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Reincarnation Online - リンカーネーション・オンライン -   作者: とどのつまり
第2章 胎動、そして蠢く悪意を薙ぎ払いて……。
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log in - 75 伝説? の戦士……と?






“ザザザザザザァ~~~~~~~~~~……”


 風が駆け抜け、舞い上がった砂塵が晴れたその場所に佇む……(おとこ)の姿。



「て、敵襲ぅうううううっ!!」



 いち早く我に返った青年が叫ぶ。



「くっ!? スラッシュムーブ!」 「ひっ!? ……ファ、ファイアボール!」 「死に晒せ! ピアーズショットぉおっ!!」 「え、遠距離攻撃、遠距離攻撃ぃ……? ラ、槍衝飛撃(ランスロット)!?」



 青年の声を引き金に、入り乱れ飛ぶ[アーツ]。

 そこには混乱もあったのだろう。だが、何より漢から発せられる強烈な威圧感が、彼等彼女等の本能を脅かしたのだ。

 その結果、碌な連帯もなしでただ闇雲に[アーツ]を放つなどという愚行を犯させたのである。

 故に……。



「ふむ? まるでチンピラのようだな。無駄に[アーツ]を放つことしかできないとは……。成程、確かに気を抜きさえしなければ……どうなるという相手ではないか……?」



 まったくの無傷で佇む漢の姿に……。



「う……嘘、だろ……?」



 ただ唖然とそ絞り出すように呟くのが精一杯で、男の言葉を否定する言葉さえも出てはこないのであった。

 なぜなら、この場に集う者達は未だLVが低く(累計30未満)で、現状で使える[アーツ]も少ないのだ。

 そのなけなしの強攻撃が、まったくダメージを与えられていないのだ。

 それは唖然と(絶望も)するだろう。



「な、何なんだよ! あの……ハッパ? みたいな奴!?」



「ハッパ……? あ! もしかして……ナ○パ? 少し細身だけど……確かに似てなくもないわね……」



「ナ○パ……? ああ!? あの、野菜の星の!!」



「言われてみれば……似ているな!」



 そして、こんな風に現実逃避してしまうことも、致し方のないことであろう……。


 とはいえ、そんな『転生者』達の心情など、さしものこの漢も慮ることはなかった。

 それも当然の事。

 なぜならば、彼等彼女等は……戦争を仕掛けてきているのだから……。



「『転生者』には、この世界における死の概念がないと聞く。ならば……遠慮はいるまい! 全力でいかせてもらおう!! おぉおおおおおおおおおお……」



――ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……――


 漢の雄叫びと共に、大地が……大気が震える。

 その巨体から迸る圧力が可視化し、明滅するように瞬く闘気に眩い光が混じり始める。

 そして……。



金色王身(スパーキング)っ!!」



――ドゥオンッ――


 叫びと共に、金色が舞った。

 漢の巨体を包み込むように“シュオンッ、シュオンッ”と音を立てて噴き上がる黄金色の闘気。その姿に、知るものは皆一様に思ったことだろう。

 故に、思わず口走ってしまった彼を、愚かだと断ずることはできまい。



「な、ナ○パが……ス○パー○イヤ人に、なっぱぁあああああぁぁぁぁぁ~~~~~!?」



 そんな、駄洒落の如き叫びを残して殴り飛ばされた『転生者』が、地面と平行して宙を駆ける。そして、そのまま地に落ちることなく光の粒子となって消えていった。

 金色の残滓を残しながら流れるように迫る男に、2人、3人と、殴り、蹴り飛ばされていく『転生者』達。 


 〝一撃一殺〟


 周囲に舞う光の粒子が、金色の迸りに散らされていく。

 それは、まさに……蹂躪。

 (STR)も、速度(AGI)も、恐らく頑丈さ(VIT)も……いや、全てにおいて差があり過ぎるのだ。

 抗う余地すらも与えられぬがまま、『転生者』達は一方的に殴殺されていく。



「何だよ! 何なんだよ、あれっ!?」 「あ、あんなの、どうやって斃せっていうのよ!?」 「こんなん無理ゲ―じゃねぇか!!」



 彼等彼女等にできることは、最早この理不尽(鉄拳制裁)に対して口汚く不平を垂れることしかできないのであった。


 そんな『転生者』達の、戦意の喪失を感じ取ったのであろうか? 漢の巨体が沈み……次の瞬間には、天高く跳び上がったその身に膨大な気を練り始めたのだ。

 手の甲と掌を重ね、弓引くように捻られる巨躯。その手に眩い光が集まり、全身から紫電が迸る。



「あ、あれは! まさか……か○は○破!?」



「い、いや……違う! あの構えは!? ギャ、ギ○リ○ク砲だっ!!」



 それは、誰が見ても明らかに〝とどめ〟と感じられる……大技([アーツ])



(エヴァ)……(グラム)っ!!」



――ドゥギュウゥーーーーーーーーーーンンッ――


 唸りを上げる閃光が……。


――ズッグォオォオオオオオオォォォォォ~~~~~~~~~~ンンッ――


 『転生者』諸共に大地を貫き……打ち砕いた。



*


*


*



《『禁忌の森』境界線・北部》



「ふふふふふ、漸くお出ましのようですね?」



 水辺に沿って進軍してくる『転生者』達を眺めながら、彼女はそうひとりごつ。



「アギト様に任されましたこの場です。なんぴとたりとも……生かしては帰しませんよ!」



 “ピョコーンッ”と荒ぶるウサミミが、まるで角のように天を衝く。

 そして、僅かに身を屈めたそのしなやかな肢体が、次の瞬間……宙を舞う。



「さあ! 参りますよっ!!」



 “バイ~ン、バイイィ~ン”と弾みで弾むその豊満な乳房をも宙に舞い踊らせながら、気炎を吐く(バニーガール)が天を駆ける。


 そうして、彼等彼女等の前に……荒ぶる鬼神が、舞い降りる。

 そう……舞い降りるのであった。



*


*


*



「って……あら? わ、私の活躍は!? ちょっ、待ってくださいませ! アギト様に、私の活躍をぉおおおおおぉぉぉぉぉ~~~~~っ!!」



*


*


*



 そうして、荒ぶる鬼神の……蹂躪(八つ当たり)が、始まる。



*


*


*




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[一言] あり○れのシアとドラゴ○ボールのナッパかな?
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