3.ラムムン大量発生
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そして、初?ディリーランキング四位
どんどんぱぷぱーふっ ありがとうございますっ
と、いうことで、二人して現実逃避してたけど
部屋の中にいる大量のちいさな元気なスライムたち
「ラムムンの子?」
ぷよりと、ラムムンが動く
そっか、ラムムンって実は女の子だったんだ
「ラムムン・・・ラムコちゃん・・・かな」
と呟くと、ラムムンに体当たりされた
「ラムムン」
と本人が言いましたよ、ああ改名はいやだと
そうなんです、仲良くなると少し会話ができるんですよね
1学年からできたのは私ぐらいで
だからこそ、先生になれたといえるんですが
使ってなんぼの使役獣から
使役獣を上手に使おう
使役獣の地位向上委員会としてはがんばるしかないんです
「メスオスない」
あ、そうだった、ラムムンは無性だもんね
昔過ぎて、忘れてることがあるなぁ
スライム本また読まないとなぁー
「ラムムン、先生のところいこっか
その間その子たち丸呑みしちゃう?」
そう聞くと、あ、そんなことができたっと、理解して
真ピンクい核になった、照れてまーす
「まぁ、その前に、はいはい、みんな聞いてー」
私はちびスライムちゃんたちに声をかける
「よしよし、いい子」
近くにいる子をぷにぷに撫でると
私もーみたいにぴょんぴょん近づいてくる
よし、この調子で、ラムムンの中に入れていっちゃおう
こんだけ多いと名前はさすがにつけられないなぁ
識別もできないしね
「はい、じゃぁ、まずラムムンの中で寝てようね
その後みんなでできること考えよう」
そうこれが大事なんです、使うのはいいんです
使役獣のみんなは、使われたがってるんで、使わないで放置されてると寂しがります
だけど、使役獣とはいえ元々スライムなんて魔物です
モンスターです
レベル1の勇者さんが倒せても、町の人たちには危険なモンスターです
なので、使役できるようにしなくてはなりません
その方法を力ずくとか、命令だけでするんじゃなくて
言葉や行動で伝えていくんです
不安なまま行動したい人はいますか?
って生徒のみんなに最初に聞くんだよね
理解できるできないはあるけど、こうしようねっていうことを示されると
やっぱり使役獣もうれしいらしく
シンパシーが生まれ
人と使役獣の仲がよくなってくる
そうすると扱いやすくなるし、気持ちをくんでくれるから次がしやすくなるって
算段です
なので、ちびちゃんたちに、そういうと、私に撫でてもらってから
ラムムンの中に飛び込むっていうのを
みんなが並んでしてくれてます
ね、いい子でしょ
数を数えると53匹
わぁお、本当にいっぱいいたね
とおもったら、のんきちゃんと、まぬけちゃんがいました
のんきちゃんは、ベットの枕の下でふよーんふよーんと体を揺すりながら寝てるし
まぬけちゃんは、隙間につまって、ぷるぷるしてました
はいはい、二人とも、ちゃんとラムムンの中にはいってようね
よーし、先生にきいてこよう
山先生なら知ってるだろうし
あ、山先生は、ルイズという名前で生物学の先生です
山みたいに大きくて、どっしりとした先生
ラムムンを最初から認めてくれてほめてくれたいい先生です
中身を見えなくしたラムムンだけど
さっきまでのいっぱい風船入りだと何かを思いだす・・・
うん、色はちがうけど、あれだよあれ
筋子、ふぅ・・・いくら丼・・・たべたいなぁー
現実逃避終了五十五匹いますよーっ