log in - 21 帰ってきた………。
後半に若干卑猥な文章?が入ります。
ご注意ください。
やばい……何か止め刺したっぽい?
orzと床に手を付き項垂れるミュレットの頭を、慰めるかのように“ナデ、ナデ”と優しく撫でているラニーちゃん。そんな二人? に慰めではなく、割と本気で俺は……。
「まあ俺にはその辺、割と問題にならないし……それ以上に【従魔】には、ある種のロマンを感じる」
と、口にした。
すると“ガバッ”と起き上がったミュレットは、目尻に溢れんばかりの涙を湛え、俺へと抱きついてきた。すると、どうだろう? 顔全体を包み込む柔らかな感触。そして、鼻腔をくすぐる甘い匂い……意識が、一瞬飛びかける。
けれど、直ぐにそれは息苦しさへと変わり……。
「むぐぅっ……むぅっ……むぅぅっ……」
「あぇ? ……アギト、さん? ふぇぇぇぇっ……ごめんなさいぃぃっ!」
慌てて俺を放した彼女は、その胸を隠すように抱きつつも、心配そうに此方を覗き込んでくる。
「あ、あぁ……なん、とか……逝かずに……すんだ、よっ……」
俺は荒い呼吸を整えながらそう答えた。
彼女の足元では、ラニーちゃんが肩口で両手の平を上向け“ヤレ、ヤレ”と呆れた様に首を振っていた。
いやね……君もさっき、結構な事を仕出かしたよね? と、そんな混沌とした中で、俺はふと当初の目的を思い出す。
「あぁっと……そろそろ社の方に行こうかねぇ」
「ふぁぇっ……そ、そうですねっ! ……け、結構話し込んじゃいましたねっ!」
若干どもりながらも、元気に答えるミュレットを見て、何とか話題を変えられた事に安堵する。
「アギトさん、もしかして……森に、出ます?」
「ああ、恐らくはな」
まあ、街から出れば外は森だし……。
「それじゃあもし【プレアの実】を見つけたら取って来て貰えないかな?」
「【プレアの実】?」
恐らく食材アイテムか何かなのだろうが、生憎俺には如何いった物なのか分からず、彼女に問い返す。
すると、ラニーちゃんが何処からともなく取り出した、一つの果実を差し出して来た。というか、今何処から出した? もしかして【家事全般】にはインベントリに類する能力でもあるのだろうか?
などと考えながらその果実へと目を向ける。
……これって……林檎?
「まあ、ついでだし、見かけたらでよければ」
と、答えた瞬間。
《『個人依頼:【プレアの実】の採集』を受けました》
……インフォが、流れた。
「アギトさん? どうかしましたか?」
「あぁ、何か『クエスト』扱いになったみたいだ。それと、素で話しても構わんぞ…と言うか先程からちょこちょこ素で話してるし」
ミュレットは俺の指摘に一瞬「はぅっ」と呻くものの、直ぐに「クエスト?」と呟き首をかしげる。
「それって転生の女神様の祝福の一つで、あたし達の頼み事とかで発生して、それを達成すると女神様から別途に報酬が貰えるという『転生者』の特権の?」
「まぁそんな感じだな」
そう答えると彼女は「いいなぁっ!」「羨ましいなぁっ!」と言いながら、俺の顔を前屈みに覗き込むようにして右へ左へ“ヒョコッ、ヒョコッ”と移動する。その豊満な胸の膨らみが、二の腕に挟み込まれて押し出され、左右に動く度に俺の目の前で“ポユンッ、ポヨンッ”と跳ね回る。
思わず掌で顔を覆い明後日の方へと首を動かした俺の仕草で、自分の痴態に気が付いたのかミュレットは慌てて飛び退こうとしてバランスを崩した。
「ふぅっ? ふぇぇぇぇっ! ちょっ! これっ! ちがっ……あうっ!」
……あれっ? これって?
襲いかかる既視感に見舞われながら、無意識にも咄嗟に彼女の体に手を回し転倒をなんとか回避する。
そして……。
“ホニュンッ”と……。
俺の手に……。
再びその感触が……。
帰ってきた……。
「ふぁぁぁぁぁんっっっ!? ア、アギトさぁぁんっ!? やめっ、やめてぇぇぇうっ! そんなぁっ……もんじゃぁっ! だめっ……だ、よぅぅっ!」
俺の意識とは関係なしにその膨らみを揉みしだくこの手は、まるで如何すればいいのかを知り尽くしているかのように彼女の胸を責め立ててゆく。
「すっ、すまない……手が勝手に……て、離れんっ!」
「そ、そんなぁ……あうぅぅっ!? あんっ、あんっ、ふあぁああぁん! これぇ……なにぃっ? すごい……よぅっ!? やだぁっ……これぇっ……いい、ようぅっ!!」
次第に追い詰められ甘い喘ぎ声を上げ始めたミュレットの姿に、真っ白になりそうな意識を何とか留めて全力でこの手の衝動に抗ってゆく。
「ふぁぁんっ……ふぁぁぁぁっ! ちがうのぅ! いいのぅ! じぶんで……するのよ、りぃっ……ぜんぜ……んぅっ! すご、い……のぉうぅっ! うあぁ……うぅ、ああぁあああぁぁ~~っ!!」
そんな赤裸々な告白に再び意識が飛びそうになるも、最後の力を振り絞ってその手の動きを制してゆく。その努力の成果は実り、俺は何とかこの手を彼女の膨らみから引き離すことに成功した。
「すまない、ミュレット」
「アギト……さぁんっ♡」
慌てて俺は謝罪の言葉を口にする。それに対して熱っぽく潤んだ眼差しを向けながら、何処か艶のある声色で彼女は俺の名前を呼ぶ。
……一瞬、脳が痺れた。
そこに、追い打ちをかけるように……。
「やめちゃあぁ……いやぁあぁっ♡」
「……な……に?」
……その蠱惑的な抗議の声を聴き、思考が完全に停止する。
そうして、止めの言葉が……告げられた。
「もっとぉおうぅっ♡」
……その甘えたおねだりを聞いた、瞬間……。
*
*
*
気が付いた時には、俺の腕の中でぐったりとしながら“ヒクンッ、ヒクンッ”と小刻みに痙攣を繰り返すミュレットのあられもない姿があった。




