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なつ

オンナノコ同士なら、甘ったるくなきゃやってけない。



あ、既読ついた。

既読がついた瞬間に素早くバックキーを押してホームに戻る。

あいつ返信遅いからたまに心配になるんだよなぁ、

向こうは返信遅いのにすぐ既読つけちゃったら依存してるみたいで引かれそうだし。

…あたし、もしかして遊ばれてるのかな。

だって全部あたしからデートも誘ってるし向こうあんまり乗り気じゃ無さそうだし。

いっつも能天気でニコニコしてる癖に自分の興味無いことになったらとことん態度悪くなる。

まぁ、そんなところも好きなんだけどさ

あー。面倒くさい。

これだから女同士の恋愛は。


ピロン♪

「?」 亜依だ。

なになに? “うしろ向いて”…って

反射的に勢いよく振り返ると、


愛しい愛しいあたしの恋人、亜依がいた。


「亜依…!」

一週間あってなかっただけなのに

遠距離恋愛の恋人たちが再開するみたいに抱きつく。

そんなオーバーなあたしの行動に亜依が少し日焼けした顔でふわりと笑う。

「一週間ぶりー!ナツ!」

街中で女子校生同士が抱き合っているのが珍しいのか、周りの人はすれ違う度にガン見していく。

「ちょ、恥ずかしいかも…」

「…あたしも」

二人で顔を見合わせて、にやって笑った。


「こんなとこで話してると焼けちゃうしさ、どっか喫茶店とかいこーか?」

そんなに焼けてるのにまだ肌の白さにこだわってるんだ、てつっこもうとしたけど、本人は至って真面目っぽいから言うのやめた。

亜依は背が高くて爽やかな美少女という感じの女の娘だ。

すれ違う人は必ず亜依を目で追っている。

そんな人を見かける度にあたしは妬いてしまう。

やっぱり亜依は人気者だな、って。

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