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ゴブリン召喚士 宇宙へ  作者: ぴっぴ
第2章 宇宙の召喚士
24/40

第24話 来た見た勝った

ゴブリン召喚士 完結済み総合112位まで行きました。皆さまに感謝を。

しかし小説2作目でこんな順位取ったのでこれからが大変です、後は落ちるだけですからね。

3~4年かけてまともな話が書けたら良いな~って思ってました。書き始めて3か月たちましたが

全然進歩しない所が自分でも凄いと思います。どうやったら上達するのでしょうね?やっぱりプロットなのか?作った事ないけど。


 俺達はあれから残りのオーク戦艦45隻を殲滅する為にオーク艦隊を追いかけた訳だが。オーク艦隊は俺達の艦隊を見るとバラバラに散って逃げてしまった。やはり70対41で25隻を一方的に沈められたのに恐怖した様だ。エリカが壊れた2隻の戦艦を直したのも大きいだろう、1隻も欠けずに再度攻撃を受ける恐怖は俺でも想像できた。そして俺達が追いつくと次々にオーク艦は降伏していった。そして気が付いたら俺達の艦隊は前回ゴブ吉がイージスでやった戦艦16隻を回収したり、降伏した船をこちらの艦隊に編成したりしていたら100隻余りの大戦力になってしまった。


 「バルト、偉く増えたな。100隻くらい有るぞ。」


 「男爵様の作戦勝ちですな。正面突破で相手の心を完全にへし折りましたからな。あれで、我々には何をしても無駄だと相手に思わせた男爵の作戦は素晴らしいです。赤色艦隊バルト、感動で前が見えません!」


 「いや~流石はアニキだ!初めて見た時から只者じゃないと思ってたぜ。」


 「お前は男爵に喧嘩売って泣かされただろ、スパイス。」


 「そうだったかな?今じゃ完全な信者だぜ。男爵やアーサー様を祭る神殿を建てる会の会長を始めたぜ。」


 「余計な事するなスパイス、ヘラクレスに殴らせるぞ。」


 お調子者オーガのスパイスはまた仲間の中に逃げて行った。さてこれからどうするか?俺としてはこのままオークの主星に行って大統領だか国家主席だかに直接文句を言いたいのだが、やって良いのだろうか?


 「バルト司令、これからどうすれば良いんだ?」


 「男爵様の思いのままでございます、我々やAI等より男爵様の判断は正しいですからな。我らは男爵様に付いて行くだけでございます。」


 「ゴブ吉、殴り込みに行って良いかな?」


 「当たり前ゴブ!今はイケイケごぶ。」


 「良し、全速前進!オークの主星に殴り込みだ!ただし、危なく成ったら直ぐに逃げるぞ。」


 まあ殴り込みとは言ったが、実際はオークの星を実際に見てみたかっただけだ。実際に見てみないと相手の強さとかが全然分からないのだ。AIにオーク族の資料は有ったが、見てみても全然分からない。ゴブリン王国よりも広い宙域を支配していて、住んでる人も資財も多い事しか分からないのだ。俺達の星でも広い領地を持っている貴族は居たが内政がボロボロならいくら広くても弱かった。俺はそういう本当の強さや弱さを知りたかったのだ。


 「男爵様、オークの星に着いたら密集陣形を止めて、横に大きく広がった方が良いですぞ。」


 「何で?」


 「密集しておると、実際の数より少なく見えますからな。横に大きく広がると実際の数より多く見えるものでございます。」


 「ああ、あれか。カエルがほっぺたを膨らませたり。犬や猫が毛を逆立てるみたいなものか。」


 「よし俺達カテゴリー1に丁度いい。横一列隊形を取れ!」


 そして俺達は密集陣形を止めて、100隻余りの戦艦による横に大きく広がった陣形でオークの星を目指した。途中でオークの艦隊を見かけたが、戦艦が10隻以下の艦隊ばかりなので俺達を襲ってくる事は無かった。あれだな、キャラバンみたいなもので、数が少なくて弱そうなら盗賊に襲われるが、数が多くて強そうなら襲われないのと同じだな。結局艦隊もキャラバンも同じだ。国も領地も同じだけどな。それから3日程かけて俺達はオークの星に着いた。


 「お~いるいる。50隻の戦艦が待ってるゴブ。」


 「なんだ、たった50隻で防衛するのか?」


 「男爵様、大チャンスです!敵が集まる前に叩きましょう!」


 「ゴブリン艦隊集まれ!密集陣形、突撃!」


 そして何時もの様に俺達は突撃した。オーガ艦隊は牽制の主砲攻撃だ、今回は俺達の戦艦の方が数が多いので向こうの艦隊は防御シールドを張って耐えるだけで攻撃が殆ど出来ない状態になっている。


 「主殿、拙者も出撃させて下され。」


 「よし行け!アーサー。」


 アーサーが我慢出来ない様なので出撃させる。アーサーは武人なので黙って見てる事は苦手なのだ。それに今回は余裕が有るから良いだろうと思って出すことにした。


 「アーサー出ます!」


 格納庫からアーサー専用巨大バトルドレスが発進する、敵艦隊に切り込むかと思ったら。俺の船の上に仁王立ちで立っている。どうやら旗艦を守るつもりらしい。そう言えばあいつは何時も俺を守ってたな。


 「捕まえたゴブ!魔道部隊合唱開始。」


 「ヒーラー部隊全周防護!」


 敵艦隊と接触した瞬間にゴブ吉のイージスで3隻の戦艦が沈黙し魔道部隊のメテオで21隻の戦艦が轟沈した。そしてアーサーはスラスター全開で戦艦を切りまくっている。


 「へえ~凄いなアーサー。本当に戦艦切れるんだ。」


 「馬鹿げた強さですな。推進力が足らない分は戦艦を足場にして跳んでますぞ!」


 「おっ、戻って来たゴブ。」


 戦艦を切りまくって4隻沈めたアーサーがアークロワイアルの上に戻って来た。また仁王立ちして腕組みをしている。気が済んだ様だ。


 「アーサーお疲れ。」


 「ふふ、宇宙でも主の役に立てますぞ。」


 「緊急入電!オーク本星からです。」


 「何だろうな?繋いでくれ。」


 相手の戦艦28隻を沈めた所でオークから通信が入った。何の話だろうと思ったら全面降伏の通信だった。とても敵わない事が分かった様だ。


 「勝ったみたいだなバルト。」


 「当然です。衛星軌道に戦艦が入れば勝なのです。」


 「えっそうなの。」


 「軌道上から地表に主砲を撃たれたら地形が変わる位の被害が出ますからな、戦艦を止められなかったらその星は負けなのですよ男爵。」


 「ふ~ん、戦艦って凄いんだな。知らなかったよ。」


 「・・・・・・・・・」


 どうりで皆が戦艦を有難がるはずだ、相手の星の傍に行けば国を亡ぼす力が有るんだ。それなら戦艦の数で強さを計るのも納得だ。また俺は一つ賢くなったのだ。そして俺はゴブリン王国とオーク共和国2つの王となってしまった。いまや戦艦300隻を持つ一大勢力となってしまった。


 

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