使役獣について
はいはい、こんばんは、ねこばばです
本編に数度しゃしゃり出てきてます、正式名称猫虎トラネコまねきねこ(単語登録済み)でございます
さて、今回は、前作の説明もありました使役獣についてお話なんぞしてみましょう
使役獣を得るには、まず使役獣の専門学校に入るしかありません
そして、入り口で名を叫び、人であることを証明します
人型のモンスターや擬態可能なものがいますので、それで防いでました
なので声が小さいというより、『真名』を言えないものは入り口で弾かれるわけです
アンちゃんは、真名がないので「異世界の」という冠がいったんですよ
という裏事情がやっと書けました
そうして中にはいりますと、珠を渡され、自分好みの色、さわり、形、大きさなどを選び
教室に入り、説明を受け、割り、中から使役獣を出し
ここでやっと生徒となれます
使役獣の学校は、王都から、ほどほど近く、ほどほど遠いアンちゃんの暮らす中都市の
一画をどーんと仕切って建ってます
なぜ、この立地かといえば、王都から『通い』で来てもらうと困るからです
そして『監視』や『過保護』にされても困るからです
なんせ、ほとんどは王侯貴族
一人暮らし、寮暮らしをさせ自立してもらわないといけませんからね
メイド、執事はいいのか、と言いたいところですが
あれは、彼らの一部なので致し方ないんです
生活能力ゼローですからね
そういうことで、ほどほど遠い場所にある学校で
建前上は、貴族も平民も関係なく学んでいますが
財力にものを言わせられますから、その点は、やはり差が出てきますね
あとは、先に教え込まれた知識などによって変わってきますが
それがいいかとどうかは、前作にておわかりの通りです
この学園、入り口以外のところから進入はほぼ不可能
鳥形や、ハネムンなどで飛んではいるのはできますが
入った後、はいる途中で、ちゃんと生徒や先生であると示せないと
中にいる人たちからフルぼっこされますので要注意
なので、年一度の入学を待っての襲撃などを企てられますので
その時は万全の体制で先生方がそろってるわけです
そうして、五年間育て、努力し、使役獣の試験をみごと合格すれば使役獣使になれます
その後の道、王都出仕、アンちゃんのように市民に混じる冒険者になるなどなんでもござれですが
箍の外れたり主人の味を忘れ暴走すれば、元のある生物へと戻りますので
その点は注意が必要です
なので、使役獣使になれない場合ほとんど、生かしておけなくなります
一部、制限をして、そのまま生かすことは可能ですが、ほんの希少生物のみで
ペットとして飼いたいなどの理由では生かしてはくれません
元の、というのは動物・精霊・妖精・魔物の4系統とまざり
アンちゃんのスライムは当然魔物
それも初期スライムの一種の万能スライムです
主人の味を覚えさすは
唾液<皮膚<汗<排泄系<涙<<越えられない壁<<血
となっております
当然生物なので、食事関係なども必要なので
そういう理由でも、退学者たちが生かしておくことはない
その手間を掛ける暇を貴族たちはいやがります
しかし、一度使役獣使としての道が開ければ、七割型王都出仕を希望し
残り三割は、各街に、地元に散ります
そうして市民のために尽力を尽くす形となります
むしろ自分の土地を護る守護使役獣使となるというべきかもしれません
使役獣使として、王都からの連絡を受け、王都の使役獣使たちに連絡し
連携プレイをとったりとしてますが
アンちゃんは学校の先生ということで
そちらに連絡はありますが、アンちゃんのところまで届くことはないので
のほほんといつも通りの生活をしてて掛け持ち仕事して
本当にイレギュラーな子なのです
10/1現在より先に出てくる話ですが
山先生が持ってる調教などのスキルで『従獣』というものもいます
それはまた23話目でお楽しみください
ちよっと説明がうまくできませんでしたが
珠→生まれる→成長→主人成長→立派になる→試験合格→使役獣使と登録使役獣と為るわけです
そして、ラムムンが死にたくなくてがんばったけど
死ぬ子たちは、核の珠に戻り、主人と新しい使役獣を結ぶ架け橋となります
そんな風に、生と死を乗り越え、人や土地や自分たちを護りながら
矢面に立つのが使役獣使なので
お給料や将来有望になるわけです
アンちゃんの場合は自分たちの仕事の出来合高なので
王侯貴族級の大金持ちとはいえませんが
一般の人よりはかなり稼いでますヨ
さてさて今回はこんなもんで、散文失礼しました