log in - 70 え!? あんたって○○○○じゃないの?
「はぁ~~~~~……まったく、貴方は相変わらずですわね? 少しばかりキャラを作り過ぎなのではありませんの?」
丁寧な口調ながらも、心底呆れた声色でそう言葉を綴る声。
「ふニャァ~~~~~っ!?」
その声の主へと気勢を上げて飛びつく小柄なネコミミ……もとい、トラミミの少女。
下ろせば腰にまで届くであろう黄色い髪を後頭部で纏めた所謂ポニーテールを、本物の尻尾と同様に“ブン、ブン”と左右に振り乱し、抱きつく女性の豊満な胸元へと埋めた顔を“グリ、グリ”と擦りつけているこの羨まけしからん少女の名は、リアン。陽虎のセリアンである。
戦闘ともなれば、高速で動き回りながらその小さな体で斧槍をぶん回す。とある魔砲少女の相方? を彷彿とさせる娘である。
まあ、髪はツインではなくポニーだが……。
因みに、語尾がニヤーであるところをツッコんではいけないよ? 拗ねるから。それはもう、面倒くさいほどに拗ねるから……。
「ってぇえええええっ!? く、苦しいですわ! リアン、いい加減に落ち着きなさいな!! こう、毎度毎、どぉおおお~~~~~っ!!」
……サバ折り?
これが生身であるのなら、背中から“パキ、パキ”と骨の軋む音が響いてきそうである。
そんな海老反る苦悶に叫ぶ女性。
かつては短く刈られていた薄水色の髪は今や腰下まで伸び、男装の麗人然としていた衣服もまた180度どころか随分とマニアックなものに変わっている。明言すると……メイド服。
まあ、どちらにしても……そのお嬢様口調が合わないということに違いはないが……。
もっとも、それは本来ならこの場に存在するはずのない感想なのだ。
「だって……だって、シシリィ~~~っ!」
そう、彼女の名は、シシリィ。先の大狂乱でその命を散らした女性なのだから。
なぜ死んだはずの彼女がここにいるのか? と、お思いの方も多いだろう。詳しい説明は省くが、この一ヶ月ほどの冒険? で、拠点と呼べるものを手に入れたことが最後の鍵になったのか、とある称号スキルの効果が解放されたことにそれは起因する。
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【サモン・メイデン】
[アビリティ]
乙女精霊召喚・戦姫
※※※
乙女精霊召喚・魔姫
※※※
※※※
乙女精霊召喚・家姫 - シシリィ
[アーツ]
乙女召喚
才姫変換
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スキルを持つ称号が〈家妖精の情愛〉だということもあって、家=拠点を手に入れることが最後の解放条件になっていたのだと思われる。
もっとも、それ以外の解放条件は分からんがな……。
恐らくだが、生前強い繋がりを持った者の魂を乙女精霊とやらに転生させて……という感じなんだろうが……。これって、割と鬼畜使用だよな?
だってよ? そんなに強い絆? を持つ者が死なないと駄目だなんて狙ってできるものではないし、寧ろ狙ってやったら駄目だろう!
これ、人によってはトラウマ刻むんじゃね?
因みに、 才姫変換を使うことで、現在シシリィは戦姫・魔姫・家姫に種族? を変えることができる。
戦姫と魔姫はヴァルキュレイア・ヴァルキュレイアの後に、彼女の元の種族名である(ヴィルジナル)がつく。なのに、家姫だとヴァルキュレイア(ヴィルジナル)となるのだが……どゆこと? デフォルトがこれだからか?
「いつまでも無視してるん|じゃねぇぞゴラぁっ!!《いいだろうか?》」
『……あ?』
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