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JKが神さまとか、幼馴染みが悪魔とか聞いちゃいない。  作者: 双葉
全部本気と書いてマジと読む編
6/21

ディスク6「まずは初歩から」

よぉ、これを見ているということはディスク6枚目ってことだな?

確か、授業の時間割りに絶望していたとこからだったか?

全く。あいつらの言ってることの9割も理解できないんだからな。


さて、とりあえず見てみますか。君らもついて来いよ?



魔子「どうかしたの?薫?」


「へ?あ、あぁ。いやなんでもない。」


天界?暗黒界?なにそのどっかのゲーム的世界観……

そもそも何を学んだ?


魔子「なんだか薫様子おかしいよ?まぁ昔から薫は変だけどね?えへ」


魔子はニッコリするが、正直笑ってられん……


「とにかく学園に行こう。まだわからんことがあるしさ」


早足で学園へ向けて歩く。魔子が『ちょっと早いよぉ~』とか言ってるけど無視だ。十分程歩くと学園に着く。入学式の様な教師陣はいない、正門を潜る。


魔子「1時間目は普通の授業で、国語だから。寝ちゃダメだよ?」


「わかってる、それにお前だろう寝てしまうのは」


魔子「あ、あはは。英語も寝ちゃうかなぁ」


馬鹿話をしながら教室に着くと。他のクラスメイト達は新しい教科書を見たり、友達と会話したり、普通のやりとりをしている。

俺も席に座る。新しい教科書をパラパラめくりながら周りを見渡すと


皐月「おや、薫じゃないか。同じクラスだし仲良くしよーね?」


出たな女装野郎。見た目はお姉さん見たいな姿しやがって。


「あ、あぁ。だが今朝のことがあるからな、信用できん」


皐月「もうやらないから。ね?」


一々動きがエロい。胸はないが、なんかエロい。悔しいが女だったら俺はやばかったな。


「わかったから一々近いんだってば、離れろ!」


皐月「ボクと君の中じゃないかぁ、それに。ほら、わかるかい?」


「は?何がだよ」


皐月は俺に耳打ちをする。


皐月「君が異端児だからちょっと警戒してることさ」


「異端児って、俺からしたらお前らが異端児じゃないか」


皐月「いや、君が異端児さ。この島はまた違う世界。悪魔、神。皆それぞれの卵なんだ。なのに君は両方じゃない。普通は来れない筈なはのに。謎だ・よ・ね?」


耳打ちに耐えられなくなる俺は


「だぁぁ!離れろ女装野郎っ!!」


突き飛ばすつもりだったがポニーテールをひらりとさせながら回避した。


皐月「あん!怖い怖い。あははっ」


「き、きもい!!」


声まで女だからさらにきもい!皐月と俺のやりとりを見ていた魔子が近づいてくる


魔子「なんのお話をしてるのぉ?」


皐月「やぁ、君とは初対面だね。阿久川さん?」


魔子「はいっ、確か佐々木さんでしたよね?悪魔志望だって噂で」


噂って、大学の志望校みたいな言い方じゃないか


皐月「立派な悪魔になりたいんだよ。阿久川さんのような優等生魔族にはなれないかもだけと?」


魔子「優等生だなんて、ね?」


「俺はなんも知らん。それよりもうすぐ授業だろ?座れって」


二人は返事をしてから席についた。しばらくすると担任がやってきた。1時間目は通常授業とかで普通にノートを取ったり、質問をしてきたが。2時間目になると


担任「よし、じゃあ体育館に移動だ。悪魔志望と神志望と列を作れよー」


皆ササッと列を作るが


「せ、先生。俺はどうすれば?」


知っているだろうが、俺は未だに今の状況に理解できていない。神だの悪魔だのって訳わかめ。


担任「なんだ、まだ決まってないのか?ならお前は保健室へ行け」


担任は適当に答えたあと皆を引き連れて体育館へ向かった。俺は1人廊下にポツーンと居るわけだが、こうしていても意味が無い。


「保健室ね、保健室」


歩き出して保健室へ向かった。保健室に着くと


保健の先生「ほー、今回の落ちこぼれ君は男の子か。」


「落ちこぼれってなんすか……」


入った途端これだよ。保健の先生は足を組みこちらを見てくる。


竜胆「私は保健医務の竜胆(りんどう)だ。ま、適当に座れば?」


大人のお姉さんみたいな感じだが、ズボライメージ。うん。


竜胆「さて、君も迷ってるから来たんだろ?」


「担任にここに行けと打診されたんすよ。」


竜胆「ここはまだ志望がない子が来る場所なわけさ。ま、そうじゃない奴がそこで寝ているがな?」


カーテンが閉まっているが誰かいるのはわかった。


「それで俺はどうすりゃいいんすかね?」


それとなく質問してみる。


竜胆「まぁ適当にしてなよ。本もあるし、ゲーム機あるし?」


一昔前のヤンキーの溜まり場みたいな場所だな。俺はソファにどさっと座る。テーブルにあるノートを手に取ると


カーテンの向こう側「待ちなさい、それは私のよ」


シャッ!とカーテンが開くと。ツーサイドアップの金髪で、瞳は濃い紫色で、制服のネクタイを軽くにしか締めていない女子が現れた。


竜胆「お前寝てたんじゃないのか?神城(かみじょう)


神城「誰も寝ると言って来たわけじゃないわ」


身長は157くらいか?胸はあまりない残念な―――


「いっだぁぁぁぁぁぁあ!?!」


光の速さで頭をゲンコツされた。


神城「はい今失礼な事考えたわよね?落ちこぼれ君」


ゲンコツした手をさすりながらそんなことを言う。


「てかよ、手軽しろよっ!!マジいてぇんだぞ!?」


神城「天罰よ天罰。神として当然よ」


「んだよ、お前まで頭おかしいのかよ」


つい軽く言ってしまったのが、不幸の始まりだった。


神城「はぁ?何よ今まで会ってきた奴の中で一番面白いじゃない。良いわ、教えてあげるわ!」


そいつ(神城)は俺の目の前にあるテーブルの上に乗り立ち上がり。人差し指をビシッと俺に指し。


神城「私は神城沙玖夜(かみじょうさくや)!神一族にして、神の娘よっ!あっははははは!どうよ!驚いた?」


うん、黒か。ませた餓鬼だな


「っぐはぁぁぁぁぁあ!?!」


そのまま顔面を踏んずけられた。


神城「今のが天誅ね。わかる?」


「んなこたぁわかっとるわぁ!てか靴のまま蹴りやがってブスっ!!」


神城「……///」


ぇ………何今の反応


神城「な、なんでもないわよ。リン!この落ちこぼれさっさと追い出しましょうよ!」


竜胆「そうは言われてもなぁ。志望先まだみたいだしな?」


俺は顔面をさすりながら


「いたた……それより、その神城って神なんだろ?体育館いかなくていいのかよ」


てかまて、こいつどっかで見たぞ…………


神城「は?私はアンタの一学年上だし優等生なんだから行く必要はなし」


そうか、こいつ入学式の時に壇上に上がってたやつか!忘れた奴は『未来学園』をタッチだ!………誰に説明してんだろう


「あっそうっすか………俺は村人薫、よろしく」


神城「ねぇ。リンお茶はぁ?」


無視かブス


神城「…//」


「あのさぁ。俺はどうしたらいいんすか」


竜胆「ん?あぁ、君はとりあえず………服を脱げ」


いきなりなに言ってるんだよ、変態……………

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