69.初旅行に出かけよう1
じゃじゃーん、ということで、本日から、旅行にでかけてきまーす
ノネさんの姪っ子さんも来るのかなと思ったら
大人のみらしく、残念ながらお呼ばれしてないし
授業を頑張るらしい
ということで、ハレアさんと一緒にいくことになりましたー
今回のガーデンパーティや貴族さんと会う用の服を仕立ててもらってます
うん、まだ最中なんですよ
それに、王都の最新ファッションとか
私デザインこと地球デザインファッションの売り込みとか
ハレアさんさすが隙がないって感じで精力的に活動するとのことです
テッラさんは、一応報告ということで、王都に私が向かうことは知らせてるけど
あくまでノネさんの結婚式の御祝に駆けつけるということで
五大貴族+使役獣使ということで、事が終わるまでは手をださないほうがいいだろう的な
文書を送ってくれてるらしい
だから、俺を捨ててもいいから、飛んで帰れとのこと
いざとなればそうするけど、テッラさんは怒られないんだろうか・・・
と心配しちゃうけど、ここは心を鬼にして、捨てていくことにしました
まぁそうすると怒られてもテッラさんは王都に戻れるしね
なので取りあえず最初は乗合馬車で移動
途中からは、さくっとラムムンで移動することに
テッラさんの鎧類はラムムンの中で馬は連れ帰られてるらしく
食費や場所代的には助かったけど緊急の時はどうしろって・・・と
やさぐれてたのが印象的でした
結局二週間ぐらいの滞在になりましたねー
と話してたら、予定より早く帰れて嬉しいとにまついてたので
絶対彼女だと、ハレアさんと問い詰めると
その通りで、あんまり遅く帰ると不安だとか
もともと宿舎詰めが多いのに逢えないと寂しいし、いろいろ不安だとか
うんうん、それはわかる
やっぱり遠距離恋愛って、不安になるし魔がさしますよね・・・と言うと
アンさんが?!と二人に言われた
うう、うるさーいっ
された方ですよっと言うと、あ、なら・・・とか二人して笑わないでくださいよ
なんかこういうところは、あけすけだなぁーやっぱり
と人の恋愛話を詳しく聞いてる私が言えたことじゃないかもですけど
でもちょっと楽しい
テッラさんの彼女は、テッラさんらしい彼女で
なんか見ない内からイメージが沸く感じの人なんだよね
二人であーだこーだ言ってたら
あれ、彼女と知り合いですかーとか言われて
いや、イメージイメージと言うと
三人で大爆笑して、乗合馬車の中で何気に聞いてた人たちも
大笑いして、髪の色とか髪型まであてちゃったりして
みんなでわいわいがやがや
ちなみに、一番当たりの多い人に昼ご飯おごりとかなって
テッラさんも乗り気になって・・・
んっ?とかちょっと思っちゃった
テッラさんまさか、お金がないのは、賭けごとですったからじゃないでしょうね
とぼそっというと、少しは・・・と口ごもってた・・・
こらぁぁぁっ賭けごとはお小遣い範囲でやりなさいって
お母さんに教わったでしょうっ
と、お爺ちゃん怒られてましたもんね
え、普通は言わない?
だけど、生活費まで削っちゃだめだよね・・・
まぁないのはあの鎧のせいなのはわかってるけどね
ちなみにテッラさんの彼女紹介ー
お名前が、ウクさん
お年が十八才
喫茶店の従業員さんをしていて
明るくにこにこ笑ってるまぁまぁナイスバディで
茶色の髪をゆんわり二つ結びにしてる人ですっ
ちなみに、一番あてたのはハレアさん
重ね着スタイルが好きで
革の靴が好きとか、色関係で
テッラポイントを稼いだらしい
むしろ、会って下さい状態になって
ハレアさんはウクさんはテッラさんの服も作ることになりそうです
うふふ、と可愛い笑い方されてましたが
かなり商売人でしたよね・・・うん
そんな感じでわいわい隣町まで来たんですが
うん、おそいっ
というのが感想かもしれません
テッラさん&ハレアさん的には普通らしいので
私の感覚が間違ってるらしい
使役獣使は、自分の使役獣にのるからなぁ・・・
まさかスライムとは・・・とか
また言われたけど、その言い方にとげはないので
ラムムンはどやぁぁぁしてましたけどね
うんもスライムも飛べるんです
ちなみに、お仕事関係は全てお休みで
全員で旅行です
うわぁぁぁと言ってた皆さんには申し訳ないけど
私一か月ぐらい帰れない予定で旅行してるから
おいていくわけにもいかないしね
変わりに山先生がお風呂だけ宿に提供
練習がてらがんばってくるぜって言ってたけど
先生を使うのはどうかなぁと思ったけど
あの会合後先生たち結構な割合で宿とか
他の飲み屋さんとかに行くようになったもんね
生徒だけじゃなく先生がたも降りてくるようになりましたよーっ
宿は三人部屋、ううっと思ってると
アンさん、贅沢、とハレアさんに言われちゃった
いや、ハレアさんと同室なのはいいんです
というと、二人に首を傾げられた
「オレのことが嫌ですか?」
あー、違うちがうから、しょんぼりしないでください
「ちがいまーーすっあのー、またかー言わないでくださいね」
「いや、いいます」
ってきっぱり言うますねハレアさん
「異世界人的な感覚で、その・・・男性とお泊りとか同室っていうのはちょっと・・・」
ともごもご言うと、ぶはっと笑われた
「だってーーーっ」
「まぁ、まだですものね・・・」
とかしみじみ言わないでください
そして、ばらさないでください
こちらの世界では、もてない女性の代名詞なんですから
「いや、知ってるから心配しなくていいよ」
とかいわないテッラさん
うう、つっこみ疲れた
そして、もういい
「なんだかねー」
とか二人して、やれやれとか気配を送らないでください
私は布団になってるんですから・・・
「アン」
と真剣な声でテッラさんが私を呼ぶ
「はい」
もそりと顔を起こし彼をみる
「十カチと、1カチ、どっちがいい」
「もらうなら、十カチ、払うなら一カチ」
「そうだ、払うなら一カチだよな」
私は頷く
はっとした
「個室って十カチもするんですかっ」
二人してふかーーーく頷かれちゃった・・・それはっ無理っ
「と、いうことで、同室で頼む
他のやつが入らない共部屋なしの三人部屋にしたから」
ううっすいません、お気遣いありがとうございます
共部屋ならいくら?と聞いたところベット代金のみなので
六十マケらしい
そか・・・うん、そうだよね・・・
「異世界人は我がままに出来てるっていう証明だなぁー」
とか人が作ったおかし食べながらしみじみ言わないでください
蒸しパン美味しいよね・・・
賭けごとはお小遣い範囲、株とかもですよーみなさーんっと
私の信条を織り込んでみる・笑




