ディスク4「今日から君らは」
さぁ、久しぶりだな?元気だったか?
村人薫だ。ディスク3を見たから来たんだよな?
まだ見てないなら見てこいよー?ついて来れなくなるぞ?
ま、それはそうと。ついに入学式なわけで隣に座っていたのは幼なじみの阿久川魔子。可愛いのは可愛いし、頭いいしスタイル抜群。しかし天然なとこもある訳だが、
昔から何かしら不思議な雰囲気を持っている。たまに意味わからずキレるし、まぁとにかく入学式を見てみようか。
魔子「よくご両親が許してくれたね?結構反対されていたんでしょ?」
「まぁな、でも学費はこっちでバイトしながら返すっていったしな。それなら、大丈夫だってことでなんとかな。」
魔子「そーなんだ、でも一緒に通えるなら魔子は嬉しいなぁ」
ニコニコしながら正面にある教壇を見る。いよいよ入学式が始まる。教師や祝辞、理事長などの長ったらしいお経のようなお言葉が終わり。最後に生徒会会長から話があるみたいだ。
「悪いけどちょっと寝るわ」
魔子「ダメだよ寝ちゃ、怒られちゃうよ?」
俺は構わず目を瞑る。その時だった
あの金髪女「ようこそ、我が学園へ!!」
「は?」
思わず寝るのをやめて目を開ける
あの金髪女「ここに来たのはアンタ達が『神さま』になりたくてきたのよね?」
周りがざわつきだす。そりゃそうさ、意味わからない事言い出すんだから
神城「おっと、名前を言ってなかったわね。私は神城沙玖夜よ、まぁ知らない奴なんて居ないはずよね?あーっはっはっは!!」
うるさい。頭湧いてるんじゃないか?まぁそんな奴はほっとくのが一番だと思ったが。教師達は普通に聞いてるしなんだ?
神城「この未来学園は、アンタ達が思ってる楽な学園じゃない。ここは神になるか悪魔になるか。または、地獄に落とされるかを決める職業訓練?みたいな場所。ま、最初は信じないし?訳わかんないかもだけど、ちょっとずつわかるようになるわよ。あと腕にハメられた腕輪。かなり重要になってくるからがんばりなさい?あっーはっはっは!」
結局最後までわけわからん、神?悪魔?パンフレットにはそんなことは書いていなかったしそれに、なんでそんな非現実的なことに?いや、やめよ。考えるのやめよ。
考えるのをやめた俺は入学式を終えて教室へ。
魔子と同じクラスになったようだ、席は違うが。
席に着くと担任が入ってくる。
担任「ようこそ、未来学園へ。ここでは普通な授業とは別に非現実的授業もする。」
待て待て、アホな子は先生までか?どうなってんだ?てか待て、魔子もそうだが俺以外皆、普通に聞いていないか?でもさっきの入学式の時ざわついていたはずだし……
担任「どうやら、まだこの学園に入りきれてない人間がいるようだね」
そう言うと皆がこっちを見てくる。
「あ、俺?い、いやぁ、あのさ。神とか悪魔とかよくわからないんすけど」
担任「君は神や悪魔になりたいから来たのではないのかい?」
「当たり前じゃないっすか……」
な、なんだこの感じ。たこ焼きの中身にタコが入ってないのが混じってるような
担任「そうか、君はもしかしたら。いや、まぁいい。とにかく皆これからがんばれよ」
担任はそれだけを告げ、話を進めていくのだった。
放課後、寮に案内されて部屋に入る。荷物を投げ捨ててベッドへダイブ。訳がわからんことになっている、疲れてるのか?とにかく眠りにつきたい為に布団に入っていくと。
誰?「へぇ、君が異例君かぁ」
なんで女子が男子寮に?いやそれより
「あの、ここ男子寮だし二人部屋でなんで貴女がここに?」
誰?「あー、ごめん。紹介しわすれていたよ、僕は佐々木皐月って言うだ。あと男な」
は?いや、制服女ジャン、見た目も女ジャン。じゃんじゃん。
皐月「いきなりだしまぁ仕方ないよ。なんなら証拠見せようか?」
佐々木はスカートを脱ごうとする。
「まぁ待て、確かにラッキーな展開だけどダメだよ。なんかダメだよ」
佐々木「あ、そう?ならいいけど。とりあえず詳しいことはまた話すよ。宜しくね薫っ」
まさか女装好きがペアとか聞いちゃいない。