表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

最初で最後の恋 2

「あ、クラス表見にいこっか。」

「あ、うっん・・・・。」

「水樹。」

「ん?」

「もう気にしないで。私の最後の1年くらい笑ってすごそーや。」

「うん。」

私は水樹に精一杯の笑顔しか見せる事ができなかった。

だって、私だって

死にたくないよ―――――――――――?

でも笑わなきゃ笑わなきゃ。

絶対に水樹の目の前で泣く事は絶対にしない。

泣いたら、うちの『プライド』が許さないから。

「愛華」

「ん?」

「同じクラス」

「そっか。うれしーや^^」

「無理して笑わないで・・・・。」

「え?」

「ああ、なんでもない。なんでもないよ^^」

水樹何?必死に隠してんの?

もしかして無理して笑った事、

ばれたかな?

《ドンッッッッ》

水樹人とぶつかったみたい。

大丈夫かな?

「大丈夫ですか?」

「あ、いえ///」

水樹思いっきり照れてる。

イケメンか。

「大丈夫か?水樹」

「うん。ごめんねぇ。愛華」

「ううん」

「愛華・・・。」

「?!!!!?隆弘・・・。」

「どうしたの?2人知り合いなの?」

「え。うん。」

「「幼馴染」」

びっくりした。だってそこの立ってたのは

『隆弘』

だったから。

「久しぶり、隆弘」

「ん。」

「テンション低いね。なんで?幼馴染なのに。」

う。水樹って痛いとこついてくる。

「もしかしてあのこと?」

水樹が言ってるあの事って

『心臓病』

のことか。

「ん。そうそう。小さいころ約束したんだけどそれで約束やっちゃったんだ。」

「・・・・。愛華。私、もう無理しなくてもいいんじゃない?」

「え?どういうこと?」

「いいたいこといって泣きたいときには泣く。それが昔の愛華でしょ?」

ムカシノマナカ―――――――――――。

昔の私って何?

昔の私は笑ってた?泣いてた?

「隆弘あのね。」

私は言おうと思ってた。でも、

やっぱりいざというと怖くて怖くて。

「・・・・・・・まだいえない。だけど、いつかちゃんというからね」

「うん。」

「ああああああああああああ。」

「うるしゃい」

「自己紹介してなかった^^」

そんなことかよって突っ込もうとしたけど

そうゆうとこが水樹はかわいいから

今日はよしとく。

「はじめまして。原ノ江水樹です^^」

「あ、はじめまして?でもないよな。さっきしゃべったし。

 流時隆弘です。」

「りゅうじ?!かっこいいー。」

「ありがと。」

私はこの2人を見守っていた―――――――――――。

今の私はそれくらいしかできないから―――――――――――。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ