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金色の九尾  作者: ブレイブ
三章asuna一部闇に染まる心
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二話

明日奈の部屋

この部屋はリナが明日奈の為に色々な家具を設置したようで、明日奈すぐに気に入っていた

「響は何を教えてくれるのかな?楽しみだなぁ」

そう言いながら暇そうにゴロゴロしている

ガチャと音とともにリナが入って来た

「明日奈ちゃんこんにちわ、あの時始めて会った時は仲間にならないって言ってたのにあっさりと仲間になってくれたのね?」

「あの時は気分じゃ無かったの、それだけだよ」

明日奈は尻尾ゆらゆらと揺らしている

「ふーん、それで響になんか教えてもらったの?」

「まだだよ?でも楽しみだなぁ、どんな事教えてくれるのかなぁ、ねぇリナさんだっけ、あなたも何か教えてくれるの?」

リナは首を振る

「いいえ、何も無いわ、でも仕事に連れて行ってあげる」

「本当?仕事ってさ何をするの?」

明日奈は仕事の内容を聞く

「そうね国の要人を殺したり組織の邪魔になる者を殺したりとかかしら」

「へぇ楽しみ、人間を殺せるんだね!」

明日奈は笑顔でそう言った



リナが出て行った後、響が部屋に入って来た

「やぁ明日奈、リナとどんな話をしていたんだい?」

「うーん?色々教えて貰ったの」

明日奈少し楽しそうに言う

「まぁ良いや、今日は人間がどれだけ愚かか教えてあげよう」

「はーい」

響が話し始める

「人間は弱き者を貶める癖が有ることは君は知っているね」

「うん、私を虐めた奴等みたいにね」

「そうだ人間はそうやって君のような者を虐げて生きているんだ」

「馬鹿みたいだね、本当に軽蔑しちゃう」

明日奈は冷たく言い放つ

「そんな愚かな人間達を生かしておいて良いと君は思うかい?」

「思わないよ、私の中の憎しみに身を任せて斬り刻んでやりたいなぁ」

そう言った明日奈の瞳はどんよりと濁っている

「良い目だ、君はもっと人間を憎むんだ、そうすればもっと君は強くなれる」

「そうだね、もっと強くなって沢山の人間を殺さなきゃね、そうしないと私の中の憎しみの炎が暴れ出しちゃいそうなんだもん」

響はそう言った明日奈の頬に触れる

「素晴らしい、明日リナの任務に一緒に行くと良い、君は新たな復讐を始めるんだ、君を虐めて君の心を壊した人間達にね」

「うん、私をこんな風にした人間達に復讐しなきゃ、ふふふ本当に楽しみ」

明日奈はそう言うと唇を歪める

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