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金色の九尾  作者: ブレイブ
二章六部アースフィリアの二尾
80/335

三話

神狐の部屋

神狐がアシュレイをボコボコにしていた

「本当!」

ドゴッ!左ストレートが顔を命中!

「何を!」

ゴン!、両手でハンマーを作ると頭頂部に一撃!

「今まで!」

足払いが見事に成功、アシュレイはずっこけた

「しておったんじゃ!」

アシュレイは倒れた

明日奈は、ハハハ、と苦笑いするしか無かった

「痛てて、十五年前に言ったろ?十五年分の依頼があるってさ」

「それでも帰って来んのはどう言う事じゃ!ずっと、ずっと心配しておったんじゃぞ!」

神狐は涙目だ

「すまんな、出来るだけ早く終わらせて、お前らとゆっくりと過ごしたかったんだ」

「ふん、抱き締めろ、それで許してやる」

「ヘイヘイ」

そう言ってアシュレイは神狐を抱き締めた

「ふふふ、良い気分じゃ」

「それにしても俺達の娘はお前に似て綺麗だな、お前がここで育てたんだろ?」

神狐は首を振る

「いや少し事情があってな、今から理由を話す」



十分後

玲狐がお茶を持ってきた後、アシュレイは隣に座った明日奈の頭を撫でながら、事情を聞いていた

「大体分かった、明日奈がここに来たのはつい最近で、お前も明日奈と離れ離れだったのか」

「そうじゃ、やっと会えたから良かったものの、大分寂しい思いをさせてしまったのじゃ」

「私別にもう、気にしてないよ」

明日奈は笑顔でそう言う

「そう言ってくれると嬉しいのぅ」

「それで明日奈の過去の話も本当か?」

アシュレイは神狐に聞く

「それも本当じゃ」

「そうか・・・」

「私大丈夫だからね?」

明日奈は両親に心配させないようにそう言う

「何か辛いことが有るのなら言えよ?俺達は親子なんだがらな?」

「うん・・・」(お母さんやお父さんには言えないよ、私をこんなに愛してくれてるんだから)




明日奈は一人、縁側に座り庭を眺めていた

「おっこんな所にいたか、なぁ明日奈お前はどんな感じで戦うんだ?」

「私?私はね剣と銃を使って戦うの」

アシュレイは明日奈の隣に座る

「そうか、明日ちょっと練習試合をやるか」

「うん!良いよ、楽しみ!」

アシュレイは嬉しそうな様子の明日奈頭を撫でると立ち上がる

「さぁ、晩飯出来たそうだ、行くぞ」

「うん、お父さん」



次の日

「よし来い!明日奈」

「行くよ!お父さん!」

明日奈は木剣を持ちアシュレイに斬りかかる、が空いた左手を掴まれ投げ飛ばされた

「あう!」

「速ぇし、力強い、だが甘いぞ」

そう言われた明日奈は立ち上がる

「痛いなぁ、でも楽しい!」

「どんどん来い!」

娘と父の試合は数時間続いた


次回から三章asuna開始です

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