに。
でも、自分の縮地の伸びた理由が分かったな、本当の縮地が合わさったからなのか。
今後はもっと精進して無駄なく行えるようになりたい。(ほとんど無駄がないのに)
下剋上は、書いた通りのことだろう。
お私が普通のプレイヤーが倒しているモンスターより強いモンスターを倒しているということか。
今さっきも、ウサギとともに何十匹もの火達磨のバッファローのようなモンスターを倒していた。
あれは、やりごたえがあったからな。
配下従属とは何だ?
分からんな。
そもそも、配下などもっていないのだが。(ライトにとってウサギは相棒です。)
称号もわけのわからないものが多くなっている。
無視しておこう。
剣術(長剣)の横に▼が出ている。
何だろうと押してみた。
すると、グレードアップと書かれて剣術(刀)Lv1と出てきた。
剣術(刀)Lv1を押すと本当によろしいですか?という警告文が出てきたが、自分の獲物は後にも先にも刀だったので、迷わずYESと押した。
剣術の所を見てみると剣術(刀)に切り替わっていた。
ヨシ
こころの中でガッツポーズを取りながら私は、ほくそえんだ。
ふとまた気になる点を見た。
血呪・~という私の着物や袴に付いた文字だ。
防具の詳細を見てみる。
血呪・流浪の道着★ Def+20 Agi+1 耐久値 120
吸血着 効果 血を吸えば吸う程強く硬くなる。
血呪・流浪の袴★ Def+32 Agi+12 耐久値 120
吸血袴 効果 血を吸えば吸う程強く硬くなり、着けるだけで速くなる。
というそうだ。
少し?強くなったのか。
と考えているとウサギが近寄ってきた。
『何をしておったのだ貴公は?』
「はっ?」
『だから、何を止まってぶつぶつ独り言を言っていたのだと聞いておる。』
「ああ、すまん。ステータス画面を見............いやいやいや、何で
...喋ってるんだ!?」
ここ一番の可笑しさだ。
何故、ウサギは喋っているんだ。
『何を言っておる、先程まで目と目で通じ合った仲ではないか。
予とて、喋れたことに大いに驚いた、が、それがどうしたという。
小さきことに目を向けるのもいいが、もっと大局を見るべきだぞ。』
と大層立派なことを言われた。
「............取り乱して、すまない。」
『貴公が戻ったのならそれでよい。もう一度聞くが先程は何をしていたのだ。』
「ああ、ステータス画面を開いていた。」
『...!?、なんと貴公は、異世界から来た渡り人だったのか。』
ウサギは驚愕の表情をした。
「渡り人?」
『この世界の住人でない者のことを総じてそういう。』
「よく知っているな。」
『これでも、元王子だからな。』
「へえ、王子か」
『うむ、王子だ』
スルーされている大切なことがスルーされている、しかし両者は何もそのことを語らない。
抜けている。どちらも、似た者同士だった。
『名を、聞いてはいなかったな』
「ライト・ジーニアスだ。」
『ほう、ライト・ジーニアスと申すのか、ジーニアスか、...英語か
ゲニウスとも言うな、さしずめ光の守護神といったところか。』
「英語についてよく知っているな、異世界の言葉なんだろう?
まあいいか、ウサギは何と言う。」
『ウサギではない!、予の名は、アーサー・グレゴリー、故グレゴリー王国の王子にして、今は、誇り高きグレゴリーラビット、この西の森の主にして、王なり。』
「これからよろしく、アーサー」
「今後ともな、ライト」
私とアーサーは互いに名を名乗り、改めての礼をした。
私は、アーサーの棲み処に戻り、ログアウトした。(祖父に教えてもらっていた。)
私は、むくっと起き上った。
紅茶のいい香りがする。
うむ、おかしいな。
私しかいないのに。
ロビーに行くとメイド服を着た私と同じくらいの少女が二人いた。
「今日から、桜木様の命より俊光様のお世話役をさせていただきます。
リーナです。」
「............香織です。」
「............はっ!?」
何これ?
評価・感想よろしくお願いします。
次は、月曜日22時に書きます。
お楽しみに。