最初で最後の恋 2
「あ、クラス表見にいこっか。」
「あ、うっん・・・・。」
「水樹。」
「ん?」
「もう気にしないで。私の最後の1年くらい笑ってすごそーや。」
「うん。」
私は水樹に精一杯の笑顔しか見せる事ができなかった。
だって、私だって
死にたくないよ―――――――――――?
でも笑わなきゃ笑わなきゃ。
絶対に水樹の目の前で泣く事は絶対にしない。
泣いたら、うちの『プライド』が許さないから。
「愛華」
「ん?」
「同じクラス」
「そっか。うれしーや^^」
「無理して笑わないで・・・・。」
「え?」
「ああ、なんでもない。なんでもないよ^^」
水樹何?必死に隠してんの?
もしかして無理して笑った事、
ばれたかな?
《ドンッッッッ》
水樹人とぶつかったみたい。
大丈夫かな?
「大丈夫ですか?」
「あ、いえ///」
水樹思いっきり照れてる。
イケメンか。
「大丈夫か?水樹」
「うん。ごめんねぇ。愛華」
「ううん」
「愛華・・・。」
「?!!!!?隆弘・・・。」
「どうしたの?2人知り合いなの?」
「え。うん。」
「「幼馴染」」
びっくりした。だってそこの立ってたのは
『隆弘』
だったから。
「久しぶり、隆弘」
「ん。」
「テンション低いね。なんで?幼馴染なのに。」
う。水樹って痛いとこついてくる。
「もしかしてあのこと?」
水樹が言ってるあの事って
『心臓病』
のことか。
「ん。そうそう。小さいころ約束したんだけどそれで約束やっちゃったんだ。」
「・・・・。愛華。私、もう無理しなくてもいいんじゃない?」
「え?どういうこと?」
「いいたいこといって泣きたいときには泣く。それが昔の愛華でしょ?」
ムカシノマナカ―――――――――――。
昔の私って何?
昔の私は笑ってた?泣いてた?
「隆弘あのね。」
私は言おうと思ってた。でも、
やっぱりいざというと怖くて怖くて。
「・・・・・・・まだいえない。だけど、いつかちゃんというからね」
「うん。」
「ああああああああああああ。」
「うるしゃい」
「自己紹介してなかった^^」
そんなことかよって突っ込もうとしたけど
そうゆうとこが水樹はかわいいから
今日はよしとく。
「はじめまして。原ノ江水樹です^^」
「あ、はじめまして?でもないよな。さっきしゃべったし。
流時隆弘です。」
「りゅうじ?!かっこいいー。」
「ありがと。」
私はこの2人を見守っていた―――――――――――。
今の私はそれくらいしかできないから―――――――――――。