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金色の九尾  作者: ブレイブ
三章asuna一部闇に染まる心
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三話

リナの部屋

コンコンと明日奈はノックをする

「入っても良い?」

「えぇ良いわよ」

明日奈は部屋に入る

「今日は私の仕事に着いて来るのだったわね」

「うんそうだよー」

明日奈はワクワクした様子だ

「今回の依頼は小規模のパーティが開かれるの、そのパーティに参加する一人を殺すのが目的よ」

「簡単だね」

明日奈は少し面白く無さそうだ

「誰を狙ったのか分からなくする為にその場の全員を殺すけどね」

「それなら面白そう、そう言えば依頼ってどう言うことなの?」

明日奈は首を傾げながら質問する

「私達の組織に賛同してくれてね、資金援助してくれている政治家は、この世界のあちこちにいるの、その政治家達からの依頼をこなして行くのが当面の組織の目的よ」

「ふーん、それじゃ行こ?」

明日奈は聞いたものの興味が無かったようだ



パーティ会場

夜、明日奈とリナはパーティ会場を眺めていた

「本当、隠れたパーティって感じだね」

「えぇ、多分汚い金の話をしているのでしょうね、まぁそれは依頼主も同じだろうけど」

組織はまだ資金集めの段階、もう充分な戦力が有るのだが、響はもっと強い組織を作ろうとしているのだ、だから素直に依頼を受ける

「まずは邪魔な兵隊達の排除だよね?」

「そうね、行きましょう」

二人は走り出した

兵隊はそんなに数は多くなく、明日奈が半分リナがもう半分を相手にしていた

「弱いし動きも鈍いなー」

そう言いながら、宙返りしながら兵隊の一人を斬り殺すと、次は尻尾で心臓を潰した

「ふふふ、あなた達人間はそうやって全員死んじゃえば良いんだよ」

明日奈憎しみのこもった声でそう言うと、槍をくるりと回ってかわすと男の頭を撃ち抜いた

「はーい終わりっと、楽勝だね尻尾を全部使う必要もないや」

今の明日奈は金色と銀色が一つになった為九尾だ、その実力は恐ろしいものだ

「あらもう終わったの?速いわね」

そう言うリナは巨大な扇子をしまいながら明日奈の方に向かって来た、この扇子は刃が付いており使いこなせばかなり強いだろう

「うん、弱すぎで面白くなかった、それにしてもその扇子凄いよね、後で見せてよ」

「良いわよ」

二人はそんな話をしながら会場の中に入る



大きなドアがあり、中からは音楽が聞こえる、どうやらここでパーティを行っているようだ

「ここみたいだね」

「えぇ準備はいい?」

「さっきの戦闘の時から大丈夫だよ」

そして二人は頷くとドアを開けた

中は煌びやかな装飾がなされた小さいながらも豪華な部屋で、その中心で数人の男達が何かを話し合っていた

そして突然の乱入者に男達は気付いた

「君達は誰だね?ここにはこの四人しか呼んでいない筈だ」

「確かに呼ばれてませんわ、私達はあなた方を殺しに来たのですから」

リナがそう言うと明日奈はターゲットの男以外の頭を撃ち抜いた

「ヒィィィ、何なんだね!私達が何をしたのだ」

「さぁね?私も知らないよ?」

明日奈はそう言うと男に近付き足を斬った

「痛いぃぃぃ、やめてくれ!」

「やめる?私も何回もやめてって言ったよ?でもあなた達人間はやめてくれなかったじゃない」

そう言うと次は右腕を撃ち抜く

「ぎゃァァァァ、やめてくれ!何でもする!金か?金が欲しいのか?」

「いらないよそんなの」

明日奈はそう言うと男の顔を踏み付ける

「それじゃさようなら、名前も知らないおじさん」

そう言って顔を蹴り上げると、体が宙に浮き上がった男の首を斬り落とした

「ふふふ、良くやったわ明日奈、さぁ帰りましょう」

「うん!」

明日奈とリナは帰って行った、国が異変に気付いたのは三日後、生き残りは一人もおらず、誰が殺したのかは全く分からなかった

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