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72.ノネさんと再会1

ふぉぉぉぉっなんて、変な声あげたくなるぐらい

すごいです、中も人も、全部

ラムムンがこっそり使役獣のいる場所とか教えてくれて実はこの彫像はそれでーとか

この隙間に隠れてるーとか言ってくれてて

警備の厳重さと、使い方などを説明してくれる


うーん、うちの宿もここまでじゃないけど、警備も考えないといけないかな?


おばさんたちが言うんだよね~

私らがいる時はいいけどねぇ

二人だけになった時には、ちょっと厳しいかもねぇって

まぁ、私の危機管理のなさとみなさん曰くお人よしな所で問題発生率が高くなるって

うう、皆さんはっきり言うなぁーと思うけど

言われないと私はわからないから、そういうことなんだろうし

生徒さんからもしょっちゅう叱られてるもんね


生徒さんたちは、最初から、疑ってかかり

私の場合は、最初から信じてる

どちらも、人となりを見ず、結果問題に発展したり

相互理解が得られないままとなる


まぁ、いろいろあって、少しずつ改善はしてるけど

気を抜くと、うん、まさに気を抜くとだよね

もともとの素質っていうのかな

お人よしな所が出てきて、大丈夫だよねーと思いこんじゃう


だから、心配だわぁーとおばさんが言うわけなんだよね


こういうところを見ると、をまざまざと実感する

ノネさんのところは、五大貴族さんで

使役獣の宝庫だから、贅沢な使い方ができてるし

それなりに考えて使役獣を増やしてたり人材を配置してる

メイドさんや騎士さんとか皆さんなんか隙がないって雰囲気だしね


優しいし、綺麗だし、可愛いけど

踏みこめない領域っていうのかな、線引きがきっちりされてて

主人を護る盾なんだろうなぁって理解できる


ラムムンたち以外に使役獣を私は獲得してこなかったけど

種類も必要なのかなぁーて考えさせられる


『二人とも連れてきたらいい』


と、頭に響くのはラムムンの声?

二人とも連れてくる?


『カールとティエリ』

ううっラムムンまでそういうこと言っちゃうの?


『?』

ラムムンは何が悪いんだろうとぷよりと揺れる

うう、ラムムン的にもそれは有りなんですか

有りなんですねっ


『アン足りない、いっぱい』

ぐふっラムムン酷くない?

『使役獣増やしてほしくない』

うん、それはわかる

だってねぇ、二人きりでいた時より、便利になったし楽になったけど

ちょっと違うんだよね

なんか、いい方悪いかもだけど子供ができて責任があるというか

まぁいい年だから、責任も必要なんだけどね

それにチビムンたちがいない生活は今では考えられないもんね


『二人がいれば、そうなる』

ん?当たり前になっちゃうってことかな?

まぁ、たしかに、長いものに巻かれろじゃないけど

それが当たり前になったら、そうなるのは確実だよね


おじさんも、カールさんを引きずりこみたがってるし

おばさんは、ティエリさんをなんだよね

なんだろう見事な二分裂


「こびと族ってのは頂けなかったけどねぇ

 あの子はいい子だし

 なにより、アンちゃんに本気だしね

 あと、うふふふ」

とか、言葉濁されちゃったけど、利点があるらしい

うーん、まぁ、カウンター業務はおにーさん慣れてるしね


だけど、人気の人たちをひっぱってくるのはどうかと思うんだけど

と言うと、アン、一人でなんでも思い込んで決めるのは悪い癖よ

とリーナさんに言われちゃった


だけどね、もし、宿のお手伝いしてみませんか?

住み込みでっ

とか言おうものなら、なんか、いろいろ、いろいろ・・・はい


『もう着く』

はーい、うん、一人赤くなってる場合じゃないし

即座にそういう関係になっちゃうこの世界だから

二人が即ってことないだろうし

いや、別にはい、いやじゃないけど

わからないから怖いというか、不安というか


『着いた』

あ、はい・・・はい・・・



「お久しぶりね、アン」

ふわっとかきあげられた髪から、きらきらってなんか光がでましたよー

ノネさんっ

さすがです


うん、やっぱり、超絶美人だよぉおっ


「うん、久しぶり、お互い元気そうでよかった」

「そうね、アン、貴方はあんまり変わらないのね」

うっそうなんだよねー

クラスメートの人たちとか同年ぐらいの人たちと私って

なんかだんだん開きがでてきてるんだよね


大人と子供まではいわないけど

壮絶な色気?とか、スタイルとかねー


まぁなんかそういうところがあって気後れしちゃうんだよねー

私の子供体型で満足してもらえるのかとか・・・


ノネさんは、室内だからかラフで肌が見える格好してるんだけど

そのゆたかな谷間が、羨ましいです


「異世界人だからかなーとか思うけど

 私の世界の人ってこんなものでしたよ?」

うん、私もそれなりに大人になったと思うんだよね


「そ、そうなんですの」

うん、そうなんです

「なんか、いつまでたっても子供っぽく見られてちょっと悲しい」

「そうですわねぇ~

 私から見て、同い年とは言えないもの」

くすくすとノネさんは、普通なら口淀むことをきっぱりと言う

うう、お嬢さまお嬢さま、私にナイフが刺さります


「うふふ、でも、それはそれで魅力的なんじゃなくて?

 他と違うということは活かせるものよ」

うん、それはそうなんですが、とちらりと視線を向けてしまうのは豊かな谷間

ううう、まぁいいや、プレゼント渡しちゃおー


「あ、ノネさん」

「なにかしら?」

「ご結婚おめでとうございます

 お願いされてたララリンクルと、悩んだんだけどこれプレゼント」

似たような瓶を二つ並べる

そう片方はあの虫さんの油『クッカリカ』だ


「あら、なにかしら?」

ノネさんとメイドさんたちも興味津津

かぱりと開けると、あ、そっちはララリンクルですよ


色が同じだから、同じ香水瓶に入れたんだけど



「いい香りだわ」

うっとりと目を細めるノネさん

わー、美人ーっ

ラムムンー、これだよこれっ私に足りないもの


と伝えると、不満そうにぷよりと揺れた

え、ラムムン的にはいつも私がいいと

うう、そう言ってくれるラムムンが好きだよっ


「あ、あと、石鹸とリネン水ももってきましたがいりますか?」

「はいっ」

ってメイドさんが答えた

まぁ、駄目よっという顔をしてメイドさんを窘めたけど

ノネさんもきっちり手を出した

うん、実は高級品だったよね、これ


だけどいいんです、大量にまだまだあるし

この前群生地見つけて、遊びに行ったら、まだまだ咲いて

ついでにーって、取って帰ったもんね

だからできたてほやほやなんだよね


「この前採取して作ったばっかりだから

 鮮度抜群だよ

 まぁ他もこの小瓶に入れてるから劣化はしてないだろうけど」

「そうね、前回のとそう差はないけど

 こちらの方が少し甘めね」

おおっすごい違いが分かるノネさん


「って、アン?」

「はい?」

私はメイドさんが用意してくれた銀のお盆に石鹸を

ナイスピラミッド中ですけど、どうしたんだろう


「貴方・・・」

「はい」

「全部下さる気?」

「うん、そうだけど?

 だって、ララリンクルの石鹸溶けやすいでしょ?

 一日一個と考えて、一年間分ぐらいかなーって

 ノネさん綺麗好きだから、足りなかった?」

「わたくし、贅沢になりそうだわ」

いやいや、もともとですよ、それ

とかつっこみ入れたくなったけど、あれ?


「アン」

「何?」

「あなた、私にララリンクルを定期的に卸ろして頂戴」

「いいけど・・・私王都にいないよ?」

「私もいないわよ」

あ、そっか、うん、結婚して相手の国に行くんだもんね


「わたくしの家から定期便がありますし

 特別配送便でもいいですわ」

う、うん、私はあっけにとられつつ頷く


「それにしても・・・素敵だわ」

ってうっとりするのはいいけど、身を乗り出さないでください

何かがこぼれちゃいそうですよっ


「アン、貴方を招待して、私間違ってなかったわ」

「よ、よろこんでもらえて何よりです」

ぎゅむと、そのまま抱きつかれて

私は、なんか、うん、やわらかいものに包まれてますよ

顔が・・・


「お嬢さま・・・」

うん、メイドさーん助けてください、私の心がダメージを受けまくってます


「あら、ごめんあそばせ」

くすくすとノネさんは笑う


「あ、あともうひとつプレゼントがあるんです」

「これ以上?!」

と二人がはもった

仲いいなぁー


「お風呂とエステなんだけど、そういうプレゼントはなしかな?」

「まぁ、あれのことね」

うん、ノネさんは受けたことないけど噂は知ってるよね

一学年の時からしてたし、手紙とか、それこそめいっ子ちゃんから聞いてるよね


「ぜひして下さる、あ、そういえばもうひとつはなんだったのかしら」

「あ、その油もつかっていいかな?」

きゅと、香水瓶をあけるノネさん


「アン・・・これはクッカリカじゃなくて?」

ノネさんは、もう、なんか、ぐったりとした声


あああ、やらかした、虫だからやっぱり嫌いだった???

ラムムン半分片言にもどってるぅぅぅ・笑

やっぱりあれは、言われすぎた台詞を覚えただけだったのだろうか


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