二次高エピソード0話
【世界の中心】
?「You〜、ちょっと402番目の世界史と、新しい世界史が出てないかチェックしてきて〜」
You「了解しました」
そう言って黒いスーツを着た少年は奥の本棚へと歩いて行った。
?「ふぅ…さてと、」
そう言って椅子から立ち上がるとコーヒーを淹れるために台所へ行った。コーヒーを淹れて戻るとYouが巻き物2巻と一枚の何か書かれた手紙のような物を持って待っていた。
You「メビウス様、頼まれた物と何か手紙のような物がメビウス様宛てに届いていたのでお持ちしました。」
メビウス「ありがと!これは…この間出した手紙のお返しか…」
と言いながら巻き物2巻を机の上に置き手紙の封を開け読む。
You「ところでメビウス様それはなんの手紙なのですか?」
メビウス「これ?これはYouを通わせようと思ってる学校からのお知らせ」
You「…は?学校…?」
メビウス「そ。明日面接みたいだから行ってきてね」
You「」
思考が止まった。学校?何それ?いや、まえに書物で概要については読んだ気がする。なんか勉強する所ってのは知ってるけど。でもなんで?
メビウス「お、これは新しい世界か…なんだこれ?私の名前が出てる…Youの名前まで…こんなの初めてだな」
呆然としてるYouよそに新しい世界史の紐を解くメビウス。
メビウス「よし!明日Youが面接行ってる間に少し世界を見てくるとするか」
You「メビウス様…」
メビウス「ん?どうかした?」
You「もし仮に合格して行けたとして学校始まったら、日頃の家事や手伝いはどうするんですか!メビウス様が死んじゃうじゃないですか!」
メビウス「あんた馬鹿にしてる⁉︎」
You「あ、いえ…そうではないんですけど…前に数日ここを離れてた時に帰って来たら血吐いて倒れてたじゃないですか!またそんなことあったら怖いんですよ!」
メビウス「いやだからあれはトマトジュースを持ちながらお腹が空き過ぎて倒れただけだから!」
You「だからそのおかしな生活リズムであのようなことが起こるのが嫌なんです!」
メビウス「いや、今回は大丈夫だから!私も少し仕事でここを開けようかと思ってるから」
You「そうですか…でもちゃんと三食とって寝てくださいね」
メビウス「わかったから、ほら涙ぐまないで?」
You「な、涙ぐんでなんかいません」
そう言うと目を拭う
メビウス「とりあえず明日面接だから頑張って!」
You「は、はぁ…」
申し込んでしまったのならやるしかない…と思ったYOUだった