プロローグ
二年後
組織は大規模な作戦を行わず、まだ戦力増強に勤しんでいた
「俺の組織は本当に強くなった明日奈も俺を抜いたら最強の戦力になった、そろそろ良いかもね大規模な作戦を実行しても」
明日奈はこの二年で成長し響の最高の右腕となっていた
「なぁ明日奈、君はどう思う?」
響はすぐ隣で暇そうに立っている明日奈に尋ねる
「んー?私はもっと強くなってからの方が良いと思うよ、圧倒的な力で叩き潰す方が面白そうじゃん」
明日奈の好みは力で圧倒することのようだ
「そうか、今や俺が一番信用している君がそう言うのならそうしよう」
響はそう言うと明日奈の頬に手を添える
「君はやはり、彼等と遊びたいのかい?」
「うーん、二年前はそうだったけどね、いまは正直どうでも良いや、もし私の目の前に現れたらたっぷりと痛め付けてあげるけどね」
明日奈は興味なさそうな様子だ、実際尻尾は全く揺れていない
「そうか、それで良いよ、俺としては君には依頼をこなして欲しいからね、さてと行って来ると良い」
「はいはい、今日のターゲットは鉄の国のライでしょ?リナを連れて行っても良い?」
明日奈は二年前からリナとチームを組み依頼をこなしていた、今や一番信頼できるパートナーだ
「ああ良いよ、連れて行くと良い」
「ふふふありがと、響」
明日奈はそう言うとリナの部屋に向かった




