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金色の九尾  作者: ブレイブ
三章asuna二部組織の暗躍
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五話

アースフィリア

クリスティ達はアリシアに呼ばれアースフィリアに訪れていた

「何の用だろうな?」

「分かりません、明日奈さんの事かもしれません」

「結局私達の前には二年間現れなかったな」

三人はそう言いながら、アリシアの部屋に向かう

クリスティ達は明日奈を救う為、様々な依頼を受けて、実力を上げてAランクになり力を付けていた

「明日奈さんは今、何をしているのでしょうか?」

「さぁな、ただあいつの心を助けてやる、それが二年前からの俺達の目標だろ?」

「そうだ、彼女の悲しみを解いてやらないとな」

三人はアリシアの部屋の前に着くと、クリスティがノックした



アリシアの部屋

部屋に入るとアリシアが椅子に座って、机の上にある資料に何か書き込んでいた

恐らくデスイーターに対抗する為に結成した組織の関する事だろう

「あら、三人ともいらっしゃい、よく来てくれたわね」

アリシアは三人に気付くと座るように促した

「それで何の用なんだ?」

「デスイーターの情報は前に伝えたわね、今回は明日奈の事がほんの少し分かったわ」

「明日奈さんは何処にいるのですか!」

鈴が勢い良く尋ねる

「明日奈は鉄の国の私達の協力者の家にいた」

「いたって事はもういないのだな?」

フォードの問いにアリシアが頷く

「えぇいないわ、その協力者の家に明日奈の魔力が残留していたの本当に薄っすらとね、しかも協力者はかなり酷い殺され方をしていたらしいわ」

「酷い殺され方ってどう言うことですか?」

鈴が質問する

「腕が斬られていて足を撃ち抜かれていたそうよ、それに頭が斬り落とされていた、その顔は思いっきり踏まれたのでしょうね、鼻が折れていたそうよ」

「酷いな」

フォードが難しい顔をする

「あの子は本当に人間を憎んでいるのね」

「明日奈さんをあんな風にしてしまったのは人間ですから、それに私達が気付いてあげていたら・・・」

「だからその分、何回拒絶されても何回も立ち向かうって決めたんだろ?」

悲しそうな顔をする鈴をクリスティが宥める

「そうだ、絶対に救ってやろう」

「私も手を貸すわ、あの子が何処にいるのか情報が必要でしょう?」

アリシアとフォードも明日奈の事を思っている

「はい、皆さんありがとうございます、皆で明日奈さんを取り戻しましょう!」

「おう!」

クリスティが大きな声で返事した



「さて、あなた達に紹介したい人がいるの、会ってくれるかしら」

「はい構いません」

アリシアが入るように言う

「入りなさい」

「はい」

部屋に入って来たのは明日奈と闘技大会の決勝を戦い打ち勝ったラーシュであった

「明日奈の事を王女様に聞いてね僕も君達の仲間になって、協力したいと思ったんだ、これからよろしくね」

「お前が仲間になってくれるなら心強い、よろしくな!」

「よろしくです」

「よろしく頼む」

三人は大きな戦力になるであろうラーシュを喜んで歓迎する

「それとあなた達にこれを渡すわ、小型魔道通信機よ、これがあればいつでも情報を伝えれるでしょう?」

「ありがとうございます!」

こうしてクリスティ達は新たな仲間と通信手段を手に入れた

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