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2.現実逃避したくなるよね?

一日一話で223件すごいね、ラムムン人気だー

ありがとうございます

朝聞いた音はラムムンこと、私の使役獣のスライム

命名 ラムムンが細胞分裂、懐かしいね理科だねっで習ったそれと同じ現象が起きてた


部屋の中に100とはいえないぐらいの小さな

初めて会った時ぐらいのラムムンの大きさの子が

跳ね回って楽しそう


あ、過去話に少し戻すね

現在ラムムンも呆然としてるのでなでなでしながら話しちゃいます


ふよっと元気を取り戻してくれたみたいでよかった

透明なゼリーの中に核があってその色が青の時はショックを受けてるという状態

まぁラムムンもびっくりだよね


細胞分裂するなんて聞いてないもん


そんなラムムンと出会ったのは

私が通う学校、使役獣のための専門学校

学校の名前は正直口に出せない

えれう゛ぇでー・・・ぐふっと舌をかみそうな、いや噛む名前で

使役獣学校といえば、ここしかないのでもう学校でいいのです


その学校の学長室にいた私は、その学校に通うための資格

使役獣の卵が割れるかの審査にみごと合格し

スライムを手に入れました


しかし、スライムを手に入れたことによって

私の学園生活は少し、ううん、かなり寂しいことになった


さっきまで仲良く話してくれてた人が、ざっとひいて

スライムだよーとか、ちょっとけなされた


まぁ実際、図書館で調べるとほんとスライムは初代目さんには向かなくて

人気もないし、立派じゃない容貌

その上、私のラムムンは万能スライムだけど、俗称悪食さんなので

なんでも食べるけど、ほんと何でも食べるから

みんなが逃げちゃったんだよね


そうなったら、使役獣人生がおしまいになるし

自分が生み出したものが一瞬で終わりになるなんていやだもんね


だけど、私は、迷惑かけちゃいけないし

べつにいじめもされなかった

だから、それでいいやーって、図書館で仲良くなった

司書のカトリーナさん、今では大親友になれた彼女に

学校初日から図書館にくる奇特な人ってことで仲良くなって

いろいろ便宜はかってもらえた


この本がいいよとか、先生の授業に使うから読んでおくといいわよって

だけど、スライムっていう珍しさに興味惹かれたのもあったのよ

ってあとから言われた


うん、それくらい1学年では珍しい使役獣なんだよね

というより使役獣使、全体としてもスライム、特に万能スライムは少ない

ピンクのかわいいヒールスライムちゃんとかならまだ多いらしいけど

あの子だったら私の生活、詰んでた


薬草しかたべない、水は井戸のじゃ駄目とか

本当にお世話が大変な子で

だけど、その分能力は高い


万能スライムのラムムンができることって

掃除と簡単な治療と衛生管理、それにちょっと、いやかなりエッチな使い方だけ

だから、人気は正直ないのもうなずける


だけどね、ラムムンは私にとっていい相棒で友達

心配性で優しくてかわいくて、見た目おいしそうで

感情豊かなスライムで、そう育てたのは私っていうけど

あのとき、私にはラムムンしかいなかったし、ラムムンには私しかいなかった

ほんと兄弟みたいなものかな


だから、ほんと他の種類の使役獣に変えてあげるよって言われても

私はスライムがいい


まず、お風呂

日本人ならわかると思うけど、毎日お風呂に入ってシャンプーしたい

異世界のここでは、部屋のたらい風呂がせいぜい

大量の水でっていうなら川とかだもん


ナイスバディの人が昼間、素っ裸で泳いでたのはびっくりした

あれは忘れられない

私も耐えかねて夜一度体験したけど

怖いわ寒いわでもうこりごり

そんな時ラムムンが乗っている場所だけ、きれいなことに気づいて

私はラムムン風呂を開発、なんて大げさだけど

それくらい画期的だったんだよね


それで、他の人にも体験してもらって

今でも商売にさせてもらっている

ラムムンはマッサージ付きなので、他のスライム風呂とはひと味ちがうんだよーと

言いたい


まぁ夜のご商売の方が、うふふーな使い方をしたら

もっと儲かるわよって言ってくれたけど

私がまっかになってたら、あきらめてくれた


うん、まだちょーーーっといろいろレベルが高いです


そんな風にギルドの冒険者

そして、ラムムンの餌取りなんていろいろして

学校と両立させてたんだよね


その後いろいろあって、学校を無事卒業でき

ラムムンと、今後どうしようかっていう時に

私の前に、たくさんの将来が見えた


今までがんばってきたから、道がたくさんあるんだよって

一学年の時の担任のクオン先生が言ってくれた


クオン先生は、私に、私特有の使役獣とのつきあい方を教えてあげてほしいという

教師を勧められた

教師というか実習員?バイトみたいなものだけど

私が地球の学校の話をした時に覚えてくれていた臨時教師というものに

私はなった


だけど、おばさんたちの宿もしたい

お世話になったギルドに貢献し、やっぱりまだまだいろいろがんばりたい

冒険者って大変だけど素敵だもん


あとは、治療院での医者

これは、一番最初になろうって思ったことだから初志貫徹でなってみたけど

地球の病院よりかなりひどかった

まず、食事、次に衛生管理

お風呂は入らないが当たり前の人たちがくるんだから

当然かもしれないけど、汚いくさいが普通で

一度見学して、仲良くなった場所を含め数カ所を回って

歩ける人向けの治療院を宿の一室で開いてる


まぁ、お風呂屋さんも兼用なんだけどね


という、実に欲張り生活をしてるけど

それでも地球にいたときよりは、楽な生活なんだよね


日の出日の入り生活が基本だから、そこまで大変じゃないんだよね


さて、そろそろ現実逃避おわろっか

ね、ラムムン

私はいつものようにぷにょりとラムムンをつつく

うん、というようにラムムンはぷるんと揺れる


ふたりで笑うようにラムムンの核がほのかにピンク色になる

照れてるけど嬉しいの色なんだよね

連日投稿-、あと数話いけるかなただし、推敲があまいから文章が重複してる感が否めないがお許しを~っ

それでは、いったん寝ます

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