プロローグ 平凡の終わり
二作目。前作は凍結します。続き書けなくなってました。置いておくので、見てくださると嬉しいです。
プロローグしか書いていませんね。まだ。(投稿時現在)
日にちについて15日ほど修正を入れました。あまりにもアレがアレしてアレだったもので。
9月10日。一週間前のその日に、ことは起きた。
……その前から少し騒がれていた分厚い雲。
その雲が、世界を覆い尽くした。それこそ太陽の光なんて全く見えないほどに。
あまりにも常識外な出来事に世界各地の気象観測所は所員を派遣し、現状を把握しようとしたが、得られたのはこの雲がただの雲ではない、ということだけだった。
当然の様に気象予報など全く機能しなくなり、政府も対処不能。
前代未聞にして最上級の大きさを誇るその雲は、黒雲の中の黒雲とも呼べるため、そのまま<dark clouds>と呼ばれた。
この一週間、各所メディアも<dark clows> のことを競うように取り上げていたが、今では普通に……とまではいかないまでも、だいぶ以前の様相を取り戻しつつあった。
──その大きな事件とともに、僕たちは、元のような生活に舞い戻る。
半分世界が終わったような状態での、暗がりの中の冒険劇。
<最後の冒険。それはきっと、変えようのない出来事だったんだ>
∴ ∴ ∴
9月17日。あの雲──“dark clows”が世界を完全に覆ってからちょうど一週間が経った。
街の喧騒も薄れ、徐々に落ち着きを取り戻してきていた。まだ政府はまだてんやわんやのようで、実情の把握もできていないようだった。──そのうち元通りに機能し始めるだろうから、心配する必要なんて全くなさそうなのだけれど、心配になるものはなる。
僕らはとても勤勉な学生で、それでいて受験間近。勉強しなくてはならない時分だというのに、全くもって迷惑な雲だと思う。まあ、ちょっと騒いで終わりなのだろうが。……というよりも、ちょっと騒いで終わって欲しい。
あの忌まわしい雲で太陽の光は遮断され、徐々に気温も下がり、冬になりそうな秋(ほかにいい方があるのかどうかを僕は知らない)ぐらいの気温になってしまっている。
寒い。一週間気温の上昇がないとここまで下がるのか。政府の予想では気温は今後も下がり続け、ヘタをすれば世界全部ひっくるめて氷点下になる可能性があるらしい。
当然、衛生なんてものは機能しなくなっていた。雲のせいで通信が悪い上に、そもそも雲で地球そのものが見えなくなってしまっていた。さながら、中学生の書いた地球温暖化を呼びかけるポスターのようで。
現実味がない。その一言だった。
そんなときであるというのに、通っている中学校は明日から開校するのだという。
こんなときに学校で、どんな授業が行われるのかは疑問の一言。授業なんてしても、真面目に聞くやつなんてひとりもいないだろう。はっきり言うと、僕も授業中は音楽を聴きながらやり過ごすつもりでいる。そのため、新しく音楽をダウンロードしているところだった。
「なんかいい曲ねぇかなー?」
誰も聞いていない独り言をつぶやく。ほかのやつには『独り言言うなよ、怖えから』と言われているのだけれど、こればっかりはストレス解消にもなっているのでやめられない。というよりやめたくない。
まったく困ったものだろう。呆れるだろう。なんとでも言え。コノヤロウ。……はぁ。
心の中で嘆息すると、示し合わせたように『運命』のメロディが携帯から流れた。
画面に表示される知らない番号。
誰だろう? まずそう思うのが普通の人。
僕もそう思って、携帯をまじまじと見つめた。
まあ、ただの迷惑電話だろう。放っておけばけばいいか。
……そう思ったのだけれど、こんな大きなことが起こっているときにわざわざ電話なんて不確実な方法をとるわけがない。そう思い直した。
実に数えて10秒の思考。その電話に応答した。
『こんにちは、騎士。お久しぶりデスネ』
「あんた、なんでまだ生きてんだよ」
電話の向こう側にいるのは、かつて共に戦った戦友であり、旧友でもある“真茸 宝樹”だった。
……そのまたの名を──魔術師という。
さあ、かつての仲間が出てきたぞ!……というところで終わってしまいましたが。
先の展開は一応決まっていて、それは後のお楽しみですね。
自分でミスったと思ったところは直していきますが、もしそれでも誤字や脱字、文法ミスなどございましたら、お知らせください。24時間以内に対応します(どっかの通販番組みたい)




